
子供達は休みのため、3人で朝ご飯を食べ、顔を洗う。
パワーの有り余っている子供達は外に出たがるが、目的もなく子供達を眺める仕事も結構つらいものがある。
こいちゃんは自転車に乗りたがり、いっくんはとにかく退屈をしたくない、と言った様子だったので、思い切って家からちょっと離れた駅前まで買い物に行くことにした。
こいちゃんといっくんにがっちりヘルメットをかぶせ、いっくんは私の自転車の後部、こいちゃんは自分のピンクの自転車で出発した。
行きは実に爽快で、坂道を下りおり、順調に進む。
途中、一日一回空気を入れなければいけない不便な梢の自転車を修理してもらいに、あさひ自転車により、500円ほどで修理が済んだ。
休憩をかねた修理がすむと、さらにそこから駅に向う。
駅まで平坦な道が続くが、梢も疲れ始め、途中で水を飲んだり、鼻をかんだり、と休み休みだ。
やっとついた駅前のABCクラフトでドールハウス用の粘土を買い、すぐに出発。
9時半に家を出たが、すでに12時になっており、お腹を空かせた子供達にせがまれて帰り道にうどん屋に入った。
くたくたのこいちゃんと私(いっくんははしゃぐだけである)はとりあえず出されたお茶を飲み、うどんをすする。
トイレとお会計を済ませ、またがっちりヘルメットをかぶせると、完全防備で自転車にまたがる。
帰りの急な坂道にくたくたになりながら自転車を押して歩いているといっくんは子供いすで眠ってしまった。
なんといい身分だろう。
こいちゃんと私はひたすら坂道を上る。
途中、HAくんママが車から顔を出し、駅に言ってきたことを告げると目を丸くしていた。
私はくたくたでほとんど会話にならず…。
やっと帰宅し、熟睡状態の樹を居間に寝かせて、こいちゃんとおやつを食べた。
時刻はすでに1時30。
出発してから4時間、ずっと自転車での移動であった。
文句ひとつ言わずに一生懸命急な坂道を登ってくれたこいちゃんに、ありがとうの気持ちでいっぱいになった、暖かな午後であった。
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