『 こまちの散歩道 』

子供時代、よく転んでは膝小僧に生傷が絶えなかった私。
今では山登りが大好きです!
好きな言葉:一期一会

雨乞岳 紅葉と緑の笹に包まれて

2012-11-15 | 登山 【 春・夏・秋 】
笹に覆われてる緑の山 たおやかな稜線が美しい


秋は短し、一気に冬がやってきましたね~。 こんばんは~『こまちの散歩道』へようこそ~

12月中旬の冷え込みが1ヶ月も早く11月中旬に来るとは…
末端冷え性のこまちには厳しい季節到来です(><)
とはいえ、雪山登山やスキーやら、寒い所へいそいそと出かける気持ちはみなぎってまして(笑)
今年は怪我なく冬を楽しみたいと思っております。

さて、なかなか山レポがたまっていますが、今日はサクッと日帰りレポをUPしたいと思いま~す(^^)

11月10日(土)  雨乞岳(1,238m)  晴れ

鈴鹿セブンマウンテン… そんな言葉を知ったのはいつ頃だったろう。
7という数字に特に興味もなかったけど、気が付けば、雨乞岳を残す6山は登頂していた。

御在所岳から見る雨乞岳は山深くて、迷いやすくて、距離が長いという ややマイナスイメージを持っていた。
登山を始めた頃から… 今もその考えは変わっていなかった。
今回はsatoru-ktさんとTさんのお誘いで、ずっとお預けになっていた雨乞岳へ。

6:10 名古屋発
事故渋滞12kmの表示をみて 1つ手前の四日市東ICで降りる。
鈴鹿スカイラインは紅葉シーズンとあって路駐が目立つ。パトカーの姿も…。



三重県と滋賀県の県境、武平峠のトンネルを出てすぐの駐車場はすでに満車。
なんとか道路脇に駐車スペースを見つけて、8:40 スタート!

寒いよ~、早く身体よ、温まれ~!
最初は薄暗い植林の中を登る。




頭上に紅葉を見つけて、テンションアップ  




まだ 登山道に陽は射さないけれど、今日は晴れ予報!
展望が良くなる稜線までゆるやかに登ります。




鎌ヶ岳が見えた~!




9:44 クラ谷分岐  ここまで約1時間のゆるやかな山歩き
この分岐の右手にはコクイ谷が見えている。
道迷いが多発しているようで、赤テープを1つ見つけることができたけど、
その先の道がどこを辿っているのか目視できない。




赤テープを頼りにしたり、ところどころ細い道もあったりして、
お隣の御在所岳とは全然雰囲気が違う。




この静かな水を湛えた雨乞岳の雰囲気は、
開発された御在所岳やオーバーユースの藤原岳とは全く違っている。
ここへ来た人のみが感じることができる。




クラ谷の沢を何度か渡る。 水量は少ない。




上を見上げると紅葉が輝いてる。
どこからともなく心地よい風が流れてくる。
登れば暑くなったり、止まれば寒くなったり、秋山とはこういうもの。
心地よい風が気持ちよいのだ。




水が豊か
落ち葉が水面を覆いきることはできない。
なぜなら・・・水は滞留しているのではなく、流れているから。
そんなささやかな観察をするようになったのも最近なのかもしれない。




紅葉はもう終わっているかと思って期待してなかったけど、きれ~




鈴鹿の山中ではこのような窯跡を見つけることができる。
石が積み上げられており、先人の生きた痕跡を感じることができるね。

どれだけ経っただろう・・・
先を歩くsatoru-ktさんが、 「頭蓋骨がある」 と言う。
こまち: 「え?どこどこ?」
Tさん: 「あ、ホントだ。 窪みが目のあたりかな~。」
こまち: 「え~?どこにあるの~?分からないよ~。」
satoru-ktさん: 「白いっぽい石みたいなやつだよ。」

