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術後4日

2016-04-01 15:21:14 | 日記
昨日の夜。
買ったマンガを読んで、ぐるナイ見て21時に「眠りたい」と。

眠るためにロヒプノールの点滴をしたけれど、眠れない長男。
でも、めちゃくちゃ眠たい様子。
「寝かして!」と訴えるが、うとうとしたらハッと目覚めて暴れて錯乱状態に。
「体に虫が這いずり回る!」
と暴れる。
精神的に参っているのか、眠れない辛さからなのか…
叫ぶ、暴れる。
あれだけ痛がったお腹なのに、じっとしていられないって、何?
看護師さんたちも心配してくれる。
それでもようやく入眠に至り、やれやれと思ったら0:30
再び錯乱状態に。
うとうとしたらカッと目を見開き暴れる。
夜間せん妄と言われるものなのか?でも、術後3日経ってからのせん妄?お年寄りでもないのに?

追加で眠剤の点滴、セレネースが入る。が、状態変わらず。

観察する、冷静に今起こっている事実だけを見る。

痰はそれほど多くはない。
痛みで眠れないわけでもなさそう。
ただのせん妄でもなさそう。
ストレスなのか?
不安からか?
もしや精神疾患?

いろいろ考えるけれど、とにかく先入観を棄てて。

無呼吸が長くある。
30秒はある。
その後の大きな呼吸で目が覚める。
息が止まる恐怖感と苦しさが眠りを妨げているように見え。
脳は眠っているのに、無理やり覚醒させられているような。
というのも、右側の鼻腔からは栄養チューブが入り、左は鼻中隔の骨を取ったために、右と左の鼻腔が癒着しないために器具が入れられ、鼻呼吸がしづらい上に、浸出液が鼻に流れ込み、まるで溺れたようになっている、
ように見えた。

鼻呼吸が楽になるなら、眠れるんじゃないか。

吸引はたびたびしているけれど、鼻からしてないよな。

看護師さんに訴え、鼻から吸引。

鼻づまりが、不眠と錯乱の原因だったようで。
気切部分はガーゼがあるので、それもまた息苦しいわけだし。

びっくりするほどあっさり入眠しました。

長い長い夜やったなぁ。

朝になり。
悪寒戦慄、ガタガタ震える。
こりゃあ、かなり熱発するな。
電気毛布をかけて30分、悪寒戦慄は治まりましたが
40℃まで上がりました。

Drが来られて説明。
熱の原因を調べます。と。
血液培養、CT、胸写。
カテ熱も疑われるからCVも抜去。
痛いことだらけの人生、今回が一番ツラい手術だったし、熱もあり不眠もあり、検査の同意を頑なに拒む長男。
DrもNsも優しく説明してくださるけれど、小さな子どもに返ったかのように拒否を続ける。
かわいそうだけど、そんなことは言ってらんないのだ。

叱りたくないけど、オカンは昔から優しくないから。

結果は「肺炎」らしい。
まだ詳しい説明はないけれど、抗生剤の点滴始まりました。
そりゃ夜中も呼吸がツラかっただろう。うなされるよな。

でも、原因が分かってホッとしました。
昨日の採血
WBC14000
CRP11

と、CRP22の一昨日よりは下がっているのに。

また今日の結果では上がっているのかな…









歩行!

2016-03-31 19:33:00 | 日記
昨日は気管カニューレが抜けました。
とにかく痰が多くて、前日から眠れておらず。熱発もしていて。
「寝かして」と文字盤で訴えるけど、昼間に眠剤を使うわけにもいかず。
細切れ睡眠なんで、クタクタになっている様子。
とりあえずカニューレを抜こう、てことで抜去。
これで痰が落ち着くはず。
手で孔を押さえれば、声も出るはず。
が、まだまだ痰が多く、喋ろうにも上手く呼吸が出来ずパニックになり。
吸引してもしても、すぐにコールする1日になりました。
でも、ベッドでの生活、バルーンのうっとうしさに嫌気がさしたのでしょう。
「明日は歩く」宣言がありました。



