
最近はどこの幼稚園も「英語」「水泳」など、早いうちからやらせるらしい。
その点、うちの幼稚園はあまり早くからそういった教育はないものの、やはり卒園するまでには、小学校の入園に備えて「ひらがな」「カタカナ」「数字」などはかけるように教えていくらしい。
先日、某幼稚園のお母さんが庭で子供をあそばせていた。
教育には少々うるさいと有名な幼稚園に行かせているのでどんなものか聞いてみたら、年中ですでにひらがなは完璧にかけて、もう時計も読めるらしい。
私も説明会に行ったが、卒園までには水泳も完璧に出来るようになっているとの話だった。
すごいところはすごいのだ。
うちはのんびりで、園長も「教育は競争ではありません」ときっぱり言い切る方針。
しかし、競争ではないといいつつも心のそこでついつい周りと比べてしまうのが現実…。
友達の子供はすでに年少のころから絵本を自分で読んでいたなどと聞くとなんとなくあせってしまうものだ。
「物心がついて自分が落ちこぼれであることに気づいたらかわいそうなのはこの子だし…」と、簡単な教材を与えて、こいちゃんも遊びながら最近はなんとかひらがなをぼちぼち書き始めた。
さて、車と飛行機とカブトムシ以外のことに一切興味のなかった問題のいっくんだが、最近になって急に折り紙や鉛筆に興味を持ち始めた。
昨日は「線のワーク」の本を見つけて「やりたい」と言う。
どうせ口だけなのに、いたずらに本を汚されても…と思い忘れたころに隠したりしていたのだが、いつまでたってもやりたがり、お昼ねから目覚めても「線のワークやりたい~」と言うので、仕方なく渡してみると一生懸命書き始めた。
今まではどうでもいいと思っていた無意味な線が、お兄ちゃんのステータスとでも思い始めたのか?
自分の脇に抱えて「おべんきょうだから、おにいちゃん」と嬉しそうに持ち歩く。
ページを吟味するようにめくってみては小さなもちもちの手で鉛筆を上手に持って一生懸命ゆっくり線をひいていく。
これには少しびっくりした。
どうしてもお姉ちゃんと比べられて「乱暴で落ち着きのないいっくん」と見えがちだが、成長がお姉ちゃんよりゆっくりなだけで決してむちゃくちゃ頭が悪かったり人並みはずれているようではないらしい。
一生懸命考えながらなぞった星はなかなか上手で嬉しくなってしまった。
いまさらだが、ゆっくり根気よく見守る姿勢はやはり大事なのだと思った。
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台風一家

匿名

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