こいちゃんが次に帰るときに友達と帰るかもしれないと言い出した。
その子は関東の子らしいので、向こうで観光をしてから次はこちらに泊ってからUSJにでも行こうかと話をしているらしい。
彼女たちが帰ってくる頃にはきっとコロナが落ち着いていると言う前提ではあるが、どちらにしろ掃除をして部屋を開けることが急務になったではないか。
だらだらと進めていた片付けであったが、ここにきてエンジンがかかることとなった。いらなくなったCDを売ったり、子供たちの書類を写真に収めて処分したりしていると、懐かしいもので出てくることが多い。

今は反抗期で、可愛さのみじんも感じさせなくなったいっくんだが、昔くれたお守りを見つけると何とも切ない気持ちになってしまった。

お気に入りの石を包み、お守りと書いて私に渡してくれる。
あったかい、かわいらしい、あの頃のいっくんを象徴するようなプレゼント。
今は口もきいてくれないけれど、いつかまた楽しく笑い合えるといいな…。
そんな事を思いつつ、お守りを大切に片付けなおした母である。