台風一家

宮島 厳島神社参拝

この日の朝、こいちゃんは耳が痛い…と言いながら起きてきた。
症状を聞いてみるとどうやら中耳炎のようで、すぐ病院に行くことに。
今日はルルと広島に行こうと言っていたのに…。
しょうがない、いっくんだけでも…と思ったら「おねえちゃんが行かないなら行かない。」と。
幼稚園児か!!
一度言い出したら聞かないいっくん。
ま、いっか!とルルと伴侶と三人で広島を楽しむことにしたのである。
流石に1月2日とあってほとんど渋滞していない。
さくさくとルルが希望した原爆ドームに到着。

通りすがりのボランティアさんに被爆地蔵説明を聞いた事がきっかけになり、初めて見に行ってみた。

地蔵様は、静かに佇んでいて被爆の際に出来た痕が無言で悲惨さを語るようである。
ボランティアさんは体内被曝者。
被爆者はどんどん亡くなり、原爆資料館からは凄惨な現場を物語る人形などは改装のタイミングで撤去された。
子供達の目に触れる図書館からは「はだしのゲン」が消え、残酷すぎる現実にはすべて蓋をしていっている状態。
自分たちがいなくなれば、本気で戦争の反対を唱える人間などいなくなるのではないか?と危機感を覚えるほど、広島の被爆地は平和なイメージに作り変えられ過ぎている、との事だった。

3人で原爆資料館に向かった。
確かに人形は無くなっており、全体的に、随分と「きれい」で、前回見た吐き気を覚えるような怖さや、嫌悪感は感じなかった。
ただ、相変わらず小さな子供達の遺品などは、やはり辛かった。
いっくんなどは面白がってモデルガンを撃ってみたり、木刀を振り回したり、と好戦的だが、もっと現実を見せておかないと人生にはリセットボタンでもあると勘違いするんじゃないだろうか…。

さて、気を取り直して次に向かったのは宮島の厳島神社である。

船の上でも写真撮りまくりのルル。

いよいよ上陸〜。

お腹が空いていた私たちは目に入った広島焼きに飛びついた。

遠浅なタイミングは伴侶が調べてくれたお陰でバッチリである。

引き潮だ。
ぬかるんだ浜を歩いてゆく。

真下に来た。
皆ベストショットを求めて結構な人である。

真下でルルと撮影。
外人が「キレイ」と喜ぶ鳥居の前で沢山写真を撮ってあげると、ルルは嬉しそうな顔をした。

厳島神社に参拝した。
係りの人に「40分かかりますよ」と言われたが、ルルの希望でここも料金を払って入ることにしたのだ。
正月早々わざわざ厳島神社で参拝なんて、私達も初めての経験である。
今年はいい年にしたいな…。

世界遺産だけあり、本当に奇麗な神社…。

参拝が終わると食べ歩きである。
出店の数もすごい!
賑わいがこんなにすごいとは思わなかった。

揚げもみじまんじゅう。

チーズベーコンのさつま揚げ。
私はおみやげもたんまり買い込み、子供達にもお菓子を買った。

ビールは自分達とおばあちゃん、そして入院しているおじいちゃんに。
おばあちゃんには「退院したらおじいちゃんと乾杯して」と渡した。
どうか無事に退院出来ますように。
いい年に出来るように、今年も頑張りたいな。
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