ビジネス本・自己啓発本☆読書日記

元気が出たビジネス本・自己啓発本を読んだ感想をまとめます!

「経済古典は役に立つ」竹中平蔵:著(光文社新書)

2011年01月31日 | 日記
本書にでてくる経済学者は
アダム・スミス、マルクス、ケインズなど
教科書などでおなじみの方々。


個々の理論が素晴らしいことは言うまでもありませんが
必ずしも今の時代に求められている理論とは限りません。


それは個々の経済理論が、
当時の時代背景を色濃く映し出していることを
意味しています。


アダム・スミスの「神の見えざる手」という理論は
いまの経済の立て直しに貢献するとは到底思えないのですが
彼の生きた時代は、
まだ「経済」という分野の概念すら確立しておらず
市場の動きが「神を冒とくする行為」とされていた中で
画期的かつ先進的な理論だったのです。


そのほかの経済学者の章を読んでも同様のケースがたくさんありました。


経済学というと、小難しい数字がたくさん並んでいるイメージがありましたが
「経済は、常に時代の流れを反映していく」
ものであることに気づかされます。


著者はあの小泉内閣で活躍された竹中氏。
彼の新自由主義的な手法に、当時の私は強い拒否感を持っていましたが
竹中氏の当時の手法はも、
時代の流れだったのかなぁ。
というように思うようになりました。



「宇宙は何でできているのか」村山斉:著(幻冬舎新書)

2011年01月01日 | 日記
理系苦手の私にとっては、
本書の内容を全て理解するには
正直難しい内容でした(^^;)

しかし、宇宙のナゾについては
理系苦手であったも
分かりやすく、しかも興味深い内容でした。

例えば、
宇宙のエネルギーの構成比率は
星と銀河がが、たった0.5%で
暗黒物質が23%
暗黒エネルギーが73%であること。
しかも暗黒物質、暗黒エネルギーの正体が
いまだ分っていないとのこと。

太陽は銀河系にある何千億個という星の中の
ごくありふれた星の1つにすぎないこと。
また、宇宙の中には同じような銀河が
何億個も見つかっているということ。

そして、
宇宙は速度を変化させながらも
いまだに拡張し続けていること。
それにともなって
暗黒エネルギーが薄まらずに存在しているということ。

これらは本書に描かれている宇宙のナゾの一部にすぎませんが
あらためて宇宙のスケールの大きさに脱帽です。