ミラノ暮らし

2006年4月から2010年3月まで在ミラノ・駐在員妻でした。

ばいばいミラノ

2010-03-18 | その他
引越し前半が終わり、ほっと一息・・。
明日19日午前で終われば(終わりますように)長男の学校でお別れ会をして
土曜日に日本へ発つ。

あっという間の4年間、まだまだ旅行したりおいしいものを食べたいけれど
日本でも、楽しく健康に過ごせるように(特に子どもたちね)
夫はしばらくイタリアに残るので、家族4人になるのはしばらく先に。

そういうわけで、このブログも終了。
書けないこともたくさんあったけれど、読んでくださった方
どうもありがとう!

Arrivederci !!



ついに完成!

2010-03-17 | ミラノのイベント
ついに完成したテンペラ画
定期的に日本領事館で展示されているが、今回は3月31日まで。

これが私の作品

見に行けば、私が誰だか分かる!とカミングアウト
思えば、長いつきあいだったこの作品。約2年ですわ

ラファエロの「子椅子の聖母」にしたのは、学生時代に美術の教科書で
彼の作品にうっとりしたから。
マリアの優しい表情に赤ちゃんイエスのむっちむち手足がなんともいえない。

これは、フィレンツェのピッティ宮にあるので
帰国前に20年ぶりに再会したかったのだけど
結局行けずじまい・・

次回(ってあるのか?)は、こことサンマルコ美術館へ行くことが目標かな。

ロンドンまとめ

2010-03-15 | ロンドン旅行
なんとか雪のピークもすぎて、ひと安心。
最終日は、自然史博物館となりの科学博物館へ。
理由?モチロン勉強するため・・いやタダだから(こればっかやね~
それに雪で寒いし、本当はターナーの絵を見に行きたかったけれど
子どもにとっては、絵より体験型施設アリの博物館がいいよね。

せっかくの最終日、子どもは夫に任せ、私は近くのセルフリッジのグルメ館で
ぶらぶら・・。写真とりたいぐらいのデザートにうっとり
何だかイギリスの「食」のイメージがずいぶんアップしたなあ。
お次はマークス&スペンサーでぶらぶら。こちらはぐっと庶民的で
スコーンやビスケット類を買った。
ジャムも欲しかったけれどイマイチ。ハロッズでお値打ちのものを買っておけば
よかったと後悔。だって3つセットで約1キロは重いからあきらめたのよね。

で、博物館で家族と合流して、ランチもそこでお手軽に。
サンドイッチなどの軽食からビュッフェタイプのものまで充実。
ホント、これでタダ(入場料ね)なんて信じられないくらい、味もまずまず。
なんと家族連れの多いことおおいこと!
そりゃみんな来るよね~。

そして、荷物を取りにホテルへ夫と子ども、私はオイスターカードを換金するため
ベーカーストリート駅へ。
職員は黒人ひとり。(そういえば、バス運転手も黒人ばかりだったっけ)
「3枚換金するなら、30分かかるよ」
「え!?」(イタリアじゃあるまいし←心の叫び)
1枚でも換金してほしかったので、とりあえずお願いすることに。

1枚あたり3ポンド返金・・・はウレシイがおもいっきり小銭じゃらじゃら
いちいち数えるのも面倒なくらい、10やら20セントばかりで
「1ポンド3枚にしてよ!」さっと英語がでてこない
イギリス人は「小銭をごまかさない」と信じるしかない。

しかもそのうち、窓口は込みだした。
券売機3台もあるのに、故障か?
私ひとりに、約15分(でよかったが長く感じたね
背中に冷たい視線が突き刺さる。
私がイタリア人なら、「私の責任じゃないわよ」と言うところだろうが
小銭でパンパンになった財布を急いでバッグに入れてそそくさと退散。
早速、水1本を小銭じゃらじゃらで買うと、「これはアメリカの小銭だよ。」と店員。
ま、1枚だけだったのでヨシとするか

空港バス乗り場で、家族と合流。
「もう、バス行っちゃったよ。おそいじゃん」と非難ゴーゴー。
「へえ、なんとか雪でも時間通りに来たんだねえ」と感心する私。
だってイタリアじゃ遅れるのが常識だもんで

