14時46分発~パンドラの函を開けて

3・11以来、自分の中で変わってしまった何かと向き合いながら短歌を作り、書きつづる。それが今の自分にできること。

縁【○】~ハジマリノバショ~

2010-08-22 11:30:52 | 3.11震災以前(芝居・映画)
土曜日は、三島プロジェクトで競演した、詩人役の山下さんが、
大学時代の仲間と組んで新しい劇団を始めたというので、
その旗揚げ公演を観てきました。

芝居のタイトルは「縁【○】~ハジマリノバショ~」
劇団の名前は、演劇集団ブレーメンパレード(略してBP)。
おそらくブレーメンの音楽隊からの命名だと思います。

お話は、道で不思議なメモを拾ったプーの若者が、
友だち三人とともに、メモを書いた不思議な老人と出会い、
縁や幸福について考えるというもの。

実はその老人というのは、起業家の依頼で、
あらゆる人の願いが叶うという青い球(ブループラネット)の
開発をしている錬金術の研究者。

そこに山下さん演じる若者(小林)の一団が現れ、
財閥の令嬢などがからんで、劇画チックな出来事がおこる。

錬金術といえば、鋼の錬金術師がすぐ頭に浮かぶ。
こちらのストーリーは真夏の夢のような、
暖かいお話。SF的ヒューマンコメディだった。

錬金術から生み出された人間をホムンクルスというのだが、
その少年はじめ君が、不思議な存在感があっていい感じだった。

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