ビジネス本・自己啓発本☆読書日記

元気が出たビジネス本・自己啓発本を読んだ感想をまとめます!

「洗脳力」著:苫米地英人(アスコムBOOKS)

2010年12月20日 | 日記
「洗脳力」の題名の裏表紙には
「機能脳科学の最新成果があなたの夢をかなえます」。
洗脳と夢をかなえることはどう考えても結びつかないような、
不可解な印象がありました。
もしかしたら、人を洗脳し騙す怪しい本かもしれない・・・

しかし、本書をじっくり読むうちに、それは違うことがすぐに分かりました。
そして、「洗脳」と「夢」の2つの言葉の関連性も分かりました。
怪しげに思えた「洗脳」というのは、
本書においては、夢を実現させていくために自分を洗脳して
夢の具体的な形に近づくための洗脳。
なので、決して人を騙すための洗脳ではありません。

本書では、夢の実現のための具体的方法が多く述べられていました。
例えば、社長になる夢を持ったときには、
社長のイスに実際に座ってイメージする方法や、
五感を使ってより具体的なイメージを描く方法など
非常に参考になりました。

少し驚きだったのが
小さな夢の集合が大きな夢へのステップになるわけではないということです。
大きな夢のために小さな夢を実現させていくと、
小さな夢の状態が続いてしまうそうです。
例えば「社長になる」という夢は
中間管理職の積み重ねではない。
中間管理職に目をくれていたら、中間管理職にとどまってしまう。
・・・これは、かなり目からうろこでした。

また本書では大きな夢を持っていない人のために
「本当の夢と出会える超洗脳テクニック」が伝授されています。
私自身、いまは大きな夢を持っていないので
これをもとに、少しでも具体的に夢を描けるようになればいいなぁと思いました。

さて、少し気になる著者自身の大きな夢は、
「世界から差別と戦争がなくなること」だそうです。

このままの競争社会では、人類が滅びてしまう。
夢をかなえるためには、抽象度を上げた思考を鍛えていくことが大切になるそうです。
抽象度を上げていく具体的な例をしては、
100人いたら自分の幸せより99人の幸せを考えていく・・・など。
競争社会で自分が勝ち残っていくための夢を実現する、
というような低次元での話ではないので、著者に対しては頭が下がります。

私がこの次元での夢が語れるようになるまでには、
まだまだ時間がかかりそうです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