EMERALD GREEN

石垣島マリンサービスKATSUでガイドを務める太田航が、海での出来事や出会った人達、そのとき思った事を書いた日記です

当たり前のことが・・・

2008年09月30日 | 石垣島(八重山諸島)
今回の台風後も前回(13号)同様にマンタの大乱舞をなんて少しだけ期待していたのですが、非っ常~に甘かったです
やはり海はいつも同じ状態ではないし、自然にはどうあがいても勝てません
朝のうちは南風が吹いており、それほど強くなかったので1本目からマンタを見に行こうと北へ向かったのですが・・・
向かう先の空は途中から真っ黒に!さらに風が急にヒンヤリしてきました。風向きが北に変わりつつありました。マンタポイントは北風が強く吹き始めると、たちまち時化てくるのですぐさまUターンしました。天気予報では南風→北風に変わるという情報を得ていたのですが、いつどのタイミングでそれが来るのかまでは読めず・・・
まさかこんなに早く来るとは・・・

その時点では、とりあえず竹富島の北側のリーフは穏やかだったので、まずそこで潜ることにしました。
これが結果的に失敗で、まずエントリーすると今までの僕の石垣島ダイビングライフの中でワースト・3に入るほどの濁り具合 (水面から見るとそうでもなかったのに)
そして次第にうねりも加わって、こちらも僕の経験の中でもかなりハイレベルでした! エキジットはもちろん、そのポイントから船を出すのも一苦労でした


2本目は迷うことなく「もうここしかない」と、竹富島の南まで船を走らすと、そこはもう楽園のようでした。 雨も降っていたし、それでも波はそこそこあったので、今日のゲストさんには「どこが楽園じゃい!!」って突っ込まれてしまいそうですが
まずエントリーしたら楽勝で水底が見えていました。透明度は20m以上
ハダカハオコゼ(3個体)、ハナミノカサゴ(幼魚)、タテジマキンチャクダイ、ロクセンヤッコ、モンハナシャコ・・・などなど生物も豊富でした
まあ、こちらではそれが普通と言えば普通ですが、長い間こちらの海でばかり潜っている僕はその素晴らしい海が当たり前になってしまっていて、そのありがたみが薄れてきてしまっているかも知れないので、今日はあらためてそれを知らされた気がします。

貴重な経験をしました。

言い間違い

2008年09月29日 | 仕事(ダイビング以外)
飛行機が飛び始めました
ということで朝からお客様の送迎に行ってきましたが、石垣空港内は凄いことになっていました。
朝7:30の時点で、昨日帰れなかった方達が空席を確保するための整理券の発行を待っていました。それは「長蛇の列」というよりは、どこが先頭でどこが最後尾かわからないくらい人だらけで満員電車の中にいるみたいでした。 石垣空港は確かに狭いターミナルではありますが、建物の外にまで多数の人達が溢れていました。

出発のお客様とお別れした後はそのまま到着されるお客様を待っていました。

到着のお客様を待つ僕の横で観光客の男性の方がで話をしていて、特に聞き耳を立てていたわけではないのですが、その話し声が何となく耳に入ってきてしまいました。
男「すみません今日の飛行機がとれそうもなくて明日にしか帰れそうもないんです
 (おそらく職場の上司、もしくは取引先の方と話しているのでしょう)
 電話のむこうの方は困惑気味だったのでしょうか。
 見えない相手に何度も頭を下げながら事情を説明した後に彼は・・・
男「はい、明後日には“シュッショ”します!!」と言い切りました。
・・ん出所?その後に少し間が空いて・・・
「いえ、“出社”いたしますので!!」って言い直していました。それがオカシクて思わず「プッ」って噴き出しそうになりましたがそこはグッとこらえました。 「出所」って!?よほど罪悪感があったのでしょうか(笑)
彼からすれば仕事に影響が出て大変な事だと思うので、こんなところでネタにするのは申し訳ないのですが、必死の形相だったから余計に・・・