やはり不眠なままの夜明け。
朝イチで二人の主治医が診察。
「頭のドレーンもバルーンも後で抜くね」


マスクでわからないけれど、穏やかで優しくて笑顔の素敵な若崎先生が抜去してくださいました。

早速、トイレまで歩行器頼りにゆっくり歩行。


一番痛くてツラいのは筋肉をひっぺがしたお腹。
力入らないよね(T-T)

でも、またひとつクリアしました‼医学的には順調。

で私はお風呂に。
帰ったら、なんとリクライニングに乗ってステーションにいる長男。認知症の患者じゃあるまいし(  ̄▽ ̄)

私が出かけてから不穏になったらしく…
ストレス爆発したんでしょうね。
部屋に居たくないと、言うもんでお散歩に。


あきらめていた桜を見ることができました。


でもまだ表情が固い。
私の手を取りに来たり。
不安なんだろうな。
心配なんだろうな。

そっと握り返してやる。
しばらく無言で雨の風景を眺めて

「漫画でも買いに行こう」

毎度のチョイス「こち亀」
でも、まだ目が見えづらいので休み休み。
さっきは「ぐるナイ」を見ていたけれど、やはり疲れたらしく。
今はスマホタイムのよう。

早期離床、やはり大事。
痛くても動かないと、身体の器官は正常に作動しないのだ。
痰が落ち着き、パニックにならなくなりました。相変わらず呼吸は苦しいらしいけれど。
落ち着いて、深呼吸。

まだ鼻から浸出液や鼻水が垂れて不快だろうし、頭の傷もお腹の傷も口の中も痛いのだけれど、若崎先生が言った「3日のヤマ」は越えたよ(^ー^)
どうか、このまま何もなく
もう二度と身体にメスを入れることがありませぬように。

そう願う3月31日。

次男の頑張り

2016-03-29 21:42:42 | 日記
日曜の夜、留守番の父と次男は作り置いたおかずと、惣菜を買って食べたらしい。
が、昨日今日は次男が家にある調味料をチェックし、メニューを決め、買い物に行き、作るという偉業?を成し遂げている( ̄∀ ̄;)



昨日は春雨と肉の炒めもの。
「ちょっと塩っぱかった」
らしいが、父は褒めていた^_^



今夜は「ポテトのベーコン炒め」
「もずくとキュウリ、カイワレの酢の物」らしい。

洗濯をたたむ以外の家事一切しなかった次男が、窮地に追い込まれ開花したようだ(笑)

ま、こんな事が彼には(私には?)吉となって良かった。

ならば4月から次男に任せよう!
って、彼は中津まで短大に通う生活が待っているのだった(¯―¯٥)

休日のお昼だけでもいいのだ!
数こなせばコツも掴む!
次男、頼りにしています^_^

余談
今までメールや電話をしてくることがなかった次男。
日曜から毎晩、夕飯の写メが来る…どないなってんの?(笑)

無事に手術は終わりました

2016-03-29 17:28:08 | 日記
日曜。手術前日。
長男は医師にハッキリした事を聞きたいと詰め寄ったそうで。
取りきれなかったら後3か月。
取りきったとしても、5年生存率は20%以下だと、宣告された上での術前説明。
非常に大変な手術である事は、既に聞かされていたし、予後不良なのも私は承知。長男にはかなりショックだっただろう。
でもするしかない、とにかくやってみないと分からない。
長男もそれには納得していました。納得せざるを得ない、それが正直なところでしょうが。

夜は長男が大好きなラーメン「一風堂」に。


餃子も食べてご満悦でした^_^

寝る前にホテルからLINE。何気ない会話、緊張と不安でいっぱいだろうに。側にいてやれなくてちょっと寂しいけれど仕方ないからね。

翌朝、7時過ぎに病室に入ると、一旦起きて薬を飲んだ後、また眠っていて。
8時。検温や術前着替えなどがあるため、ようやくお目覚め。
笑顔で話す長男、あっ!写メ撮ろう(^O^)



思ったよりは冷静。冗談にもいつもの笑顔で。
8時50分、オペ室に向かう。
他にも同じように9時から手術が始まる患者さんが。
若い彼を見て「頑張ってね」って、貴方も今から大変なんでしょうに、ありがたい。