空港では、思いがけずショップが充実。
しょぼいマイナーの空港だから期待してなかったんだけどさすがロンドン
せっせと小銭を使って、でもお札が残ったのでユーロに換金。
小銭も換金できてラッキー♪でもやっぱり空港レートは悪かった。

飛行機は、時間どおり出発。
おくれてもよかったのに・・だってお店いっぱいあって楽しめそうだったから。

雪と寒さにメゲず、なんとか無事にのりきったロンドン旅行でしたわ。

ロンドンその4

2010-03-13 | ロンドン旅行
中華でおなかを満たし、いざ自然史博物館へ!
ここは、恐竜の骨格標本などで子連れに人気とか。

そして大人にも・・だってタダだもん

子ども(も大人も?)向けボタンを押す体験コーナーがあり
見所はたくさんあるので、適当にスルー。
すると、「神戸スーパーマーケット」とな??
なんともレトロな駄菓子やっぽい店構えが。モチロン本物の店ではない。
なんとそこは、地震体験コーナーだった。
震度いくつかで、足元が横揺れするしくみ。
かといって、商品棚からモノが落ちてくるはずもないが、白黒モニター付きで
まさにその「瞬間」を映しだしていた。

ふと、長男の妊娠中を思い出した。
当時、ドイツに駐在していたのだが、言葉の分からぬニュースで
犠牲者の数がどんどん増えていくのを見てウルウルしてたっけ・・
長男に、地震で崩壊した町をとったモニターを示しながら説明すると
「ふ~ん・・」とそっけない。
そりゃ経験したことがナイだけにもっともな反応だけど。

翌日は、まだバスのチケットが有効なのでそれを使ってトラファルガー広場まで。
寒くなったら、これまた無料のナショナルギャラリーに駆け込もう(タダだし♪)と
企んでいたのだが、子どもふたりは凍った噴水の氷遊びに夢中。
昨日に続き、ニットの手袋で雪や氷に触れる次男。
当然、すぐに手袋は濡れて冷たくなり、泣きをみる。
「だから、昨日からさわるなって言ってるでしょっ!!さわるなら手袋はずして
 手で遊びなさい!」
と、寒波のロンドンよりず~っと冷たい鬼母である。
が、こんな私にも負けない次男
「だって、お母さんがスキー用手袋を持ってこないから・・」
          


さ、お次はコベントガーデンにある交通博物館まで、また観光バスにて。

ここは、有料だけど大人も楽しめるしシャレたミュージアムショップまである。
「入場料は8ポンドですが、寄付していただけると10ポンドです。」
なんて笑顔でにっこり受付の人に言われ、断れるワケがない。
ま、子どもはタダだしもちろん10ポンドお支払いしましたとも♪

なんともレトロな電車・2階建てバス・タクシー・馬車までずらりとある。

産業革命時に発展したわけだなあ、とマニアでなくともしみじみしている
夫と私をヨソに、子どもふたりはスタンプラリーに夢中。
せっかく来たんだからさあ、あのバス(電車も)にちょっと乗ろうよ~と
誘い、意外とクッション付きで乗り心地はいい。

そういえば、あの1日観光バスはプラスチックのイスだから冷えたんだなと
妙に納得したのでした。






最後の料理教室

2010-03-12 | 料理
すずめさんのお宅へ最後のレッスンに出かけた。
メニューは「とろけるチョコレート」と「アップルクランブル」
おまけにお手製のアイスクリームも添えられて、おいしくいただいた。

いつもお昼を用意してくださり、今回はチキンのココナッツクリーム煮

隠し味にショウガがきいていて、胃腸カゼで胃がもたれていた私には
とてもやさしいお味。

もっちろん、少しぐらい体調が悪くても、ドルチェはさらりといただきましたとも!
イタリアの激甘デザートに慣れつつある自分がコワイけれど
やっぱり日本のものは、ほっとできる優しい甘さがとても心地いい。

