Cinnamon Cafe

コーヒーがあれば。いろいろと日々のことを書きます。

「手を動かすといいことが待っていた」

2007-11-26 21:44:46 | デザイン

銀座のG8で「葛西薫 1968」を観ました。
1968は、葛西さんがグラフィックデザイナーを目指して上京した年で、40年にわたる足跡を辿る貴重な
展覧会でした。
上京して最初は、印刷会社でチラシなどを作りながらデザイナーへの道を模索していたそうです。
作品を見ていて、やはりこの方はデザイナーになったことで人生が開けたのだと思いました。
サンアドへ就職されてからは華々しい活躍が続いていますが、一つ一つの仕事を丁寧にされてきた方だから
きっとチャンスを手に出来たのだと、そう感じさせてくれる作品ばかりでした。

「手を動かすといいことが待っていた」

私も頭だけ使うよりもやはり、手を使う作業がそういえば好きだなぁ、と葛西さんの言葉を見て思い出し
ました。そして同じことを続けてきた人というのは、やはりすごいなぁと思います。

歴代のサントリーウーロン茶CMのファイルが閲覧できて、ラフ案ややりとりされたFAXなども手に取ることが
でき、こんな貴重な資料をと思いながら、葛西さんの温かい人柄を感じることができました。
原稿用紙に丁寧に書かれた「中性脂肪に告ぐ」の自筆文章も、出稿媒体によって少しづつ変えていたり、一字一
字、日本語をとても大切にされているところにもプロの仕事を見させてもらえました。

G8ともう1カ所でも開催されていて、夜の銀座の街を目にしながら足早で向かいました。
この広告もそうだったのかぁ、と過去の作品をじっくりと見ながら感慨深い時間を過ごしました。
「united arrows」や「虎屋」の広告、映画「風花」のフライヤーなども置かれていました。

記念に冊子を購入しました。
葛西さんのヒストリー本と言える一冊だと思います。生い立ちのことから今日に至る広告の仕事のことまでとて
も丁寧に書かれていて、非常に興味深い内容です。

広告の世界に少々嫌気を感じていた自分だったので、この展覧会はとても意義があったと思います。

朝食は自らキッチンに立たれて、奥様、お母さまの分も作られるという葛西さん、日常生活も大切にされている
そうです。

素敵な溜息

2007-11-24 22:21:16 | デザイン

サプライズなプレゼントをいただきました。
桐島かれんさんが写っているポストカード。もちろん、撮っているのは旦那さんであり
写真家の上田義彦氏。「素敵~」と溜め息が出てしまいます。

Bさん、ありがとうね☆

アートと資生堂

2007-11-23 21:43:12 | デザイン

世田谷美術館で開催された、資生堂展へ行ってきました。
資生堂2代目社長、福原信三氏の足跡が展示されていて、今の資生堂があるのも福原氏の功績によるもの
としみじみ思いました。戦前から外国へ留学して西洋の芸術に触れ、資生堂を芸術産業としての地位を
不動のものにした福原氏。先見の目があり、社長自らが一芸術家であったということにまた感銘を受け
ました。パリで撮った写真の数々も、とても印象的でした。

当時の化粧品や香水瓶、ポスターも沢山展示されていて、時代の変遷を垣間見ることができたと思い
ます。昔に比べて、現代はモデルとなる女性も強く、たくましい感じがします。

パンフレット一つにしても美的センスが感じられ、「美」を大切にした福原氏の心意気がここでも感じ
ることができました。「若返り入浴法」と書かれたパンフが気になり、内容も見られたらよかったのに
とちょっぴり残念でした。

資生堂の広告に貢献した山名文夫さんの作品、山名さんの成城のアトリエを再現したスペースも観られて
見応えのある企画展でした。

私は資生堂の化粧品というよりは、ハンドソープとかヘアケア製品などでお世話になっています。
椿のロゴはとてもグラフィカルで好きです。やはり何か私には刺激となるものがいつもあって、CMや
広告も、これからもずっと見ていきたいと思います。

☆☆☆

2007-11-08 20:38:01 | コソコソ

人のために何かできるって、いいなと思いました。
ちょっとしたことだけど、今日はそれができたので後は良しとしよう☆

ジュウガツザクラ

2007-11-06 20:16:12 | 散歩

砧公園で見かけた「ジュウガツザクラ」。
秋の桜といえば、コスモスだけかと思っていましたが
秋に咲く桜もあるのですね。
花弁の色がピンクで、とてもやさしい雰囲気でした。