アウトドアなお正月

さすが正月、昼になり陽が登ってもかなり寒い。
しかし焼肉といえばやはり我が家はアウトドアである。
この日は大変風の強い日であったが、南の風が少ない庭にテーブルを移動して早速火を熾す。
父のお気に入りのコンロに炭を広げてバーベキューの始まりである。

そのコンロとは別に、もう一つ火を熾し、こちらでは帆立貝を焼き始めた。
ぶりぶりのホタテの身は、醤油をたらすと格別のお味に。

たっぷり食べて飲んで、満腹になってもまだ終わらない。
今度はここで豆餅を焼き、皆で頬張る。
砂糖入りの豆餅はほのかに甘く、おやつ感覚で、炭火で焼かれた香ばしさがたまらない。
普段はあまりお餅を食べないという父が5個も食べたほどである。

炭火でお餅を焼くのは少々テクニックがいる。
伴侶は微妙な熱の加減を利用しながら適度な焦げ目をつけて、ふっくらと美味しく焼くのがうまい。

食後は運動。
子供達はおやつをもって、通称「櫁柑山」に入り早速木登りである。
私がすぐに降参して家に引き返してしまう寒さであったが、子供達はものともせずに遊びつづける。
こうして、我が家のアウトドアなお正月が過ぎていくのだ。