EMERALD GREEN

石垣島マリンサービスKATSUでガイドを務める太田航が、海での出来事や出会った人達、そのとき思った事を書いた日記です

マグロのクリーニング

2008年05月30日 | 珊瑚礁の生き物
台風5号はこの時期の台風にしては非常に大型で強いです
直撃は免れそうですが、やはり影響は出るでしょう。
というより、もうすでに出ているのかもしれません。

明日からまた北風が吹き、海にもうねりが出てくることを考え、今日は「マンタスクランブル」や「崎枝」など、今日しか行けないであろうポイントをせめてきました。

マンタのほうはというと、潜水開始から40分経過しても全く現れる気配がなく、もうあきらめて安全停止しようかというときに2枚登場!ぎりぎりセーフで全員が見れました

そして今日は何とイソマグロがホンソメワケベラにクリーニングされているという珍しい光景を目撃してしまいました。

普段は回遊し続けているイソマグロですが、クリーニングされているときは写真のように、ほぼ水底でアタマを上の姿勢で10秒ほどその位置に停止していました。※クリーニング=体に付着した寄生虫や微生物などを、他の生物に掃除してもらう行為のことをそう呼んでいます

なかなかお目にかかれるものではありませんよ


明日は休暇をいただきます。

オニヒトデ続報

2008年05月29日 | 仕事(ダイビング以外)

今朝の新聞の1面で早速、昨日の「オニヒトデ駆除」のことが掲載されていました。
全体での駆除総数は3,535匹ということでした。
参加者の皆さん本当にお疲れ様でした

潜水1回あたりの駆除数(駆除効率)が35.8匹だそうです。これは前回行われた駆除活動より46.2匹低下しているということで、「集中的に捕ることによって駆除の効果が上がっている」というのが竹富町ダイビング組合の見解です。

もちろんそれもあるとは思いますが、僕個人的な意見はちょっと違います。

僕は「オニヒトデ駆除」を丸1日まとも行なったのは初めてなので、あまりえらそうなことは言えませんが、まず昨日潜った3本がポイントによってあまりにもオニヒトデの数にバラツキがありすぎるということ。
それは当然、水深、水温、そこにあるサンゴの種類・・・その他諸々の条件によって変わってくるのですが、僕が乗った船には石垣のショップスタッフが集結していたので、普段あまり行かない鳩間やバラス周辺の海の近況がわからず、だいたいの目測で「このへんで潜ってみよう」といった感じで3本とも行われたのがそういう結果になったのだと思います。
現に西表のショップスタッフチームは僕達の倍以上も駆除していました。
僕の数字だけを見ても、2本目では47匹も駆除できたのに、3本目では14匹・・・と今回の駆除効率をはるかに下回っています。

これが3本全て『大収穫』であれば、同じ見出しにはならなかったと思うのです。

でもこれだけの数のオニヒトデを駆除できたことは決して無駄ではなかったと思います。(思いたいです!)

実はこの鳩間島周辺では1975年前後にもオニヒトデが大量発生したそうですが、その5年後に石垣島周辺でも大発生したそうなのです。これはオニヒトデが『集団移動した』のだといわれています。
つまり今この鳩間島周辺で大発生しているオニヒトデを放置しておいたら、何年後かには再び石垣島にまでその被害が及ぶ可能性もあるわけで、石垣のダイビング業者、漁業関係者からしても「対岸の火事」ではないのですね。
対策委員長は「大発生前に駆除作業を開始した」と言っており、6月からオニヒトデの産卵シーズンに入るとみており、今月中にさらに駆除活動を行えないか?検討しているとのことです。

オニヒトデ狩り

2008年05月28日 | 珊瑚礁の生き物
行ってまいりましたオニヒトデ駆除
石垣と西表のショップ合同で計37名のスタッフが集まり、3艘の船に分かれて【西表島―鳩間島】間の海で、一人3ダイブして駆除活動を行いました。

