「毎日ご機嫌で暮らしてまーす!」なんて言うと変な人のように聞こえると思うのですが、何故か、
このところ毎日楽しいです。
昨日は図書館でこれを借りました。
この本は、ブロ友「nさん」のお勧めの本です。絶対読もうと思いながらも、まだ買わず、まだ借りずで
時間だけが経っていたのですが、先日の句会の帰りに、先輩とちょっと寄り道。
護国神社にある植物園を見てましたら、この先が「一草庵よ」と言われる。
鈍い頭では一草庵ってなんだっけ?と私ボケておる。
行ったことあるでしょ?と言われ、前に連れて行ってくれた所?
いや、ちょっと場所が違うね。等と、ぼーっとした返事をすると、
あれは、「庚申庵」と叱られる。
愚陀仏庵は自力で行きましたが、場所はもっと町の中。ここでは無い。どんな庵?
「山頭火の一草庵だよ」と言われるまで気が付かなかった!
でも、そうと分かれば走ります。
護国神社から、すぐそこじゃぁ~
小川を挟んで左は住宅地。庵は右、山の方です。
おー、見えて来た~!と喜ぶ私に、
nekoさん、ちがう!ちがう!、それはトイレよー。もっと奥見て!
「一草庵」ありました、立派なトイレの後ろの方に。
本当に草が。
土日は中を見れるそうですが、生憎この日は平日。
ここで、眠るように亡くなったんですね。
松山には歴史的な庵があります。全部俳句に関係してます。そう、文化的な町なんです。
それなのに自分で調べて行って見る、なんて言う探求心が無い私は、あまり文化的とは言えない。
毎月松山に来てるのに。
「庚申庵」は訪問した時のことを一度ブログに書いたと思う。
「愚陀仏庵」は弟が松山の病院に入院してた時に近くだったので行って見た。
そして、今回初めて訪れた「一草庵」
早くあの本を読みなさいと言う啓示かと思い、昨日、図書館に行ってきた。
お上りさん宜しく、嬉しそうに写真を撮ってると、連れて来てくれた彼女が、「教えがいがあるわー」
と喜んでくれました。
彼女には、庚申庵も教えて貰ったし、東温市の「一畳庵」の松根東洋城 の事も教えて貰った。
教えて貰ったら、俳句でお返しをすることにしています。なかなか、唸らすような句は出来ませんが。
でも、そんな内容のおしゃべりが楽しい時間です。
「入門山頭火」の本はへぇーっと言う捉え方で面白い。nさんが書かれていた通りこの本の作者も最近山頭火の
句や本を読み調べて見ようと思ったそうです。素人の私もご一緒させてくださいと言う感じで読み始める。
まだ、少ししか読んでないのですが、この本によると、山頭火の父は、財産持ちであったにもかかわらず、
女性関係で身代潰し、奥さんもそんなことが原因で自殺。大人になった山頭火は苦労したようです。
ただ、実は、いや・・ 意外だったのですが(私的にです)山頭火自身も女性にだらしない、と言うか、
案外、女性好きであったようです。それを、山頭火の詠んだ句からも、読み取って、そうであろうと
書いている所が面白い。
身代傾いてるのに二人共ですか?・・・。
前に読んだこんな句を思い出す。「水をへだてておなごやの灯がまたたきだした」
おなごやと言うのは遊郭の様な所だと私は思ってる。
「春寒のおなごやのおなごが一銭持って出てくれた」こんなのも。
まだ、枯れて無いのかな?もう、そこは縁のない所と、胸は騒がなかったのか?昔を懐かしんだか?
一銭持って来てもらうまでどんな視線を送ったのか。
女好きの一面有り、と読んだだけで、この句の背景を考えてしまいました。
暫くこの本読んで楽しめそうです。
こんな句も、
「酒がやめられない木の芽草の芽」
・・・人間だもの。辛いね山頭火先生。
一草庵にもいかれたなんて。
さすが松山。
その昔、京都に住んだ時に、京都の受験生は日本史の受験で得ではないか!?と妬んだのを思い出しました。
俳句を志す人に、愛媛は得だ!(目指してもいないくせに妬む)
読み終わりました!真面目な本より(失礼な言い方お許しを!)山頭火の人物像解析への取り組み方が面白かったです。というか、真面目な山頭火の解説本まだ読んでないので、これから読んで見るつもりです。
これからも、面白い本の紹介宜しくお願い致します。