アップルクランブルはさくさくっとした生地にしっとりりんごがとても合う。

さらに、アップルクランブル・タルトをいただいた。
子どもにはアイスを沿えて、大人にはカスタードを添えていただくそうだ。

チョコレートは、フォークを入れるととろ~りとな。

濃厚なお味に大人向きかも。
チョコレートの下はアングレーズ・ソース
このソースとあわせると、チョコのまったり感を軽くしてくれる。
ちなみに、ソースに小麦粉を加えるとカスタードクリームになるそうだ。

帰国まであとわずか。ミラノで作るのはシンドイかなあ。
でも、疲れたときは甘いものが食べたくなるし、がんばってみるかな。

トリノ

2010-03-11 | その他
トリノには何度も行っている。

今回は、夫の同僚のお誘いもあり、2度目の観光がてら
イーイタリーとチョコフェスタが目的。

金曜日夕方の電車で約2時間でトリノ着。
駅近くのホテルで夫を待ち、レストランで夫の同僚家族とディナー。
意外や意外、ピエモンテ州トリノで海の幸にめぐり合えるとは
ど~んと、生カキ8個も食べちゃったわぁァ
子どもたちも、ぜいたくながら、1個ずつ食べさせてみると
イマイチな反応。ま、子どもが好きになってはいけないでしょう

翌日は、エジプト美術館へ。
ここは、カイロに次ぐ遺跡の宝庫だそうで、一見の価値アリ
ピラミッドに見に行く人も行った人も行くべし!

そして、毎年3月に開催されるというチョコフェスタ。

チョコレートは、スイスではなくトリノが発祥地?とか。
ミラノで見かけないメーカーがずらりと並んでいて、試食コーナー充実!
前夜の食べすぎで、食欲はないと思いつつ、甘いものはやはり別腹

初めてトリノへ行ったときは、長男がDSをすられて印象悪かったけれど
今回は、おいしいものをたくさん食べて、エジプト博物館へも行って満喫




学用品

2010-03-10 | 学校・幼稚園
次男の学校では、鉛筆ではなく「消せる」青い(赤や緑も)ボールペンを使うことは
以前にもブログで書いた。

で、鉛筆ではなく、ペンがすぐなくなるので学校近くの文房具店で買うことに。
そういえば、「学校の近くには文房具店が多い」のはイタリアだからかな?
すぐに買えるのは何かとありがたい。

ふとペンを見ると日本製・・・な~んだ、日本にもあったんだね
消しゴムで消えるボールペン。なんたって専業主婦歴17年だし。
でも、社会人の夫も知らなかったんだけどネ。

教科書には「透明カバーを付けるように」とのこと。(別になくてもねェ)
もうひとつ、不思議なのは「ノートカバー」
なんでノートに必要なワケ??
それも丈夫なビニール製だから、せっかく次男お気に入りの表紙でも見えないから
意味ないじゃん。

ちなみに、青はイタリア語、白はイタリア語文法、赤は算数
オレンジは幾何学(図形)

で、ノートの中身はこれ

算数もイタリア語もイラストが多い(おかげで色鉛筆はすぐ短くなる)
まだ低学年だから?
ま、絵を描くのが好きな次男にとっては、息抜きになっていいか。
そんな時間あるなら、勉強しろ~とは言いませんです、はい

ロンドンその3

2010-03-08 | ロンドン旅行
6日朝、部屋のカーテンを開けると、外は雪
ロンドンでも雪が降るんだ~なんて、のんきにかまえていられない。
昨年12月後半のミラノでの大雪をふと思い出すとイヤな予感が・・。
「8日にミラノに帰れるだろうか・・」

まだ2日あるし、くよくよしたって仕方ない。
ミュージカル鑑賞(ホテル着夜11時)の翌日なので、ダラダラ朝は寝起きが
よくないのはなぜか私だけ・・。
な~んでみんなそんなに早く起きれるワケ~??

