はぐれぼけぼうし

鹿児島拠点の日記をメモ的に残す。

自然科学の大切さ

2007年10月11日 13時15分32秒 | 自然とともに
 社会というと、ふつう人間社会のコトをさす。しかし、その社会はある自然科学の社会の一員であることは疑いあるまい。

 たとえば、哲学。ギリシャ時代は哲学の中心は自然科学に対するものであったのではないか?と思う。タレスの「万物は流転する」から始まるその流れや錬金術に自然科学の知識、究明無しに発展が望めただろうか?答えは明らかであろう。

 たとえば、宗教。世界的になった宗教は、その概念の中に必ず自然科学に関わる要素を含んでいる。仏教しかり、キリスト教しかりである。
 中国や日本の江戸時代に栄えた儒教は人間社会についての要素がほとんどである、と認識している。中国起源の宗教で自然科学の要素を含むものは道教であろうと思う。なぜ、道教が追いやられたか?と中国の20世紀初頭の被植民地化が妙に一致しているように感じるのは、私の思い込みに過ぎないだろうか?
 人間の社会を真っ先に考えなければならないことは私も認めるが、それを方向づけられる正しいものは自然科学抜きには有り得ない、というのが私の(現時点までの)持論である。

 人間同士の先頭争いに目を奪われ過ぎると、コースを外れて進んでしまっていることに気がつかなくなり、周りのコーチなどの忠告も耳に入らなくなってしまう。そうなると、マラソンや駅伝でも(ラストスパート)の争い以外では、ほとんどの場合、敗北する。生存競争に、ラストスパートがあるのだろうか?

 あるとするとそれは何を意味し、それを争う必要があるのだろうか?
  と、思っている昨今である。

 http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/tooi_sekaini.htm 

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