まさかの急接近

2008年09月28日 | 石垣島(八重山諸島)
台風情報です。
記憶に新しい今月半ばの13号よりも更に強い台風15号は当初の予想を裏切り北寄りに進路を変え、石垣島を暴風圏内に巻き込みました。昨夜暗くなってから船などの台風対策を急遽おこないました。
前回に引き続き与那国島地方はモロに直撃だそうです。

↑気象庁発表(9/28午前9時現在)の今後の台風の進路を見ると・・・ これまた13号と同じく一度西にそれてはまた東に進路を変えていくような予想ではないですかー!!! このままではまた九州地方にまで向かっていきそうです。
地球のイタズラでしょうか!?こんな迷走台風が流行り始めて(?)きているような気がします。 そういえばここ近年は7月、8月には大型台風の来襲が極端に減り、9月も後半にさしかかった頃や10月に直撃というパターンが増えてまいりました。 地球規模の海水温の変化による影響もあるのでしょうか。


さて、本日はまず石垣空港は終日封鎖。当然のことながら石垣島を発着する飛行機は全便欠航です。
本日ご到着予定だったお客様が多く、中にはリピーターさんもたくさんいらっしゃったので、今回お会いできなくなってしまい非常に残念です。
でも、中には翌日の飛行機を手配して来てくれるご予定の方や、また後日あらためて予定を立て直してお越しいただけるという方もいらっしゃっいます。そのお気持ちだけでも嬉しい限りです。

そして、こんな日でもペンションのほうは意外に忙しいものです。
他のホテルに宿泊されていて本日帰れなくなってしまったお客様で、そのをチェックアウトせざるをえなくなってしまった方達が流れ込んでくるからです。台風関連のお問い合わせの電話も引っ切り無しです
結局来れなくなってしまった方よりも当日に急遽チェックインされた方のほうが多くなってしまいました。

というわけで僕も朝から他のホテルへのお迎えにまわっていたのですが、送迎車の「ハイエース」は横から風をくらうとまっすぐに走ることができませんでした。大量に雨も降っていて路面も滑りやすくなっていたので非常に危険な状態でした。
市内のコンビニや大型スーパーは営業しておりました。
でもガソリンスタンドや個人経営の小さなお店などはほとんど休業しておりました。


そんな中でも、街中では雨合羽を着た観光客と思しき人がちらほらと歩いている姿を目撃しました
凄い行動力だな!と感心しつつも、とても僕には真似できませんし、これはさすがにおススメはできないなーと思いました。
部屋の中でくすぶっていたくない気持ちも大変よくわかりますが、こんな日は出歩かないのが一番です。 何が飛んでくるかわからないですからね~

前回の台風時同様、ペンションKATSUではDVDを鑑賞している方や雑誌を読んでいる方、そしてトランプやUNOで遊んでいる方で賑やかな状態です。

これが擬態!?

2008年09月27日 | 珊瑚礁の生き物
いつもより早めの8:30出港で何とか「大崎」で2本潜ってきました。
台風15号は、ややこちらよりに進路を変えて、ひょっとしたらギリギリで暴風域に入ってしまうかも知れません。
今現在(27日15時)も風が強く、海を見ると白波がバシャバシャ立っています。 早めに帰ってきて良かったな~って、つくずく思いました。

でも海の中ではそんなコト関係なく楽しめました!
1本目ではまだまだ透明度も良く、「ミナミハコフグ」や「タテジマキンチャクダイ」の幼魚、「ロクセンヤッコ」や「ジョーフィッシュ」などを観察できました

ポイントに到着した頃は5~6艘しか泊まっていなかったダイビングボートも、上がってきた頃にはかなり増えてMAX時で25艘は泊まっていました

2本目では「コブシメ」を3匹見ることができました。
そして「アイゴ」の上に乗っかるようについて泳ぐ黄色の「ヘラヤガラ」がいました。

↑ヘラヤガラはこのように他の魚に寄り添って泳ぐ特異な行動をたまに見せてくれますが、擬態でもしているつもりでしょうかね!?
全く形状も大きさも違う魚で、似ているのは色くらいですが・・・
あとこの細長い魚は、船の係留ロープなど海中にある細長いものに身を寄せてジッとしている時なんかもあります。
いずれも目立ちすぎでとても「隠れている」とは言えませんが・・・

エキジット寸前には「コバンザメ」が単独でウロウロしていました。張り付いていたマンタと逸れてしまったのでしょうか!?