◆1本目・・・20匹Get! 密集しているところもあったようですが、コツをつかむまでに少し時間がかかりました。
◆2本目・・・かなり密集度の高いポイントでした。1つのテーブルサンゴの裏側に5匹も隠れていたりするところもありました! 結果は何と47匹Get!! 同じ船のメンバーの中でトップの成績をおさめるとこができました
◆3本目・・・キレイな枝サンゴばかりで「こんなところにいるのか?」って思えるポイントでしたが、探せば見つかります でも全体的に奥のほうに入り込んでいるオニヒトデが多く、駆除し難かった 結果14匹!

トータルで81匹をつかまえました。これは同じ船のメンバーの中で2番目の成績でした。あいちゃんは38匹で7位でした。(参加した女性スタッフの中では1位

場所によって差が出ました(ちなみに駆除活動を行ったのは、普段潜っているダイビングポイントではありません)が、今日は何と言っても2本目のポイントが恐ろしかったです 1分間に1匹の割合で捕まえている計算になりますからね
途中『ミナミハコフグの幼魚』なんかを目撃してしまい、ついついそちらに気を奪われそうになりましたが、そこは心を鬼にして(?)、いや「コイツの住み家を守るためだ」と自分に言い聞かせて“仕事”に集中しました


他の船のうち1艘は3本とも密集しているポイントを当てたようで、僕達の倍くらい捕まえていました。
全ての合計駆除数はまだ発表されていませんが、かなりの数になるでしょうね。結果が楽しみです。

刈り取り作業

2008年05月27日 | 仕事(ダイビング以外)
今日はほぼ1日かけて「ペンションKATSU」の駐車場の草刈りをしました。

いまだにアスファルトやコンクリートで固められていないので、しばらく草を刈らないと凄いことになってしまいます。 前回刈ったのはかれこれ3ヶ月前ということで、もうすでにプチ・ジャングル状態でした。

◆観察できた生物・・・ヒキガエル、ナナフシ、ダンゴムシ(?)、ミミズ(でか!)・・・など。


あいちゃんとめぐみと3人がかりで、2台の草刈機を駆使して何とか4時頃には終了しました。
刈り取った雑草の量=軽トラックの荷台に約10杯分でした


ちなみに今日の石垣島は最高気温30℃で
全て終わるまでにスポーツドリンク系ペットボトル500ml×4本も飲みました。

とってもいい汗をかきました


明日は「八重山ダイビング協会」のボランティア活動で『オニヒトデ駆除』があるので、あいちゃんと一緒に参加してきます。
場所は西表島の北側=バラス島周辺です。約10軒のショップからそれぞれ大体2人ずつ、合計約20人のスタッフが集まり、かなり大掛りな駆除活動となりそうです。
つい最近このバラス島周辺で駆除が行われたそうですが、そのときは11人のダイバーが3本ずつ潜り合計2,700匹ほどのオニヒトデを駆除したそうです。
明日の駆除活動では5,000匹を目標にしているとか 恐ろしい数ですね


※オニヒトデ・・・サンゴを常食とする大型のヒトデです。体に棘を持っていてその棘には毒もあります。 このヒトデに食べられたサンゴはそのまま死んでしまうケースがほとんどです。いまだにこれといった有効的な対策はなく、ダイバーが海に潜って駆除棒で刺してひきあげてきて、陸上で処分するという方法しかありません。まさに人海戦術ですね!

