脱!胞状奇胎

37歳で初めての妊娠。そして胞状奇胎のため流産。いつかまた赤ちゃんが授かる日のために日々おもうこと。体験談です。

胞状奇胎について

2009-02-28 | 胞状奇胎とは
【胞状奇胎について調べたことをまとめました。参考まで。。】

受精卵は細胞分裂をくり返しながら、繊毛という細かい根のような組織を増やして、子宮内膜から養分を吸収してきます。
この繊毛組織は妊娠3ヶ月頃まで発達を続け、お腹の赤ちゃんに栄養を送る胎盤になります。

胞状奇胎とは、赤ちゃんを包む卵膜や胎盤を作る繊毛が異常に増殖し、
水泡状のぶどうのような粒になって子宮の中に充満してしまう病気のことだそうです。
又、胞状奇胎には1つの卵子に2つの精子が入る「部分胞状奇胎」や
卵の核が不活性化し精子の核のみが増殖してしまう「全胞状奇胎」があるそうです。
超音波検査と尿中のhCGを測定することで診断できます。

治療の第一は入院して胞状奇胎の部分を取り除く手術をすることで、さらに1週間後、
再手術をして奇胎を完全に取り除きます。
個人の状態に差があるので3回程度手術が繰り返される場合もあるそうです。

掻爬によって子宮内容を除去すると、その後はHCGが減少し、以後は採血の検査で
このHCG値の経過を見ながら胞状奇胎後の管理を行うことになるようです。
これが再上昇したり順調に減少しない場合は、侵入奇胎、絨毛ガンとして子宮全摘か抗がん剤治療となるそうです。
この方法しか治療がないようですが、赤ちゃんを希望する場合はこの病気には抗がん剤治療が一番効くそうです。

気になるその後の妊娠ですが、きちんと管理を受けたあと、「もう妊娠しても大丈夫」という医師からの許可が下りれば、
次の妊娠にトライしても大丈夫だそうです。

お医者様から聞いた話ですが、天皇の奥様の美智子様も胞状奇胎になった経験がおありだそうです。
浩宮様をご出産された後に、胞状奇胎で流産をされ、治療後礼宮様と紀宮様をご出産されたとのことです。