江口洋介が日本映画史上初のイベントに興奮

5月1日（金）より公開される映画「GOEMON」の試写会が21日、都内で開催され、主演の江口洋介、大沢たかお、広末涼子、ゴリ（ガレッジセール）、要潤、奥田瑛二、伊武雅刀、福田麻由子、田辺季正と、紀里谷和明監督が舞台あいさつを行った。

本作は、紀里谷監督の「CASSHERN」（'04年）に続く2作目の作品。安土桃山時代を舞台に、織田信長（中村橋之助）暗殺の真相が隠された南蛮製の箱をめぐり、大泥棒・石川五右衛門（江口）や徳川家康（伊武）、石田三成（要）らが争う物語。独自の歴史解釈によるストーリーが斬新な映像で描かれていく。

“天下統一試写会”と題されたこの日のイベントは、全国190スクリーンで3万5000人の観客が同時に作品を鑑賞するという特別なもの。江口は、「こんな大掛かりな試写会は、日本映画史上初めてなんじゃないでしょうか。作品そのものも、日本にあるいろんな要素を融合して作られた新しいタイプの映画です。ご覧いただいた方の血が騒ぐ作品になっていればうれしいです」とあいさつ。

江口が演じる五右衛門にほのかな恋心を抱く浅井茶々役の広末は「撮影していた'07年の段階で、公開は'09年と聞いていました。ようやくこの日を迎えることができて、静かな興奮を覚えています」と感慨深げに語った。

また、主題歌「ROSA」を“VIOLET UK”名義で手掛けたYOSHIKIがゲストとして登場。紀里谷監督と10年来の友人であるというYOSHIKIは「紀里谷さんからは、“最後にみんなが泣けるものを”というリクエストを受けました。完成した映画がものすごい作品になっていたのでちょっとプレッシャーはあったけど、皆さんを泣かせるのは得意ですから。いい曲に仕上がったと思います」と自信をのぞかせた。