BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

スマホ脳

2021-01-15 | 日々新た

スマホ脳、スマートフォンとスマホ、確かにスマートホンとは言わないか。しかし、テレフォンではないなぁ。
早速に、次の記事がある。

https://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/20161001_1.html
放送現場の疑問・視聴者の疑問公開:2016年10月1日
Q カタカナ表記する場合、「スマートホン」でしょうか、「スマートフォン」でしょうか。省略する場合はどう表記すればよいですか。
A 一般的な発音・表記から、「スマートフォン」、「スマホ」です。
>原音[fæ][fi][fe][fo]が含まれる外来語の場合、発音と表記を一致させることを前提に、NHKでは次のようにしています。
①原則として、「ファ・フィ・フェ・フォ」と発音し、表記する。
なお、「ファ・フィ・フェ・フォ」の発音は、原音のような歯と唇を使った発音ではなく、両唇を使った日本語としての発音で差し支えない。
②慣用により[ハ・ヒ・ヘ・ホ]と発音することが一般的と考えられる語は、「ハ・ヒ・ヘ・ホ」と書く。
*『NHKことばのハンドブック第2版』(NHK出版・平17(最新版は14刷))の記述内容をまとめなおしたもの
質問にある「smartphone」は、①のとおり「スマートフォン」と発音・表記します。新しく使われるようになった語であり、②のように「慣用が定着している」とは言えません。携帯電話会社の広告や、一般の人たちの発音・表記でも、「スマートフォン」が多く使われています。
一方、「telephone」「earphone」「interphone」「headphone」などは、「ホン」で発音・表記することにしています。これは②の原則によるものです。
>国語辞典を見ると、「~フォ」で終わる語はほとんどありません。また、「スマフォン」と同じ「2拍+フォン」は、「テレフォン」「サイフォン」などいくつか考えられますが、いずれも「テレホン」「サイホン」と「ゆれ」が生じている語ばかりです。頻繁に使われる語であるため、「スマフォ」「スマフォン」よりも発音がしやすい「スマホ」で定着したということではないでしょうか。  メディア研究部・放送用語 山下洋子

さて、スマホ脳である。どんな脳か。
・わたしたち現代人は、10分に1回スマホを手に取っている。触る回数は1日平均2600回に及ぶ。
・1日2時間を超えるスクリーンタイムはうつのリスクを高める。そして現代人のスクリーンタイムは1日平均4時間に達している。
・スマホと睡眠障害の関係も報告されている。いまや先進諸国で睡眠障害で医者を訪れる人は9人に1人に及んでおり、スマホの影響は否定できない。
・大企業は脳科学者を雇用してアプリ開発を行っている。スマホの依存性は、最先端の脳科学研究に基づき、アプリが脳に快楽物質を放出する〈報酬系〉の仕組みを利用して開発されているからなのだ。
・10代の若者の2割はスマホに1日7時間を費やしている。このまま若者がSNSを使えば、80年の人生では5年はスマホに使うことになるだろう。
・学習現場では、スマホを傍らに置くだけで学習効果、記憶力、集中力が低下するという実験結果が報告されている。
ここに挙げたのは本書で紹介している事実のごく一部


と、紹介がある。読んでみよう。
ただ、デジタル機器の使いよう、デジタル機器は別脳になるパソコンのメモリにある。
パソコン世代とデジタル世代のあとに、みれにあむ世代が来ている。
よく切れるようになった鋏の使いようというべきか。


https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000047877.html
誰もが「スマホ脳」になっている……ユーザーが知らない恐るべき影響とは? 世界的ベストセラーが日本上陸!
 なぜスティーブ・ジョブズはわが子にiPadを与えなかったのか? 教育大国スウェーデン発、衝撃の書『スマホ脳』がついに日本発売!最新の脳科学研究が明らかにする、恐るべき真実。
株式会社新潮社2020年11月18日
>2019年、1冊の本がスウェーデンで刊行されました。『スマホ脳』――著者の精神科医、アンデシュ・ハンセン氏は、ノーベル賞選定で知られる名門カロリンスカ医科大学を卒業後、ストックホルム商科大学にて経営学修士(MBA)を取得したという異色の経歴の持ち主。前作『一流の頭脳』は世界的ベストセラーとなりました。
続く本作『スマホ脳』は、脳科学的見地からスマホが脳に与える恐ろしい影響に警鐘を鳴らした1冊です。発売直後に国内でベストセラーとなり、42週にわたってベスト20にランクイン、世界13ヶ国に版権が売れました。中でも衝撃を受けたのは教育大国として知られるスウェーデンの教育界でしょう。学校からの著者への講演依頼が急増、彼の提案する改善メソッドを現場に取り入れる学校が日に日に増えていきました。