明日はさすがに海には出れそうもありません

再生能力

2008年09月26日 | 珊瑚礁の生き物
あきらめかけていたその時、ようやく1枚が登場しました

最近にしては珍しく、どれだけ待っても一向に現れる気配もなく「ついに連勝ストップか」なんて思っていました。
僕達のすぐ傍で同じように「マンタ待ち」していた他のショップさんが、あきらめて引き返そうとしたその時でした。
そのショップさんが立ち去ってから僕もその場を後にする予定でしたが、遠くのほうからスーッと近づいてくるのが間違いなくマンタだとわかったので、そのショップのガイドさんにも伝えて、一瞬ですがそこにいたダイバーさんは皆見れたと思います。よかった、よかった
その時すでに潜降後50分近く経過していました マンタのほうもすぐにその場を去って行きました まさに通りすがりでした。


その後は一気に西表まで移動して2本潜ってきました。
透明度はあまり良くなかったのですが、クマノミ各種、タテジマキンチャクダイ、カマス、アオヤガラ、ミナミハコフグ・・・等の幼魚が見れました。
こんなヒトデも発見しました!

1本だけ腕がやたら長くて太いです 
これを見たとき「孫の手」(←背中をかく道具ですね)を思い出しました。
昔おじいちゃんがそれでよく背中をかいていたな~なんて。

ヒトデの仲間は腕を失っても再生する能力があります。
しかも自ら切断し、その切断された1本の腕からさらに新しい腕が生えてくるという方法で増えていく種類もいます。
さしあたってこの写真のヒトデの太くて長い部分は、元々は1本の切れた腕で、そこから5本の腕(と言うより“指”みたいです)が生えてきて只今成長中といったところでしょうか。
面白い生き物です。

見送りマンタ

2008年09月25日 | マンタ
朝から曇ってはいましたが、波が穏やかでダイビング日和でした。

1本目はまず近場の「大崎」で最近頻繁に見られる「コブシメ」狙いで潜ってきました。
こちらは見事に2匹をGET! この時期に見られるコブシメにしては結構でかいサイズです。
もうひとつの狙いだったハゼ系(ヤシャハゼ&ヒレナガネジリンボウ)は探しきれず・・・


2本目ではお決まり(?)の「マンタスクランブル」まで移動
ポイントに到着したのは11時近かったのに、その時点で泊まっていた船は2艘のみ。僕達は3番目でした。水中ではほとんど貸切状態でマンタを観察
今日のマンタは入れ替わり立ち代りだったので4枚だったか!?・・・ひょっとしたら5枚見ているかもしれませんが、とにかく40分以上は見続けました。
船に上がった頃には、他のショップさんの船も増えていて、18艘くらい泊まっていました。6倍です!


3本目では「崎枝」まで戻り、今度は「ニシキテグリ」だけに狙いをしぼって水深3~5mにある枝サンゴの密集地帯で、これまた40分以上の格闘
粘った結果、全員が何度か(複数個体)見ることはできましたが、写真のほうは・・・


そして3本終了して港に向かって帰る途中・・・
「御神崎」を越えたあたりの水面で黒い物体が跳ねました!
そうマンタです
3枚が水面でのんびりと(多分)捕食していました。
ゆっくりと船で近づいてみると、2~3m先まで寄っても逃げずにしばらくその姿を見せてくれていました。
今日のダイビング中に見たマンタと同じ個体かどうかはわかりませんでしたが、まるでお見送りしてくれているようでした。

デジカメ日和?