日焼け止めとサンゴ

2008年05月25日 | 石垣島(八重山諸島)
昨夜はまたナイトダイビングしてきました
ゲストの方のご希望は「珊瑚の産卵」だったので、日没前に出航して8時頃にまず僕が一人で潜って珊瑚の様子をチェックしてみました
残念ながらタマゴを持っている珊瑚は見当たりませんでした
ということで普通のナイトダイビングに切りかえて楽しんできました。
ゲストのSさんはそれが100本目の記念ダイブでした
上がってくると空には満天の星でした


一夜明けて、今日も良い天気
梅雨入りしたとの情報がウソのようです。

久しぶりに西表の海で潜ってきました。
延び延びになっていたメグミのO.W.講習も、本日の1本目でようやく終了し、認定することができました。
ライセンスを取得した彼女の初ファンダイビングは、西表の透明度30mオーバーのサンゴがびっしりの海でした。しかも天気は最高 贅沢すぎましたね


でも今日はあまりの天気の良さに、日焼けで首とか腕が真っ赤になってしまう方が続出
最初から焼くつもりの方が多かったのか?日焼け止めを塗っている方はほとんどいませんでした。

そんな今朝の新聞には「日焼け止めでサンゴが白化」というショッキングな記事が 
イタリアの大学の研究チームが発表したらしいのですが、日焼け防止剤がサンゴを白化させる影響を及ぼすとのこと。
世界各地のサンゴ礁を訪れる観光客の日焼け防止剤の使用量は年間4,000~6,000tに上るそうです。
そして海に20分間入った場合、体に塗った成分の4分の1が海中に溶け込むらしいのです。
それが世界のサンゴ礁の最大1割を白化させる危険性があるということでした。

非常に難しい問題です。観光客の方に「日焼け止めを塗らなでください」とは言えないですからね
でもこの問題は一人ひとりが気を使えば、少しは解消されるのではないかな?と考えてみました。
例えば、海に入る直前に日焼け止めを拭き取ってから泳ぐとか、泳いでいる間の日焼け対策としては防止剤を使用せずウエットスーツやラッシュガードを着用するとか。

ちなみに僕は一度も日焼け防止剤の類を使用したことがありません。
もちろん日焼けしても構わないから・・ですが・・

マンタはもう・・・

2008年05月24日 | マンタ
玄関のドアを開けた瞬間「夏だ~!」って感じる空模様
朝の陽射しがジリジリと体につきささってきました

そんなダイビング日和に、向かったポイントはやはり「マンタスクランブル」
今日のゲストは昨日の1本目でじゅうぶんにマンタを見れた方ばかりだったのですが、ほとんどの方が当初のリクエストが「マンタ」だったので、もう1本くらいは・・・と思い、2日続けて行ってみました。(一説によると僕が昨日あまり良い写真が撮れていないから!・・・というウワサもありますが・・・)
とにかく今日もマンタDayです
ちなみに今日は2本目のタイミングで訪れました。
昨日のログ付けのときゲストの方達に「マンタスクランブルはマンタ以外にも魚が豊富で、今はクマノミの幼魚の小っちゃーいのがたくさんいるんですよ~♪」なんて話をしていたので、まずはそれをご紹介~
でもそのクマノミの子供達を囲んでいる背後にはすでにマンタの姿が3個体ほど・・・(みんな気付いていません・・・)
イソギンチャクから離れることのないクマノミより優先するのはやはりマンタでしょう
ということで皆に知らせて被写体をすぐにマンタに変更

3枚のマンタがぐるぐるとホバリングする姿を15分近く眺めていました。そしていなくなったかな?と思いきや・・・
僕達は同じ場所にじっとしているだけだったのですが、前から後ろから横から複数のマンタが現れては消え・・・の繰り返し
さすがにゲストの方から「マンタはもうじゅうぶん」のOKサインが出ました 久々です

マンタにサヨナラしてからは再びクマノミの幼魚達にカメラを向けてこちらも、悔いを残さず観察&撮影


3本目は完全に趣向を変えて竹富南の砂地まで船を走らせ、まったりと潜ってきました。


「朝マンタ」絶好調!