スマホ脳 (新潮新書) (Japanese) Paperback Shinsho – November 18, 2020
by アンデシュ・ハンセン (著), 久山 葉子 (翻訳)

スティーブ・ジョブズはわが子にiPadを与えなかった!?
うつ、睡眠障害、学力低下、依存症……最新の研究結果があぶり出す恐るべき真実。
教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラー、日本上陸。
著者プロフィール
1974年生まれ。スウェーデン・ストックホルム出身。前作『一流の頭脳』が人口1000万人のスウェーデンで60万部の大ベストセラーとなり、世界的人気を得た精神科医。名門カロリンスカ医科大学で医学を学び、ストックホルム商科大学でMBA(経営学修士)を取得。
https://www.shinchosha.co.jp/book/610882/
目次 
まえがき
コロナに寄せて――新しいまえがき
第1章 人類はスマホなしで歴史を作ってきた
人類が現代に適応できない理由/人間は現代社会に適応するようには進化していない/感情があるのは生存のための戦略/決断を下すとき、私たちを支配するのは感情/ネガティブな感情が最優先
第2章 ストレス、恐怖、うつには役目がある
ストレスのシステムが作られた過程/扁桃体――人体の火災報知器/すぐに作動する扁桃体/不安――起きるかもしれないという脅威/不合理な不安さえも合理的/うつは天然の防護服か?/長期にわたるストレスの代償/うつ症状――感染への防御?/感情を言葉で表せることが大事/警告フラグ/必ずしも「いちばん強いものが生き残る」わけではない
第3章 スマホは私たちの最新のドラッグである
ドーパミンの役割/脳は常に新しいもの好き/「かもしれない」が大好きな脳/「もしかしたら」がスマホを欲させる/報酬中枢を煽るSNS/シリコンバレーは罪悪感でいっぱい/IT企業トップは子供にスマホを与えない/デジタルのメリーゴーラウンドにぐるぐる回されてしまうのは簡単だ
第4章 集中力こそ現代社会の貴重品
マルチタスクの代償/脳は働きが悪いときほど自分をほめる/かぎりある作業記憶/サイレントモードでもスマホは私たちの邪魔をする/リンクがあるだけで気が散る/私たちはさらに気が散るように訓練を重ねる/手書きメモはPCに勝る/長期記憶を作るには集中が必要/脳は近道が大好き/グーグル効果――情報が記憶に入らない/周囲への無関心
第5章 スクリーンがメンタルヘルスや睡眠に与える影響
過小評価されている睡眠/私たちはなぜ眠るのか/ストレス――それにスクリーン――が眠りを妨げる/ブルーライトの闇/電子書籍vs「普通の」本/感じやすさは人それぞれ
第6章 SNS――現代最強の「インフルエンサー」
人間の脳は悪い噂が大好き/ゆりかごから墓場までの社交性/人生の数年がフェイスブックに吸い取られる/私たちは自分のことを話したい/SNSを使うほど孤独に/社会的地位は精神の健康のために重要/デジタルな嫉妬/フェイスブックが人生の満足度を下げる/SNSは様々な方向から私たちに影響を与える/SNSが女子に自信を失わせる/他人は自己を映す鏡/では、SNSが私たちの共感力を殺すのか?/あなたの注目を支配しているのは誰?/デジタル軍拡競争/どんな商品が欲しいのか、決めるのは私たち/「自分たちvsあいつら」の血塗られた歴史/フェイクニュースが広まるメカニズム/そろそろデジタル・デトックスを
第7章 バカになっていく子供たち
子供のスマホ依存/アルコールは禁止するのに/幼児には向かないタブレット学習/報酬を我慢できなくなる/学校でのスマホ――敵か味方か?/スマホ追放で成績アップ/若者はどんどん眠れなくなっている/若者の精神不調が急増している/長期調査の結果も同じ/インターネットを携帯できるようになった時代/精神状態vs依存/スクリーンタイムの概念
第8章 運動というスマートな対抗策
情報のTsunami/少しの運動でも効果的/では、なぜ集中力が増すのか/子供でも大人でも、運動がストレスを予防する/ストレスに対する心のエアバッグ/ますます運動量が減っている/すべての運動に効果がある
第9章 脳はスマホに適応するのか?
私たちのIQは下がっている/タクシー運転手の脳が変化した理由/「鉄道酔い」と「デジタル酔い」の決定的違い/研究が追いつかない!/私たちは何を失いかけているのか/人間はまだ進化するのか/心の不調を軽くみてはならない/人間は幸せな生き物ではない/テクノロジーで退化しないために
第10章 おわりに
デジタル時代のアドバイス
コラム 適度なストレスにさらされよう/人前で喋る恐怖/不安は人間特有のもの/どんな人がスマホ依存症になるのか/マルチタスクによって間違った場所に入る記憶/スマホでうつになる?/スクリーンは食欲にまで影響する?/一生のうちに何人と知り合えるのか/手薄になる自己検閲/何にいちばん嫉妬する?/なぜ前頭葉は最後に成熟するのか/私たちはひどい体型!
謝辞
人生のバイブルに――訳者あとがき

