島根県益田市匹見町(ひきみちょう)、美濃地(みのじ)屋敷 2023.07.29に撮影した。
美濃地屋敷は、たたら業の支配人として尽力する一方で、村政を統括する庄屋を務め、江戸時代後期には数村を
管理下におく割元庄屋(大庄屋)をたびたび命じられるなど、被支配者層の頂点をきわめた家柄。
通常の屋敷が四間取り系であるのに対して、当家は六間取り系で、代官などの支配階級者の接待のための座敷の
間があることが特徴。 土間から見上げる力強い梁組は五段からなり、とくに牛引き梁は方三尺(約1m)もあって、
これを支える大黒柱は方一尺一寸(約30cm)を測り、富裕な庄屋であった威厳さを今に伝えている。
国指定文化財(主屋、米蔵)。
Pentax K3 ” 雅 ”+Sigma18-300mmF3.5-6.3 DC Macro HSMで撮影した。