2008年05月23日 | マンタ
2日続けて1本目から「マンタスクランブル」で潜りました。
最近は『朝マンタ』が好調な傾向にあります。

昨日は6枚(6個体)そして今日が5枚と、ぐるぐるホバリングもしてくれるし、いなくなったと思ったら別のマンタが突然現れたり・・・と、大満足な結果が出ています。

一昨日の午後2本潜って影も形もなし・・・というのが嘘のようです。
でも透明度は今一つで、少し濁っています

まあ、あれだけマンタが見れたら贅沢は言えないでしょう!


今日は1本でマンタに満腹だったので、2本目は別のポイントでイソマグロやハナゴイ&アカネハナゴイ、数種類のチョウチョウウオの「群れ」を堪能しました。
珍しくコクテンフグまで群れていました
どんな魚でも「群れ」って絵になりますね。


3本目ではこれまた趣向を変えて地形ポイントを選択。
その時点では天気は・・・
ところがポイントに到着すると同時にが!!
今日はそれには期待していなかったのですが、洞窟の中に差し込む光のシャワーまで浴びることができました。
そして浅瀬のサンゴも生き生きとしてすごく綺麗だったし、最後が一番透明度も良かったし・・・

結果的に「全てが上手くいった」という1日でした。
こんな日もあります。

念願の!

2008年05月22日 | イベント
昨夜まで3日連続でナイトダイビング。ようやくOさんのリクエスト=珊瑚の産卵を見ることができました。
感激です。 

2日続けてハズしたときはさすがにへこみました 帰りも大体12時まわっているし・・・
昨年チャレンジした日は2日続けて見れてしまったので、簡単に見れてしまうものなんだ!と安易に考えていたかも知れません。
自然のことなので当然そんなに甘くはありませんでした。


さっそく昨日の産卵の様子を写真でご紹介したいと思います。

まずはPM9時頃。様子見に潜ったときの今にも生みそうな状態の珊瑚です。

↑ピンク色の玉(卵)がびっしりと着いているのがわかりますよね。
これを見た瞬間「今日は産むだろう」と確信しました。

それから1時間もしないうちに・・・。

遂に始まりました~

次から次へと、静かに生み続けます。


何度見ても良いものです。



mixi」のコミュニティにこの時の動画をアップしましたので、こちらも是非ご覧下さい。
コミュニティ名:石垣島・KATSU(ダイビング)
カテゴリ:スポーツ


まさかの2連敗

2008年05月21日 | イベント
珊瑚がなかなか“難産”です

一昨日に比べたらかなり枝の先のほうまで卵が出てきているが見られるのに・・・
“助産婦”じゃないけどお手伝いできるものならばって、手でちょっと水流を起こしてみたり、トントンって軽くたたいてみたりしましたが、当然そんなに単純なものではありませんでした。

前日に比べて波はなく、空には綺麗な満月が皓々と輝いていてコンディションは最高でした。 ここ最近にしては星もたくさん見えていました。

はるばる北海道からお越しのOさんはまだダイビングを始める前に、TVで珊瑚の産卵を見て「いつか実際に見てみたい」と思ったそうです。そして今回はズバリそれが目的で来られています。
2夜連続でハズしてしまいましたが、Oさんの滞在はあと3日。今夜こそ「3度目の正直」といきたいものです。


 Oさんと同じく北海道在住のお客様、akiさんのブログを新たにブックマークに追加いたしました。http://a-ki.blog.so-net.ne.jp/2008-05-18-1

産みの苦しみ!?

2008年05月20日 | イベント
昨夜のナイトダイブでは珊瑚の産卵は見ることができませんでした
石垣港のすぐ南のリーフで11時近くまでねばったのですが・・・残念

今朝の『八重山毎日新聞』には、一昨日の「川平湾」の珊瑚が産卵している様子が載っていました。写真を見る限り見事な産卵状況でした。
同じ石垣島の海でも、場所によって環境(水温など)が違うので、多少のズレはあるのでしょうね。

また川平湾で産卵した珊瑚の種類を見る限り、僕達が昨夜見ていた場所にある珊瑚と種類も違っていました。
でも珊瑚が卵を持っているのがハッキリわかるくらいなので、いつ産んでもおかしくない状態ではありました。


そして今日も海に出てみると、やはり珊瑚の産卵時の匂いがしました。
僕だけではなく、いつも海に出ているスタッフ連中なら誰でも気付くほどでした。

ということで今夜も出かけてきます
ちなみに今日は大潮の満月です やはり大本命か!?