2008年09月24日 | ゲストさん
今日もまたデジカメレンタルのお客様が撮った写真をアップさせていただきます。
使用機種=OLYMPUS(μ600)

ちなみにこの2枚を撮影されたのはダイビング経験本数たったの4本で、もちろん水中写真は初めてという方です。
撮影モードの切り替えや、ホワイトバランスの調整などは僕がお手伝いさせていただきましたが、それにしてもお上手ですよね。
特に「カクレクマノミ」のほうはポカーンと口を開けている様子が面白いです。狙って撮れるショットではありませんが、運も実力のうちです。


真夏に戻ったような気分になれた一日でした。


オリジナル・マンタTシャツ

2008年09月23日 | ゲストさん
リピーターのHさんに自作のTシャツをいただいてしまいました。
前回いらっしゃったときそんなオリジナルのTシャツを着ておられて、それを物欲しげに見ていた僕にHさんは「今度来るとき持ってきますよ」っておっしゃってくれたのですが、今回本当に持ってきてくださるとは夢にも思っていなかったので超感激でした!!


↑ご自身で撮られた写真を自らプリントされたものです。ご覧のとおりマンタのプリントですが、残念ながらこれは石垣島で撮ったものではなくてパラオのものだそうです。前回お越しいただいた際にも→6/5の記事参照マンタは見れたのですが、近距離での写真が撮れなくてTシャツにできなかったそうで、今回はそのリベンジです

今日は潜ったら既に2枚のマンタが根の上でホバーリングしていたので「出だし好調だな」と思っていたのですが、やはり距離が遠い
しばらく待っていれば流石に一回位は近くに来てくれるだろうと思っていたのですが、待てど暮らせどマンタとの距離は縮まりませんでした。 (とは言うものの半径10m以内では見れているのですが・・)
この程度ではHさんの満足する写真が撮れていないのはわかっていましたが、潜水時間も40分近く経過していたし、チャンスは明日も明後日もあると思って諦めることにしました。
でも船に向かって泳ぎ始めた瞬間に前方から黒い影が近付いてきました
マンタです!! 2枚!?・・・3枚・・・いや5枚もいます!!!
正面顔を至近距離からの撮影に成功しました~

結局その後も船に戻りながら何枚ものマンタに遭遇し、むしろマンタのほうが僕達についてくるような感じで、上がるタイミングになってもずっと船の近くを回遊していました。
かなり素晴らしいTシャツが出来上がりそうで楽しみです。


でもでも!意外にも今日一番近くでマンタを見れたのはその後に潜った体験ダイブのゲストさんでした マンタが正面から向かってきたときはしっかりとマンタウォッチングのルールを遵守してくれて、べったりと水底にへばりつきながらもしっかりと観察されていました。お見事でした

幼魚Day

2008年09月22日 | 珊瑚礁の生き物
強烈な風・波・うねりと闘いながら、何とか黒島で2本潜ってきました
海のほうはそんな状態でしたが、空にはずっと太陽が見えていたので、お客様のテンションはそれほど下がらず、移動中は波しぶきを浴びながらも皆さん楽しんでおられたようです。
この時化(シケ)はおそらく台風14号の影響かと思いますが、前回のような直撃にはなりそうもなく安心はしています。

期待した水の透明度はギリギリで及第点といったところでしょうか。
昨日の「大崎」のポイントの透明度10m前後に比べたら全然マシです。

水中では特に狙ったわけではありませんが、色々な幼魚が見れました。
まず1本目では「ツユベラ」「オビテンスモドキ」・・・などをご紹介。魚類ではありませんが、「モンハナシャコ」の子供(幼体)も発見!
2本目では「テンス」「ノドグロベラ」「ヨスジフエダイ」・・・などなど。それぞれ完全な幼魚でした。
今日はカメラを持って入ったのですが、いずれもまともな写真が撮れず・・
ちょこまかと動き回る幼魚達は難易度【高】です


今日は波の高さが6mまで上がる予報でした。ということで2本だけ潜って早めに切り上げて帰ってきました。
ただ明日は6→3mと下がっていくようで、何とか通常どおりに行けることを期待したいです。


出る幕なし

2008年09月21日 | ゲストさん
今日は大忙しでした (船2艘です!)
まずアイちゃんはシュノーケルツアーのお客様をパナリ島に連れて帰ってきてから、到着後ダイブのお客様を連れて2ダイブ。
僕のほうはファンダイビングのガイド3本の合間に体験ダイビングのガイドと、KATSUの“長老コンビ”は今日もフル回転でした
ちなみにペンションのほうは満室でございます。