オペ室前でハグして…「行ってらっしゃい」
「行ってきます」
振り返らず彼は去りました。
さぁ、始まる。

癌を取るのに5時間
お腹から筋肉を移植するのに5時間、と言われていたから。
5時間を過ぎたら、まずは成功なのだろうと推測。
過ぎた。
少し安心していいのかな。
不安だけど、きっと上手く言ってるんだ、と言い聞かせて。
予定の10時間をとうに過ぎ、23時過ぎに「先程終わりました」
と、医師が出てこられた。
入室から14時間。
「動脈周囲は思ったよりは容易に剥がせました。しかし、また広範囲に浸潤があって、眼窩の骨、鼻中隔を削らなくてはならず、左側の歯も抜きました。」と。
「お腹から筋肉を持ってきたけれど、かなり沢山取ったので、力を入れたら創部が開くかもしれません。」とも。
「眼窩もいじる事になったので、物が2重に見えたり、神経麻痺があるかもしれません。」とも。
「外観は極力変わらないように頑張ったつもりです。」と笑顔で。

もう、何でもいいです、とりあえずは手術が上手く終わったのなら!
先は厳しい、終わりじゃなくて始まりなのだと思い知らされたけれど。
結局HCUに出てきたのは日付けが変わってから。
バイタルは安定、良かった❢

顔を覗き込む。
想像していた通り。
気管切開している管、ドレーンが入り、点滴に鼻腔にバルンにと管だらけ。
左側の頬には大きな切開痕。
左側の頭にも大きな切開痕。
でも、モヒカン健在。
術前、「極力髪型にも影響ないように切るからね」って主治医、笑ってくれたもんな。
顔全体が腫れて痛々しいけれど、闘い終わったボクサーみたい。
勝利の姿。

ここからは看護師さんに全てをお任せして。私は退散、なんですが外がめちゃ寒い。車は無理。
が、今からホテルも勿体ない。
看護師さんは、院内に泊まるのは困るとやんわり断ったけれど。
ごめんなさい、私、付き添い慣れしていてf^_^;
守衛さんに今夜だけソファーで寝られないか直談判(笑)
「あらー、いいですよ」
ありがたい!
縮こまってでも寒くても、車よりは随分マシ!
3時間くらいは寝たかな。
守衛さんに感謝!
朝8時間半、とりあえず容体だけ聞きに行くと特別に面会OKということで。特変なく朝が来た事に安心して。
目を開けてかすかに頷きもあったし。2時に一般病棟に移るまでは、面会もできないらしく。

ということで。私は温泉に行きました。昨日は入っていないし、体かカチカチだったから解しに。
2時までの時間潰しもあり。
岩盤浴とマッサージ器30分で生き返りましたよ~

さて、今の長男。テレビに出てくるみたいな姿★
腰や傷の痛みは痛み止めの点滴に頼り、痰吸引も辛そうだけれど。
文字盤で意思疎通が可能になり、ウォークマンで音楽聞いたりしています。

鏡で自分の姿も確認しました。




後は日にち薬。昨日より明日、明日より明後日は良くなるはずです。


そして今夜の私は、狭いながらもお布団で休ませて頂きます。

まだまだ始まったばかりですが、手術はうまくいった。
とりあえず一山越えたことに感謝。
皆様の祈りに感謝です。

書き忘れです。
長時間、誠心誠意頑張って下さったドクター、ナース、手術に携わったスタッフ皆様にも勿論、頭が下がる思いです。

ありがとうございます

2016-03-24 21:18:53 | 日記
皆様からのメッセージ、
ありがたく思います。

最悪のシチュエーションが浮かんだり、それをかき消したり。

その繰り返しです。


こんな時に思うのは。
バス事故で突然、最愛の子供を失った親子さん。
予期せぬ災害で愛する家族を失った方。
テロに巻き込まれてしまった方々。

哀しい事態は、常に幸せと隣り合わせ。

いつ何時、それが我が身に起こるかはわからない。

覚悟できるだけ、幸せなのかもしれません。

杞憂に終わると信じないと。

私がそうしないと。

全てを賭けた手術は月曜です。