こもれびの日記

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虎狩りのイギリス人が発見したアジャンタ石窟 西インド世界遺産紀行 ④

2023-05-25 | 2023年5月西インド世界遺産紀行(アジャンタ・エローラ)

 

5月4日、オーランガバラードのホテルからバスにてアジャンタへ。

 

アジャンタ石窟は1983年世界遺産に登録。仏教僧たちの修行のためのもので、紀元前2~紀元後3世紀と、紀元後5世紀から7世紀に作られました。

 

ワゴーラー川湾曲部の断崖に掘られた石窟群。大小合わせて30あります。

アジャンタは1819年虎狩りをしていたイギリス人によって偶然発見されました。ジャングルに飲み込まれ、存在自体が1000年ものあいだ隠れていたのです。

第一窟。

 

早くから見つけられて内部が消失しているところもあるエローラと違って内部の壁画は残っていたのです。

 

蓮華手菩薩。フラッシュ禁止でよく見えませんがアジャンタ最高傑作で、1949年に焼失した法隆寺の勢至菩薩像に影響を与えたと言われています。

壁画などは5~7世紀中央インドを支配していたヴァーカータカ帝国の信仰に厚い家臣たちによって設営されたものとみられています。

 

第2窟。仏陀像。

 

玉座に腰かけた菩薩。

 

壁画は天井にも。アフガニスタンから持ち込まれたといわれるラピスラズリや黄土などの顔料で描かれています。

 

 

断崖が湾曲しているのがわかる。

 

僧侶の寝室。天井の岩は途中で掘るのをやめた、未完成の石窟。

 

第6石窟は唯一の2階建て。

 

 

広い?長い? 500mに渡っている。

 

 

第10窟。発見したイギリス人ジョン・スミスのサインをみんな写している。その時あたりはまだ1.5mもの泥に埋まっていたけど。

 

第16窟へ上がる階段とエレファントゲート。

 

第17窟、入り口の天井画。

 

仏陀の前世をつづったジャータカ物語(本生譚)がほとんどで夢のような宮廷生活が描かれている。

六牙白象本生。

 

天井の壁画をズームで。

 

第19窟

 

第19窟のストゥーバ

 

寝室は装飾もなくあまり見る意味もなく、また公開されてないものも多くどんどん進んでいく。

高低差が結構ある。

 

 

第26窟

靴を脱いで見学。ストゥーバ。

 

涅槃像としてはインド最大。全長7.3m。

 

2時間ほどの見学でした。

 

オーランガバードへ戻り昼食。

お腹にやさしそうなのをチョイス。

 

市内観光。

バスからの景色。

 

オーランガバラードの町から北へ3㎞の石窟も見学。

主に5世紀から7世紀に仏教徒によって作られた13の石窟。官能的な女尊像。

顔が壊れている涅槃像。

 

次に1679年ムガール帝国時代に作られた廟墓、ビービー・カ・マクラを見学。

タージ・マハールを模して造られています。すべてが大理石で作られたタージ・マハールとは違って1割しか使われていなくて後はセメント。なので貧乏人のタージと呼ばれているそう。

 

夕食はホテルで。

さすが一流ホテル、ラマインターナショナル。

こんなにあっても気は抜けないので・・・

ビールも飲まず我慢・・・

 

 

 

 

 

 


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