まだ分からないこまち。
沢の対岸に渡って近寄ってみます。
こまち: 「あ、ホントだ!歯まである!!下顎が残ってる!!」

登山道に戻って物思いにふけるこまち。
satoru-ktさん: 「子供かな~。小さいよね。」
こまち: 「そっか~。昔は子供も山に入って住んでいたのかな~。登山者かな~。」

satoru-ktさん、Tさん: 「ん???? まさか人骨だと思ってる???」
こまち: 「えっ!違うの?」 Σ( ̄ロ ̄lll) 
satoru-ktさん、Tさん: 「違うよ(笑)鹿だよ鹿!人骨なら事件だよ!ジ・ケ・ン!」
こまち: 「だって頭蓋骨って言ったじゃん!」 !( ̄∇ ̄; )

ん~確かに、
頭蓋骨とは聞いたけど、頭蓋骨=人の頭 と思い込んだのは3人のうち私しかいなかった。
おバカなこまちです(^^;)




青空と映えて、赤や黄色が眩しい
しばらく紅葉を楽しみながら、ゆっくりと歩を進める。




10:48 稜線に出た。
紅葉は終わっていて、前方に東雨乞岳が見えていた。
日当たりも良い。その代わり、風も強い。




右手にイブネが見えてきた。 いつか行ってみたいな~

ぐんぐん登ると・・・




ドカーンと展望が開けてきた 
登山道はいつの間にか笹の道。
背後には御在所岳がどっしりと!




山頂直下が崩壊している釈迦ヶ岳
奥には濃尾平野が見渡せて、御嶽山や乗鞍岳、恵那山、中央アルプス、南アルプス等
かなり遠くまで見渡せる!!
山麓の紅葉も見えるし、いい時期に来たな~(^^)




東雨乞岳へ向けて笹の道を直登
わっせわっせ!




11:30 東雨乞岳(1,220m) 展望抜群!風強し!
背景は御在所岳と鎌ヶ岳
その奥には、セントレア空港、知多半島、渥美半島までも♪




写真では分かりにくいけど、北方には、藤原岳や霊仙山や伊吹山、琵琶湖まで
雲が多いながらも遠望できる♪
こりゃ すごいや~~ 




広い山頂はランチにぴったりなんだけど、風が強くて寒いから先に山頂へ行くことにした。
目指せ!本峰!雨乞岳~!




ゆるやかに下って振り返ると東雨乞岳
この山は、山麓は紅葉で素敵なのに、山頂部は笹で覆われてこれまたステキ♪

途中に風を避けられるスペースがあったので、40分ほどランチタイム~




40分ランチの後、再び山頂目指してスタート。
左手には、鎌ヶ岳~鎌尾根と鈴鹿南部の山々。
鈴鹿南部はまだ全然歩いてないや。




12:23 雨乞岳(1,238m)とうちゃく~
標識が乱立してるけど(^^;)ま、いっか。
ちなみに「ここは⑨番です」という標識があるよね。
武平峠の登山口の①番から始まってゴールが⑨番なんです。

12:34 下山開始 滋賀県側からの風が強い
東雨乞岳と違って狭くて、展望も360度ではないので、10分ほどで下山開始。




来た道を戻ります。
谷筋の紅葉に見とれながら、登りでは赤テープを頼りにしたけど、下りではもうその必要もなかった。
不思議だね、最初と2回目では全然感覚が違う。




午後になり、陽射しが和らいできても黄葉はしっとり輝いてる。




秋山の散歩道




ピンボケだけど、ふかふかの絨毯
※今回は一眼レフはお家でお留守番してま~す(笑)




あ~ 気持ちいいね!




帰りも同じポイントで鎌ヶ岳を撮影。




最後の下り。




ところどころ細い道もあるけど、落ち葉が濡れてないから滑らない♪




今日は、まったり6時間20分(ランチタイム含む)。

ん?
山深くて? 迷いやすくて? 距離が長い?
そんなイメージを持っていたけど、そうでもなかったよ(^^)v
あれれ~? 登山を始めた頃からずっと持ち続けていたイメージはなんだったの?