動揺!

2008年05月19日 | 珊瑚礁の生き物
とりあえず台風はそれていってくれて安心しました。

昨日の時点での予報を聞く限りでは、今日は雨を覚悟していましたが、朝からとても良い天気でした

時間が経つにつれて水面はうねってきましたが、竹富島南の外洋のポイントでは水の透明度も良く、ここではよく見かける「アカウミガメ」にも会えました。

このアカウミガメは決して可愛らしいカメではありませんが、なかなか迫力はあります。体長も1メートル弱とBigサイズです

かなり年をとっているのかも知れません。体のいたるところにコケが生えています。
いつも堂々としていて、ダイバーが近くにいても全く気にしません。
でも今日はそんなアカウミガメの慌てる姿が見れました。


船のアンカー用ロープにつかまって安全停止中の僕達のほうに向かってきたのはいいのですが・・・

そのままロープに激突
気付かなかったのかなちょっとよそ見していたようです。 
その瞬間は何が起こったのかわからず、かなり動揺しているように見えましたが・・・



何事もなかったかのように、僕達の真上を通過していきました。


遂に今夜は、今年初!サンゴの産卵狙いのナイトダイブです!!

昨夜「川平」のサンゴが産卵したという情報を入手しました。
そして今朝の海の匂いは・・・いつもより生臭いですまさにサンゴが産卵するときの匂いでした。


7時頃出港して、昨年2日続けて見れたポイントに行ってきます。
若干のうねりと波は予想されますが、とりあえず今日は様子見です。



 

必要悪

2008年05月17日 | 石垣島(八重山諸島)
台風3号はもうすでに消えてしまいましたが、後を追うように発生した4号がまだ、フィリピン辺りで勢力を保ちながら、ゆっくりと北東に進んでいます。

このままいって八重山諸島に接近する場合は18日の夜から19日の朝にかけてではないか?と予想されます。

まだ進路次第では大東島のあたりまでそれていってくれることも考えられるし、何よりもこの時期の台風なのでそれほど発達しないから、暴風域に入ったところで大して吹かないと思うので、そこまで心配はしていません。

明日は波の高さが4mまで上がるとの予報 冬に北風が強いときでもそれぐらいの時化はよくあるからそれもあまり気にしていません。
ただ、降水確率のほうが明日の日中は最高で70%と、そこは避けられませんが、いずれも明日が一番のピークで、明後日以降は次第に回復していくのではないかな?とよんでいます。


それにしても今年は、まだ5月に入ったばかりだというのに「こちらに来るのでは?」と心配された台風がもう3つ目。
ちょっと多すぎやしないか
これもまた異常気象か

昨年は台風が全く来なかったために水温が上昇しすぎて、珊瑚が白化
それに比べたらまだマシでしょうかね。


『勝水産』の生命線でもある「養殖モズク」は1月、2月の日照不足で出足が遅れたものの、その後の天候の持ち直しで、もうすでに昨年の収穫量を上回っているとか
でも社長は「台風が直撃したら残りのモズクが流れて無くなってしまうから、もう少し獲るまで来ないで」なんて言っていました。

新聞に載っていたのですが、農家では石垣島の名産「マンゴー」もやはり、冬季の日照不足の影響で1ヶ月も開花が遅かったそうですが「豊作型」であるとのこと
でも当然これも台風が直撃したら全てパーですから、台風が来ないことを祈るのみですよね。


