(株)幸和鉄工所のブログ「下町職人魂」      

東京江東区、下町の小さな鉄工所

管理人のダラダラ不定期日記

画像多数なツイッターでの呟きのが多目

その一手はいつ考えた?その3-2

2012年05月28日 | その一手は

明日からまた忙しい日々が続きそうで、それを理由に更新をさぼりそうなので
今夜の内に少しでもお話を進めておこうと思いまして、その3-2に突入。

その一手はいつ考えた?その3-2

て、まだ趣味の話の続きなんですが~
イベント会場で、お客さんへの作品のアピールを意識したお店を構えて
販売スタートしたところからですね。
個人のブログとかで、リピーターの方々には事前に宣伝はしておりますが
ほとんどが当日初めて見ていただくお客様ばかりで、そう言う意味では当日だけの一瞬のインパクトが売り上げの勝負!
最初の頃は惨敗なんてことも有りましたが、最近は売り上げも安定してきました。
惨敗の頃は「やっぱ不景気で財布のヒモが」とか「近くのお店の悪影響」とか
「与えられた場所が」など、いつの間にか「何かのせい」にすることで自分を慰めてましたね~
「リーマンショックのせい」「歴史的大不況のせい」「ライバル店のせい」「店の場所が」
何となく今の日本企業の決まり文句的な台詞と重なります。
しかしイベントも慣れてきて、お客様に何がうけるか?とか、何を作品に望んでいるのか?
みたいなのが何とな~くわかりだして、自分好みにその辺を取り込んでアレンジすると
その効果がはっきりと出るんですよ!
それが続くと「何かのせい」なんて言っていた事を忘れちゃうんです。
企業で言えばお客の求める何かを見つけ、ヒット商品を出している所はこんな状態になって
飲みに言っても「世界規模の不況だから~」「円高やユーロ安で~」なんて愚痴は
出てこないんじゃないかな?

扇風機は節電ブームもあると思うけど、メッチャ売れているみたい。
で、メーカーを見るとあまり大企業と呼ばれるメーカーは少ない。
大手飲食業界は厳しい安値合戦なのに、ヒット商品を出し連日行列のお菓子屋さんやラーメン屋さんにパン屋さんetc...なかなかのお値段なのに。
ゲーム機やソフトが不振と言っても、モバイルゲームって言うの?
中学生の子供が、親の知らない内に高額請求されるほどやっていたとかで、法律の問題になるくらい
言葉が不適切かもしれませんが、流行っている。
百貨店での売り上げがイマイチでもネット上での洋服の売り上げは凄いらしい。
家電量販店が生き残りをかけて合併を繰り返す中、夜中でも通販番組の電話は鳴りまくるようです。
ある美容院のチェーン店の社長さんは、よくTVに出て豪邸や高級外車を披露してます。
若者に夢や希望を与えて良いじゃないですか。
全部この歴史的大不況と言われている日本国内のお話。

メディア業界も視聴者も「不景気ネタ」に飽きた?視聴率も出ない?せいか
勝ち組の中小企業の話題が多くなってると思うんですよ。
このブログでも、ず~っと訴えてきた事ですけどポジティブになれる番組をどんどんやる。
今を生きている私達の元気を出すためも有りますが、これからの人に対しても大切な事です。
大企業の枠が狭くなったのも有るでしょうが、今年の学生の就職先や希望の中小企業への割合が高くなってきているみたいですね。
メディアに取り上げられる勝ち組の中小企業の影響は大きいと思いますよ。
海外に逃げ出す大企業のネタより、元気な中小企業のネタの番組は
本当に色々な可能性や希望が湧くし、楽しいですよね。

そう!これからの時代は中小企業の時代だと思うのです。
そして、これこそが「地産地消」や海外の大企業や通貨不安に左右されない
「安定した経済」への道になるんじゃないかと思うのです。フ~やっとこのキーワードまで来た。
強い大型恐竜の時代から、小さな哺乳類の人間の時代になった事を「退化」ではなく「進化」と呼ぶのでは?
なぜ恐竜は絶滅したのか?なぜ小さな昆虫類は生き続けているのか?
「大企業の本当の無駄」と題して、いよいよ最終章その4に入ります。