雪にもメゲず、傘をさしてベーカーストリート駅近くへ
ロンドン市内観光バスに乗るためね。


雪がやまず、寒さもあってず~~っと日本語案内のイヤホンをつけて
バスに乗る続けること約2時間あまり。
さすがに長い・・寒い・・冷える・・腰にカイロをはって正解。
冬の旅行にカイロは欠かせないや。

このバス、1・2月は家族割引2日間有効で40ポンドなり♪
テムズ河クルーズや無料ウオーキングツアーもついているので
かなりお値打ち。

目的地のハロッズ・・いや子連れなんで近くの自然史博物館に行く前にバスを降りて
腹ごしらえに日本のラーメンを・・・え!?閉店してるじゃん
とほほ、しかたなくそのお隣の上品な中華レストランへ直行。
もう身体は冷え切っていたし、とにかく温かいスープ類が食べたかった。
ハロッズの近くで、上品かつ高級な中華料理とあって
やさしいお味だがお財布にはキビシイものが・・。
でも、冷えたカラダに温かなコーンスープとジャスミンティー・・
それにおまけのお姉さん(店員)のサービスはたまらなくよかった



アルバム

2010-03-04 | 学校・幼稚園
次男が、アルバムを学校でもらってきた。

帰国するので、メッセージと写真付のアルバムね。

その内容は、イタリア人お決まりのフレーズ
Ti voglio tanto bene(大好きだよ)
Mi mancherai tanto(いなくなるとすごく寂しくなるよ)
男の子も女の子もいっぱいいっぱい書いてあった。
「どうして行っちゃうの?私のお誕生会に来れないじゃないの!」なんて文句まで

なんと、私にまで1人ずつお花の絵をプレゼント。
先生や大人に対しても、ファーストネームで呼ぶイタリアなので
もちろん「呼び捨て」ですわ(おばちゃん、よりマシ?)
「どうして(次男を)連れていっちゃうの?」にぐっときて
「もっとキミのこと知りたいなあ」にどきっとしたり・・。

先生からも、「必要なときには、いつでも私たちが近くにいるのよ」

長男が日本の学校から転校してくるときも、寄せ書き色紙もらったっけ。
お別れ会に、次男を抱っこして参加させてもらった。

どれもだいじな宝物。(長男の卒業アルバムもね)
ちゃんと日本まで持って帰るよ。





ロンドンその2

2010-03-01 | ロンドン旅行
5日夜7時半から、ミュージカル「ライオンキング」を予約済み。
ミュージカルなんて、20代の頃にロンドンで見て以来。
子どもたちが気に入ってくれますように・・

午前中は、夫の希望で大英博物館へ。モダンなホールにびっくり

こちらも、ミュージカル同様20数年ぶり。
覚えていることといえば、入り口に入ったとたんにど~んと
ロゼッタストーンがあったこと。
そして右側階段下に、蔵書コーナーがあって
ビートルズ自筆のHelp!の原稿があり、筆記体だったけどあまりの読みやすさに
つい歌っちゃったっけな~。

残念ながら、蔵書コーナーは新しく大英図書館ができて移動したため
再会できず(歌えず)・・・残念。

ミュージアムショップやカフェなどの軽食コーナーも充実していた。
「持ち込みランチ」していた家族もチラホラ。さすがにゴミ箱はナイ。
これで「入場料タダ」とはイギリス政府の太っ腹に感服。

前回は気づかなかったけど、ここの目玉はロゼッタストーンやエジプトのミイラだけでなく
アテネからぶんどってきた(とギリシャは思っているらしい)パルテノン神殿の
彫刻品がずらりとある。
で、「見に行ったんだよ~4年前の冬に。覚えてる?」と子どもに説明。
モチロン忘れてましたとも。そういうものだわね・・。

イギリスの小学生たちが、熱心にスケッチしたり先生の説明をきちんと
聞いていたことに感心。だって、イタリア人の遠足団体さんウルサイからねェ

そして、ミュージカル観賞。

夜7時半(イタリア時間夜8時半)開始10時15分終了なので
途中少しウトウトしていた子どもたちだけど
楽しんでくれてホッ。休憩タイムのアイス(イタリアのアイスには
負けるわね、やっぱり)もきいたネ
日本語版の映画ライオンキングを見せてあげないと・・。