珊瑚のためにはある程度台風も来たほうが良いのですが、農作物や海産物に関してはありがたくない!(もちろんレジャーにも)

僕にはとても複雑な心境です

急遽ノーゲストデー

2008年05月16日 | 仕事(ダイビング以外)
今日はゲスト2名様のみ!天気も良さそうだし、じっくりのんびり潜れる!・・・・・と思いきや、ゲストのM山さんは昨日痛めた腰の具合が悪く断念 お気の毒です。お大事に。
お連れ様のTさんも付き添いで病院に行かれたため、急遽ノーゲストデーになりました。

ということで、あいちゃんには休んでもらうことにしました。
どうやら僕が風邪をうつしてしまったみたいで、昨日から微熱がありました。
今朝は出勤してきたのですが、ダイビングの中止が決まると同時に帰ってもらいました。
ゆっくり休んで早く治してほしいですね。

僕のほうはというと、ほぼ1日中パソコンとにらめっこでした(仕事ですよ!)


先日フィリピン付近で発生した2つの熱帯低気圧は、両方とも台風になりましたが、「3号」のほうは大東島付近を通って勢力を弱めつつあります。
こちらは大した影響もなく過ぎ去ってくれて安心しています。

一方「4号」のほうはまだフィリピン付近をウロウロしている様子で、あいかわらず目が離せません。こちらも同じように、それていってくれると助かるのですが・・・

じっくりフィッシュウォッチング

2008年05月15日 | 珊瑚礁の生き物
今日はゲストも減って2名様。

竹富島南周辺で3本潜ってきました。
あいちゃんが1本、僕が2本ガイドさせていただきました。

僕の1本目は狙いはイソマグロ!
エントリー後まもなく、「ちびマグロ」3匹が回遊しているところを発見 
他にはタテジマキンチャクダイやタテジマヤッコなどをじっくり観察


2本目は久しぶりにナンヨウハギを見たくなり、久しぶりに潜る砂地のポイントを選択。ここではナンヨウハギの成魚も幼魚も見られます。
潜降していきなり、可愛らしいハリセンボンに遭遇しました。

↑狙って撮った正面顔です。

お目当てのナンヨウハギは、まず幼魚から発見!!明らかに成長していましたが臆病なのは相変わらずでした。

↑珊瑚の隙間に身を潜めて、これ以上は撮らせてくれませんでした。
この後、成魚も見つけましたが、こちらも写真は撮れず・・・


そして何と砂地の水底のいたるところに“天然のもずく”が!!

今までは生えていなかったのに・・・??




台風と珊瑚の産卵

2008年05月14日 | イベント

フィリピン付近に現れた低気圧は『熱帯低気圧』に成長し、そろ~りそろりと北西に向かっている様子です。『台風』になるのも時間の問題でしょう
今の進路のままであれば台湾をかすって、大陸のほうに抜けていく方向ですが、そうはいかないのが台風です。
どうせ来るなら早く来て、さっさと抜けて行ってほしいものです。

このあと「サンゴの産卵」も控えているし・・・


今日は、「ちょうどサンゴの産卵時期に台風が来たらどうなるのだろう?」という話題になりました。
一般的にサンゴの産卵は海が穏やかであるのが条件などと言われていますので、やはり「延期」?ということになるのでしょうか?(まあ産卵していたことろで台風が来ていたらナイトダイビングどころではありませんが
その場合、もうひとつの望ましい条件といわれている「大潮で満月の夜」これもまた次の大潮まで持ち越してしまうのだろうか?
でも「大潮の満月」なんて月に一度だけですからね~

ただ昨年に関しては、かなりの『産卵ショー』だった日は「大潮」ではなくて「中潮」でしたし、満月でもありませんでした。

今年はどうなるのでしょう??
心配でもありますが、楽しみです。
とりあえずご希望があれば、可能性がありそうな日は全て『産卵狙い』で出航します