最後に今回も「井の中の蛙のひとり言」にお付き合い下さり、有難うございました。


その一手はいつ考えた?その3-1

2012年05月25日 | その一手は

その3となる今回の話題を「無駄」について語るか「地産地消」にするか?
と迷って、今回は「地産地消」について語ることにしました。
これも長くなりそうだから何回かにまたがるかも?
井の中の蛙のひとり言ですから、お時間に余裕のある方のみお読みください。

その一手はいつ考えた?その3-1

一般には地元で採れる農産物等を地元で消費するみたいなイメージだと思いますが
ここでは日本で生産される製品、サービス、もちろん農産物などを
日本国内から販売、消費をスタートするという形で使わせてもらいますね。
まぁその販売が、ジャンルを問わずイマイチだから不景気と呼ばれているのでしょうね。
色々な会社の開発担当者さん達は、毎日悩んでいるのでしょうか~
長い長いこの迷宮に入ると苦しいでしょうね。
私は商品開発なんて事をしたことがないですから「わかります」なんて無責任なことは言いませんけど
この前の記事でも書いた、個人の趣味で展示即売会的なイベントに出ていまして
当日その会場は小さな消費地帯になるのですよ。
オリジナルのフィギュアを制作販売しているのですが、これが本当に勉強になり面白くて
完全に中毒です。
もともと制作することが楽しくて続けていた趣味ですが
いつの間にか販売という形になってました。基本的に制作段階を楽しんでいるので
「売るため」に自分の好みを曲げての作品制作をしているつもりはないですが
販売を始めてからは、多くの人に共感してもらえる可愛いさ、面白さ、カッコ良さなどを意識して
制作しているかもしれません。これが企画ってやつですかね?
企画して制作して、展示会の日に自分のスペースに簡易のお店をつくります。
この時も考えます。せっかく制作した作品も展示の方法で売れ行きが左右されますからね。
お店構えが、お客さんへのアピールとなる訳です。これがPRですかね?
そしていよいよ販売開始です!
あれ?いつの間にか私の趣味の話になっちゃいましたが、ちゃんと本題に繋がるはずです。
でも続きはまた・・・


一足先のすみだ水族館

2012年05月21日 | 日記

金環日食見ましたか~?

うちの長老は朝から溶接のお面を顔にあてて観てましたよ!ちょっと不気味?

さて前回の記事の最後で、次の記事で~なんて書いていたのですが

急きょ飛び入り記事をぶち込みましたぁ~

それは「すみだ水族館」です。

一足先のすみだ水族館

明日いよいよスカイツリーが開業で、周辺施設もオープンで盛り上がってきてますが

私は土曜日の時点でソラマチ&水族館を楽しんできちゃいました

半どんの後、午後から墨田のお祭り的なのを見て散歩していたらスカイツリー下に出まして

見たら人の流れがソラマチに入っていくじゃないですか!

すかさず流れに乗る私とカミサン

散策して上の方の階に行くと「土曜日、日曜日の2日間プレオープン」みたいなかんじで

公開していたんです。迷わず入りましたよ。

このブログをご覧の方の中にも入った人いるかな~?

とりあえずプチ自慢したかったので、アップしておきました


その一手はいつ考えた?その2

2012年05月16日 | その一手は

突然ですが、日本を代表するSFアニメの一つ「宇宙戦艦ヤ〇ト」のお話。

たしか地球の危機を救うため、ある機械を受け取りに遥か彼方の星に命がけで向かうって内容でしたよね?

