日曜日は家族皆で、小学校で行われる防災訓練に出かけた。
朝10時30から開催されるため、寝坊助のこどもっち(特にいっくん)を起こすのは骨が折れる・・・
何とか時間に間に合うように家を出て、市長さんたちのお話を聞く。
退屈し始めた子供達が喧嘩を始める頃、ようやく消防隊員さんたちによる講習が始まった。
人数が多い為、何班かに分かれて説明を受ける。
一番に説明を受けたのは、けが人などを運ぶときの方法である。
毛布と竹竿で作れるタンカで、針も糸も(?)使わずに、大人がのっても大丈夫なしっかりとしたタンカが出来上がるから不思議である。
毛布の摩擦を利用する独特のたたみ方で、私達家族も体験させてもらった。
どうしてもこれらの道具がそろわない場合は、毛布に直接けが人をくるみ一か所を持って引っ張る方法など、色々な方法を教えてもらえた。
次に移動した場所では止血方法や、喉に物を詰めた場合の対処法などを教わった。
また、骨折した場合にどのような対処をするかなど、為になる内容がいっぱい。
腕を骨折した場合は雑誌などでくるんで、ビニール袋で腕をつる、足の場合は傘で添え木をし、指などはものさし、と身近なもので対処できるので、覚えているととってもいいかも。
昔は喉に物が詰まったら、指でかきだしたり掃除機で吸っていたらしいが、指でかきだすと喉を傷つける恐れがあり、掃除機だと舌を吸い込んで大出血したケースもあるというから恐ろしい・・・
今はそんな危ない方法は取らず、ハイムリック法(後ろからかかえておへその10センチほど上を圧迫する)や、肩甲骨と肩甲骨の間を勢いよく叩く方法などが主流らしい。
救命方法も日々進化しているみたいである。
次に説明を受けたのは消火器について。
消火器の噴霧時間はせいぜい13秒。
パニックに陥らないとも限らないのに、そんな短い間に火を消すなんて無理・・・
だからまず、第一声『火事だー!!!』と叫んでから消火器で消火に向かう。
そしてやじ馬の一人の目を見つめて『消防に電話してください!』とお願い。
ま、つまり冷静に対処しろ、ってことなんだよね。
うーん、難しい・・・
子供達も私も実際の消火器とは違う、水の入った消火器でパイロンに向かって噴射する。
本物の代わりに水が入っていたこともありかなり重い!!
皆でよちよちしながら必死で消火。
適度に体も動かして11時30になるころ、お土産の配布と豚汁の配給となった。
お土産には水とアルファ化米を頂いた。
豚汁のいい匂いが漂い、子供達もワクワク。
いつも声をかけてくれるご近所さんも参加していたため、その方に誘導してもらって子供達はテントの下で豚汁をいただく事が出来た。
すぐにひっくり返すこいちゃんもこれで安心!
豚汁は濃厚で暖かく、具材の種類が多く最高に美味!!
しみしみ大根や、人参、豚肉、里芋、こんにゃくなどなど、本当に美味しい。
「ほら!こんなに具がある!!」といっくんも中を見せてくれる。
珍しく完食した上、なんとお代わりに向かった。
その後、係りの方たちのお言葉に甘えて何度もお代わり・・・・
野菜をあまり食べないいっくんが何杯もお代わりしたのがビックリである。
しっかり食べて、最後は係りの人たちに大きな声で「ありがとうございましたー!!」
沢山大切な事を勉強出来て、お土産に豚汁まで頂き、本当に有意義であった。
また来年も参加したいな~。