千葉県動物愛護センター見学

先週の金曜日。
ＣＡＴＮＡＰの代表とスタッフ１０名で千葉県動物愛護センターを見学に行きました。

東京都での引き取りをしているＣＡＴＮＡＰですが、他県の現状を知る為です。

私が生まれ育ち、これからも住み続けるだろう千葉県の愛護センターは富里市にあります。
周りは緑豊かで、自然の多い穏やかな環境でした。
そこにひっそりとあります。

ＣＡＴＮＡＰのスタッフとして参加させて頂いてから１年。
この活動を続けるにあたって、見に行かなければならないとずっと思っていました。
出来れば見たくない。
助けてあげられないのに見に行っても辛いだけ。
でも、見なければ。現状を見なければ。
前夜、色々な考えが巡りあまり寝られませんでした。

午後１時に集まり、センターの担当の職員さんから千葉県の現状をお伺いしました。
成犬・成猫もさることながら子犬・子猫の収容がとても多い事に驚きました。

また、千葉県でもマイクロチップリーダーを所持しているが、
今までマイクロチップのお陰でお家に帰れた子は１頭しか居ないとの事。
職員さんも何とか１頭でも助けてあげたいという思いが、切ないほど伝わって来ました。
千葉県も今年の４月から個人・団体ボランティアへの譲渡の門戸を開きました。
これを期に、いつか殺処分が無くなる日が来ることを願う。
その為にもこの辛い現状をお伝えしなければなりません。

職員さんのお話の後、譲渡が決まっている子猫がいる部屋を見せて頂きました。



どんな家族が待っているのかな？
楽しみだね。

その後、収容犬舎へ。
伝染病蔓延防止の為、全員長靴に履き替え入室。



痛いほど訴える瞳。
「僕はどうなるの？なんでここにいるの？」
私には何も答えてあげられません。


この部屋に居る子は明日（7/10）処分となる子達。
イエローラブと生後5・6ヶ月くらいの兄弟と思われる4匹のＭＩＸ。


まだ半年しか生きていないのに。
兄弟寄りそって支えあっている様でした。


ラブらしい穏やかで人懐っこい子。
この子も若いです。でも、なんども出産したと思われます。
何度もシッポを振りながら近寄って来てくれました。

出して！！と訴える子。
シッポを振って寄って来る子。
ただただ歩き回っている子。
遠くから見つめている子。
動けず震えている子。
力なく横たわっている子。

この日に私が見たどの子も決して忘れる事は無いでしょう。
この後に見た、ガス室・焼却炉も決して。

何も出来ないくせに絶対に泣いてはいけないと思って来たのに、そんな資格ないのに、
さすがに処分場はあまりに機械的で、流れ作業のような感じで。
絶えられませんでした。

その後、この日行われている譲渡会を見学させて頂きました。

可愛い盛りの２ヶ月～４ヶ月くらいの子です。

この子は私たちが見ている前で、優しそうなおじさんに貰われて行きました。

よかったね。大きくなるんだよ。

譲渡会の横にあった慰霊碑。

お線香をあげさせてもらいました。

●お願い●
犬を飼う前に、本当に金銭的にも時間的にも飼う余裕があるのか考えて下さい。
飼ったらその子の犬生に責任を持って下さい。
家族と同じ様に愛情を与えてあげて下さい。
不幸な命の連鎖を絶つためにも、避妊・去勢をして下さい。
鑑札・迷子札を必ず付けて下さい。

絶対に見捨てないで下さい！！！！！！！！！！！！

今回、見学させて頂き、より強く感じた思いです。

言葉足らずで拙い日記ですが、読んで下さってありがとうございました。