どうしても欲しいと命がけです。

サンプル的な品物を一つ渡して、相手(お客)がその存在、魅力を感じたら

どんなに遠くても不便でも高価でも、時には危険でも来てくれる。理想的な商売の図です。

その一手はいつ考えた?その2

大通り沿いに高い家賃を払って立派な飲食店を構えても、潰れる店は沢山有ります。

逆に知らなければ通り過ぎてしまうような細い路地裏の小さな店に、連日長蛇の列が出来るお店も有ります。

乗り込まなくても、商売が出来るのはなぜ?造り出す品、サービスが優れている。魅力が有るから。

もっとも前回の記事でも書いた海外への移転組。特に仕方なくの場合は

そのお得意様が海外に行ってしまったから、付いて行くしかないみたいな事情が多いようですね。

ただ、前兆のようなものは毎年のグラフや世間の動きで感じていたはずですが

ぬるくなりだしたとわかっても、寒空の中温泉から出るのはなかなか難しいのでしょうね。

そしていよいよ我慢が出来なくなり違う湯船を探して動き出す。

何度も書きますが、日本企業復活のためにも無事に見つかる事をお祈りしております。

そうして考えると、前兆を早めに危機として感じて、脱下請け的な行動をとって日本に踏みとどまった会社さんは

さらに物凄い勇気と決断が必要だったでしょうね~

脱帽&尊敬します。

しかしこれで「地産地消」の仲間入り。

ちなみに私の言う「地産地消」は本来の意味とは違うかもしれません。

そして鎖国するわけでもないですよ。むしろWELCOME!

魅力ある日本製品をどんどん買いに来て!

ただ相手の土俵(海外)では戦わない。拠点は日本から出ないという意味です。

車で生産の約50%、デジカメ類は70%以上が海外生産なんて記事を目にした記憶があります。

これで日本のメーカーなんて名乗れるのかな?

「頑張れ日本」とか「絆」なんてコマーシャルで流しているけど・・・

国技を広めるために海外に出て、いつの間にか海外のルールに呑まれ

厳しい状況になった柔道のように、先人が編出し築きあげた技術を簡単に真似され

取られる事はこれ以上してはいけないと思います。

しかしこの先魅力ある製品、発明を出せるのか?そして大きな会社がそれまでもつのか?

詳しくはまた次の記事で~


その一手はいつ考えた?

2012年05月11日 | その一手は

連日のように夕方は大荒れの天気が続いてますね。

これで梅雨や夏の豪雨の時期になったら、どうなるの?

それとも意外にも空梅雨になって久しぶりに「水不足」なんて言葉を耳にする?

お天気も政治経済も世界規模で大荒れ。もっとも政治経済は人が動かしている事で

舵とりをする船頭さんや船員が、頼りなくフラフラと国という船を漂流させているだけなのかもしれませんね。

その結果、長い不況状態での迷走。

これに関連していると思われる海外への工場移転。

たまたまか、最近TVでもこの話題をよく見ます。大企業だけではなく、中小企業のレベルで

団体移動とかも多いみたいですね。

その一手はいつ考えた?

ここからは私の個人的感想ですよ。

町工場の海外を知らない、井の中の蛙のひとり言だと思って、軽~く読み流して下さいね。

疑問と不安と失望。

最近は農産業の技術やノウハウの流出も多いようで

二代目、三代目の社長さん、はたして先代、先先代はそれを望んでいたのでしょうか?

その考え、判断はどのタイミング決めたのか?

「もうそれしか手は無いんだよ」と言われるのでしょう。

「家族だけの零細企業にはわからないよ」とも言われるかも?

確かに今更言われても遅い。後戻り出来ない状態なら仕方ないですよね。

このスパイラルに入った方々の行く末に、希望通りの明るい未来が有る事をお祈りすると同時に

「正解だった、決断して成功した!」と言う特番も沢山TVで見れる事を願っております。

これから小さな町工場の井の中の蛙の一社員が考える「強い経済」あるいは「安定した経済」を

「地産地消」や「守るべき独自の技術」「本当の無駄とは」などをキーワードに書いてみようと思ってます。

もう一度書きますが、あくまでも私の個人的なひとり言ですからね。

人にアドバイス出来るほどの知識や経験も無いし。

仮にその行動に疑問や危機感を持っても、止める権利も無いですから

「こんな考えの人もいるんだ~」くらいで読んで下さいね。

とか言って、次の更新日も不明な無責任男の書く事ですから

あまり期待しないで、お時間が有れば覗いてね

それから明日は連休とさせて頂きます。

よく書いている私の趣味。オリジナルのフィギュアの出店準備が有るのです。

明日の土曜と日曜に有明のビックサイトでデザインフェスタhttp://designfesta.com/と言うイベントがありまして

私は日曜日にお店を出します。

こちらでもよく書くのですが、最近かなり趣味と仕事がリンクしていて

一般のお客さんと直接お会いして会話して、ご意見やご感想を聞きながら

作品を考えて、店構えを考えてと、本当に勉強になっているのです。

この週末は天気も良さそうなので、楽しみです。

追記

午前中にこの記事を掲載したのですが、お昼休みに一部の文章を変更&追加致しました。