九段下~滝沢馬琴先生と同時代~葛飾北斎先生

2008-11-07 23:32:07 | Weblog
東京メトロ九段下一番出口を出てすぐ理大をこえたあたりに、葛飾北斎の描いたこの江戸後期九段下の景色とこの地の注釈があります。ここに立ち、この絵を見ると、な~るほど、この地の景観が少しだけ分かる気がします。九段坂は、今より、も~っと急勾配の坂だったみたいですけど、、、江戸時代~昭和初期まで、この九段坂から、東京湾も、千葉房総の海すら、臨めたそうです・・。ここは江戸幕府以前は、なんでもない、ひなびた漁村だったらしく、それがまぁ、こんな所に、天下のお城が建った事で、どれだけのびっくりの、ドラマがあった事か~。そりゃのんきに暮らしてた住人は、いきなり戦場になり、訳が分からなかった事でしょう。はてさて、葛飾北斎は、江戸中期の宝暦10年(1760) 江戸本所割下水、現在の東京都墨田区(深川近く)の生まれです。滝沢馬琴の書く戯作の挿絵を、たくさん描いた葛飾北斎ですから、滝沢馬琴を訪ね、何度もこの地を歩き、この景観を見ていた事でしょう。そして、この地周辺を切り取った絵画は、数多くのこっていて、今も、その才能にうなるばかりです。奇談、珍談をのこし、絵も、かきのこした人ですが、絵を見ても、かなり、ひょうきんオヤジだった面が沢山ありまして・・・。美術館で展示の絵を見て笑いころげた絵の人はこの人がはじめて~。日本の漫画の才能の一端ですね~~。しかも、デザイン的にも。その色彩感覚と、時間を止めた描写で世界を魅了した葛飾北斎先生の話は、つきません~。まぁまぁ、そんな人も、こんな人も、行き交った九段下~それから数百年後、昭和初期~の九段坂には、ちんちん電車も走っていたそうです。ともかく、400年前から、主要道路になってしまったので、今も車が行き交い、忙しいビジネスマンと学生さん達が、せかせか行き交っております。忙しいのは仕方ないですが~。ここは、平成二十年の今も桜の季節も、これから紅葉の季節も、都内一、美しい、九段坂~です。少しだけ、思い出して、木々をながめ、季節を感じて、潤って、くださいね~。来週末くらいから、紅葉みられるかな~

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