https://toyokeizai.net/articles/-/394337?page=2
ジョブズが子供の「iPad使用」に慎重だったワケ
IT企業のトップたちは複雑な感情を抱いている
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2020/12/27



最新研究が明らかにした衝撃の事実 スマホが脳を「破壊」する (集英社新書) Kindle Edition
by 川島隆太 (著)
>最新の研究成果が明らかにしたのは、「スマホを使うと脳の発達が止まる」という驚愕の事実だった!
2018年に刊行された『スマホが学力を破壊する』は、仙台市で実施された大規模調査の結果を基に、スマホの使用時間に応じて子ども達の学力が低下しているという事実を提示して大きな話題を呼んだ。
また、アプリの使用状況と学力の関係についても分析をし、特定のアプリが成績に著しい悪影響を与えていること、使用アプリの数が多いほど子ども達は学習に集中できておらず、脳のリソースが削がれてしまっていることなども明らかにした。
それでは、スマホを長時間使用したことで成績が低下してしまった子ども達の脳には、いったい何が起こっているのだろうか?
本書では、このような疑問に基づいて行われた新たな調査の結果を踏まえ、『スマホが学力を破壊する』刊行以降に判明した事実についてまとめた一冊である。
結論から言えば、スマホの過度の使用は単に学力を低下させるだけではなく、子ども達の脳の発達そのものを阻害し、器質的な変化を生じさせていることがわかった。しかも、子どもだけでなく大人達の脳にも深刻な影響を及ぼしていることが推測されるのだ。
スマホ使用の知られざる真のリスクとはいったい何なのか。そして、我々は今後、どのようにスマホと付き合っていけば良いのか。本書はこれらの問題を考える上での必読書だと言えるだろう。



https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4249/index.html
2019年2月19日(火)
“スマホ脳過労” 記憶力や意欲が低下!?

生活に欠かせないスマホが脳科学の世界で物議を醸している。スマホに依存すると30~50代の働き盛りでも、もの忘れが激しくなり判断力や意欲も低下するというのだ。患者の脳では前頭葉の血流が減少。スマホから文字や映像などの膨大な情報が絶えず流入し続け、情報処理が追いつかなくなると見られている。「スマホによる脳過労」「オーバーフロー脳」などと呼ぶ脳神経外科医も現れ、脳の異常は一時的なのか、認知症の初期症状なのか、議論が始まっている。また東北大学は、スマホの使用時間が長い子どもの大脳に発達の遅れが見られると発表。一部自治体は子どものスマホ規制に動き出した。こうしたなか注目されるのが「デジタル・デトックス」の試みだ。リゾート会社はスマホを手放して自然を無心で味わう滞在を提案。スマホメーカーも一定時間を超えるとアプリを使用できなくする機能を開発した。明らかになりつつあるスマホのリスクと対策。その最前線を伝える。

出演者
枝川義邦さん (早稲田大学教授)
武田真一・田中泉 (キャスター)


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