倖福論。

神戸地域労働組合執行委員の岩上が抱える労働問題について
事件の発端・経過・報告等、真実を書いていきます。

報告>>1月26日・講義

2009年02月08日 23時26分10秒 | Weblog
天気は生憎の曇り。
この日は、以前一度、講演会でお会いした石川教授に
神戸女学院の講義に呼ばれて
自分の「働き方」についての考え方を簡単にまとめた原稿を持って
方向音痴ながらも大学へと行って来ました。
大学に来たのは初めてで、こんなに広くて自然がいっぱいで
校舎?が沢山ある所なのか~としばし辺りを散策。
しかも学生さんは皆、おしゃれ!というか美人さん!大人っぽい!
恐るべし神戸女学院の生徒さん・・・笑

それから12時半頃に石川教授とお会いして、教授のアトリエに案内して頂きました。
沢山の本に囲まれていて、いかにも「大学教授の研究室」っぽかったです。笑
そこで、様々な分野の本を発行されている丸尾さんと初対面。
学生さんのプレゼンに呼ばれた丸尾さんでしたが、岩上の講義も最後まで聞いて下さいました。
13時30分から講義が開始され、まずは石川教授からの説明と
YouTubeにUPされている去年の夏に原宿・竹下通りでデモをした時の様子を
学生さん達に見てもらいました。

次に岩上の講義。
流れ的に簡単な自己紹介から、今までやってきた職歴、BABYの仕事
そしてBABY争議に至るまで約30分、お話した後、学生さんからの質疑応答に応えました。
中にはアパレルでアルバイトをしている方からのアパレルで働く上での疑問や
人を信じる事とは?今の政治は?等、様々な質問が・・・
上手く応えられていたか、未だに不安なのですが。苦笑
内容の濃い、自分自身も考えさせられた一時間半でした。

講義終了後、今度は石川教授のゼミに私が参加。
ゼミ課題は「慰安婦」問題。
自分と一つ二つしか年が違わないゼミ生の皆さんの「慰安婦」問題に取り組む、熱い気持ち。
実際、韓国まで飛んで、現地の元「慰安婦」のハルモニ(韓国語で「おばあちゃん」の意)にお話を伺ったり
日本大使館前で毎週水曜日に行われる問題解決の呼びかけに参加したりと
本当に活動的で、尚且つ真剣で、その姿に一人、涙しました。

ゼミ終了後、ゼミコンパにも参加させてもらい、そこで沢山の話をしました。
私の話に真剣に耳を傾けてくれるゼミ生の皆。
中には涙を流して「岩上さんに逢えて良かった」「頑張る気持ちをもらった」「勉強になった」と
言ってくれたけれど、石川教授が言っていた通り
この日、一番成長出来たのは「岩上愛」だと思います。


真実はひとつしかない。
例えば、この世の中に真実がいくつもあるとすれば、それらは脚色された物語で
「慰安婦」が存在した事も、また「慰安婦」を利用したことも全て「事実」なわけで
もう高齢となったハルモニの「日本からの謝罪、そして戦争の無い世界」を望む
その「夢」を「現実」にする為、立ち上がったゼミ生の皆。

人は、必ず「叶えたい夢」をもっていて、それが必ず叶うとは誰も保障出来ないけれど
「夢」にもいくつか種類があって、勿論、自分の「叶えたい夢」もあれば
そこに、自分にしか「叶えられない夢」があったとしたら
どちらかを捨てて一つを選ばなくてはならない、とは思わなくていいんじゃないかな
と、私は思います。
人は、誰かの夢の上に立っていて、もしかすると、今の皆が居る「そこ」は
誰かの「夢」だったかもしれない。
大学に行って、勉強したいと思う、誰かの「夢」を、もう皆は叶えていて
労働組合に入って、色んな活動をしたいと思う、誰かの「夢」を、もう私は叶えていて
「夢」に向かって、沢山悩んで、沢山迷って、沢山間違えても、いいと思うんです。
道が複雑化して、迷子になっても、一本道で行く道が限られていても
それでも前へ進もうとするのが、人間の特徴であり、特権だと思うからです。

私は、この闘いを通じて、沢山の人に出逢い、絆や仲間の大切さ
そして自分の信念を曲げない強さ、愛される喜びを学びました。
この日、ゼミ生の皆と出逢えて、本当に良かったです。
この場を提供して下さった石川教授、本出版に真剣に取り組む丸尾さんとの出逢いも
私の中で、大きなものとなりました。

また一つ、私は成長出来た様に思います。
私を成長させてくれた、沢山の仲間の想いと
「慰安婦」ハルモニの想いが、もっと沢山の人の心に届きます様に。

素晴らしい、充実した一日を有り難うございました!


岩上愛


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