そして今日はデジカメレンタルのお客様が多く、僕が使えるカメラがなくなってしまいました。
ということで、「ログ」のコーナーにもこのブログにも、(デジカメレンタルされた)ゲストの方が撮った写真をアップします。

この4枚は、「水中写真は全く初めて」というお二人の撮られた写真です。
相当ハイレベルですね いきなり泡を撮られるあたり、かなりセンスを感じます。 むしろ僕が撮るより良かったかも・・・

ご覧のとおりマンタは大接近。トータル5枚!!
ニゴニゴの「大崎」ではコブシメ2匹でした。





Wメモリアル・デー

2008年09月20日 | ゲストさん
この前の台風13号の余波が完全になくなったと思いきや
後を追うように14号が発生してしまいました
今のところの予報では、こちらに直撃はなさそうです。でも下のほうにある台風の動向ほど読めないものはありません。だから決して油断はできません。でも今日はそんな台風の影響も全くなく、海況は穏やかで水面は鏡のようでした。

そんな今日のゲストさんの中に、お誕生日&100ダイブの記念を同時に迎えられた方がいらっしゃいました。
しかも100本目・記念ダイブのポイントは「マンタスクランブル」でした。マンタのほうは『乱舞』とまではいきませんでしたが、潜ってすぐに1枚がお出迎え。かなりの歓迎モードでしたよ
その後はいつものお決まりの根で2枚をじっくり観察最初に出迎えてくれた1枚も結局そこにいました。
そこから船に戻る際にも一度見た個体が再び現れたので、ゲストの方達の中には「かなりの数のマンタを見た」と思っている方もいらっしゃったと思いますが結果は2枚か3枚でした。

でも記念するにふさわしい1本だったことは間違いないと思います。

発掘!

2008年09月19日 | 珊瑚礁の生き物
台風明け直後から大乱舞だったマンタですが、何故か?日に日に見れる数は減っています
やはりあれは台風でたまったストレス発散だったのでしょうか!?

とは言うものの今日は2枚のマンタが終始ホバーリング。
僕たちの真上も通ってくれました。

これで不満を言ってはいけませんね。上を見ればキリがありません。


マンタの後はポイントを変えて、ターゲットも「ニシキテグリ」に変更。
目で見つけることは出来ても、枝サンゴの隙間に隠れては出てきて・・・を繰り返すニシキテグリはなかなか写真におさめることができず皆でイライラ・・・ 完全に弄ばれていました。


でもそんなときに「カミソリウオ」を発見 久々でした。
こちらはニシキテグリと違って珊瑚の隙間に隠れることはないので、そういうストレスはないのですが・・・
まず、ピントを合わせ辛い

↑何枚も撮った中でかろうじてピントが合っっているこの一枚も何の写真なのか?知っている人にしかわからないでしょうね
これが魚だとは・・・

このカミソリウオはご覧のように体の形が細長く、まさにカミソリのようです。
写真は、右側が頭で左側が尻尾です。

この魚の周りには似たような形のゴミ(葉っぱ)がたくさん漂っていて、おそらくそれに擬態しているのです。
動きもまさに葉っぱがユラユラしているような感じで一見見逃してしまいます。
それだけに、見つけたときは瓦礫の中から宝物を探し出したような気分になります。

静かな夜

2008年09月18日 | 石垣島(八重山諸島)
久しぶりに一日中良い天気でした

でも今日は意外にもダイビングのゲストが少なく、僕は陸に残ることにしました。
ペンションKATSUのほうにはチェックインされるお客様が多く、『空港⇔ペンション』そして、『ペンション⇔市街地、離島ターミナルなど』を何往復したことでしょう 送迎専属でした


明日からは海のほうも忙しいので、いきなり船2艘で臨みます。

台風のときに陸揚げした船をつい先ほど下ろしてまいりました。
今日は夜9時頃が満潮ということで、なるべくその時間に近いほうが下ろしやすかったので、真っ暗になってから船を下ろしてきました。

