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甄子丹(ドニー・イェン)に魅せられた管理人のblog

愛しの雪虎

2009-06-19 14:11:48 | 江山美人
もう2カ月近くも前の話になりますが、鑑賞した映画「エンプレス
運命の戦い」について少しだけ・・
画像はプレスシート。パンフレットは販売していませんでした。

上映された映画館が全国的に少なかった模様で・・残念でしたね。
日本公開の情報を聞いた時には、まだかまだかと一日千秋の
思いで待っておりましたが、待てど暮らせど上映の兆しはなく・・
結局、県下で上映してくれる映画館は皆無。
4っつもの市を乗り越えて鑑賞しに行く事に・・
それでも、同じレオン・ライ出演作品「花の生涯 梅蘭芳」を
上映に選択した映画館が多い中、「よくぞ、エンプレスを!」と言う
感謝の気持ちは忘れてはいけないんでしょうなぁ。きっと。多謝。
見に来られていた客層は、男性女性それぞれおひとり様やご夫婦
女性二人連れ等、全体的に年齢が少し高かったような印象でしたね。

雪虎
寡黙で成熟したオトナの魅力満載のおいしい役でしたねー。
真の男の美学を持っている人でした。
雪虎のようなストイックなタイプにはワンサイドラブが良く似合う。
いや、雪虎こそが「片思いで輝ける男№1」なのだっ!(ゴメン。将軍)
片思いに身を焦がす、特に思いを胸に抑え込んでいる男は
たまらなくセクシーです。苦悩が磨きをかけてるんでしょうね。
「抑制を身に付けた男の美学」を感じましたよ。
雪虎の表情がまさにソレで、ドニーさんは巧みに雪虎の心情を
実に繊細に、丁寧に、表現する事に成功していたと思う。

最期の闘いには雪虎にふさわしい舞台が用意されていました。
決して抗う事の出来ない宿命。
突き進む道を選んだ雪虎の覚悟。
戦いに赴く表情には熱い闘志と共に、どこか悟りきったような眼差しが・・
この時の雪虎がとても印象的、敵を目前にひとり戦いを挑みながらも
これから我身に降りかかるであろう残酷な結末を受け入れながらも
実にクールに胸の奥深くで静かに燃える姿が雪虎なのですね。
剥き出しの闘志とは一味違うんですよね。

まるで解き放たれた魂が、一気に爆発するかのような
壮絶な雪虎の戦い・・・泣けましたー。
狂おしい程の散り際の美学を、力強く、又せつなく
余すところなく見せつけてくれました。
将軍雪虎の流した血は、きっと燕飛児の胸を焦がす程
熱いものだったに違いない。
そしてそれが、今後の彼女の生きる道標のひとつになった筈だと
勝手に確信してしまったのでした。

「漢」だねぇ。雪虎。

まだまだ感想はあります。
香港版DVDでは理解出来ずじまいのセリフも漸く判明し
感じる思いにも変化があったり・・
感想の詳細はまたの機会に書くつもりですので
今回はこの辺でー。