今夜は星もたくさん見えて、風もピタッと止んでいて、港の中はとっても静かでした。

ようやく台風の影響がきれいに消え去ってくれた気がします。

アクセス数について

2008年09月17日 | 仕事(ダイビング以外)
今日は“窒素抜きDay”です。
ダイビングのゲストさんはもちろんいらっしゃるのですが、海のほうは台風後まだ潜っていないアイちゃん&成長著しいシゲオに任せて、僕はのんびり(?)デスクワークに専念できました。
こちらのほうも色々と仕事がたまっていて、それがとても今日一日で何とかなるものではなくて、まずそのやるべきことを頭の中でゆっくりと整理できただけでも陸に残った甲斐がありました。


たまにはこのブログのアクセス数(“goo”のブログは読者の方にはわからないようになっているのですね)でも調べてみようかと思って、管理画面を開いてみると・・・
びっくりです
この1週間の「訪問者数」が1,069人、「閲覧数」が2,424件という今までで最高ではないかって思えるほどのアクセス数でした。
「訪問者数」というのは同一アドレスからのアクセス数(同じ人が何回見てもカウントは“1”のままです)で、「閲覧数」というのは単純にこのブログが開かれた回数(例えば同じ人が1日に3回見たら3件としてカウントされます)です。

ちなみに一日あたりの最高は訪問者数が187人、閲覧数は何と437件
ありがたい限りです。とっても励みになりました。
特に台風期間中は皆さん気にかけてくださっていたということがよくわかりました。


これからも可能な限り毎日更新し、それをなるべく長く継続できるようにしていきたいと思っています。

昨日よりも今日のほうが!

2008年09月16日 | マンタ
石垣島を2日間も暴風圏内に巻き込んだ台風13号は西に向かい、大陸のほうに抜けていったかな?と思いきや、今度は進路を東に変えて再び石垣島の上(かなり北ですが)を通過していきました。 
迷走しています。
再び強風域にも入りかけました。

その影響からか?夜中から朝にかけて大雨と雷で散々な目にあいました。
とりあえず昨夜は比較的涼しかったので久しぶりに窓を開けて寝たのですが、その大雨のせいで部屋が浸水
そして午前中には石垣空港に何と雷が落ちて飛行機の発着ができず、来るはずだったお客様が来れない


降水確率100%(なかなかないです)ということで、周囲が全く見えなくなる程の雨の中では、さすがに通常通り船を出すこともできず、ダイビングのお客様には天候の回復を待っていただくことにしました。
ようやく小降りになり、それが止んだのが午前10時頃。いつもより遅めの出港です。
風が弱かったのはたすかりました。昨日と比べたら間違いなく風はおさまっています。
でも港から出るとそこはいつもの海ではなく泥の色に染まっていて、まるでジャングルとかに流れている川や沼みたいでした。探検隊の気分でした。
急激な大雨で赤土が大量に流出していたのです。
でも5分ほど船を走らせたら赤土のエリアから抜けて、ブルーの海が見えてきました。
それで安心していたのですが、それも束の間で、今度は大きなうねりが
(何で~ 昨日より今日のほうがコンディション悪い!!)

何とか「マンタスクランブル」には辿り着きました。エントリーすると水面から2メートルくらいの浅い層がおそらく雨水に覆われていて濁り気味。さらに昨日より今日のほうが潮流もありました。
でもちょっと潜れば水は透き通っていたし、昨日の乱舞が頭に焼きついていたのでまたそれを期待してエントリー。するといきなり4枚に遭遇。

そして昨日同時に8枚を観察できた根では、今日は何とさらに1枚増えて9枚 トータルでも間違いなく、昨日よりも今日のほうが大量でした。

台風後のマンタはまるで溜まった鬱憤を晴らすかのように激しく泳ぎ回って水面近くまで浮上したりと、ダイバーやシュノーケラーにとっては最高のパフォーマンスを見せてくれています。
これを経験されたお客様の中には「次はあえて台風後を狙って来よう!」なんておっしゃっている方も。もちろん直接それが関係あるかどうか定かではありません。