確かに山深いし、迷いやすい箇所もあるけど、距離は長いとも言えないし…。
時間も6時間程度だし。
そっかぁ! 私自身が山歩きに慣れてきたんだね♪
そういうことにしておこう(笑)




15:00 武平峠もどり~~~
なんだか久々に鈴鹿の山をゆっくり歩いたって感じ。

「そうかい、またおいで~」 そんな声がどこからか 聞こえてきたような気がする。
ふと目線を上にあげると、鎌ヶ岳がちょこんと顔をのぞかせていましたとさ。

  < おしまい > satoru-ktさん、Tさん、お疲れさまでした~

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
笹原がイイね! (ケン)
2012-11-15 23:38:36
鈴鹿のどこへと思っていたら雨乞岳だったのね。

笹原の稜線ってホントたおやかでイイよね!
どこまでも歩きたくなっちゃうもん^^
でも笹深いのは逆に最悪(><)

それにしても鈴鹿って、こちらの丹沢と雰囲気がよく似てるってつくづく思うよ。
オーバーユースなくらい歩かれているところもあるのに、一歩奥に入ると人もそんなに歩いていない、道も不明瞭、一歩間違えたら遭難必至みたいな(汗)

個人的には鈴鹿は以前から行きたいと思っていながら全くもって未踏だから、いつかガイドしてちょ(^-^)/

ってか、もう10年以上も山歩いてるんだから、いまさら山歩きに慣れてきたもないでしょう(笑)
返信する
ケンさんへ (こまち)
2012-11-16 12:46:09
あ、そうだね~「鈴鹿に行ってきた」って、関東でいう「丹沢に行ってきた」と同じ感覚だね。
鈴鹿のどこの山?丹沢のどこの山? だよね~(^^)

笹原を歩くのは気持ち良いし、見た目はきれいなんだけど、
実は、笹ってすごく丈夫で、跳ね上がってくるし、
笹払いの後とかに出てる笹の根というか茎みたいなのがけっこう滑りやすいよね(^^;)

鈴鹿のメジャールートのガイドなら大丈夫だけど、
奥地はまだ私も歩いたことなくて、しかも荒れてるみたいだからその辺りのガイドはできない(^^;)ゴメン

山を始めて10年以上経ってるけど、最初の頃は今ほど回数は行ってなかったからね~(^^;)
返信する
まさかの紅葉 (サトル)
2012-11-17 13:04:26
サトルです。雨乞は個人的には印象薄かったからw
まさかの紅葉と、大展望にびっくりしたよ!
あの紅葉は、俺の中ではone of the bestだったなぁ~
やっぱり鈴鹿はまだまだ色んな顔を見せてくれるね!
ではまた次の山行でね。
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サトルさんへ (こまち)
2012-11-19 12:48:10
お疲れ様でした~(^^)/
イイ時期にイイタイミングで雨乞岳に登れて良かったよ。
5日後の11月15日には積雪15cmだもんね~。
お天気も良かったし、大展望だし、紅葉も良かったし。
言うことなし♪
鈴鹿は奥が深い(^^)次回もよろしく~♪
返信する
こまち!( ̄∇ ̄; ) (tahara_t2)
2012-11-21 00:36:42
なんだかんだ言いながら楽しんでいますね。 (^.^)
にしても大きなザック!日帰りなのに何が詰まっているのか?
夢と希望のほかに!
万一の時のビバークの装備は当然としてもザイルとカラビナももっているのですか?

春に美ヶ原を紹介してもらってからまだ半年!

こまちさんのお蔭で今年は本当に充実した山を楽しめました。

また暖かくなるまで近場の低山でのんびりします。
それから こまちさんのブログを見て暇つぶし (#^.^#)

期待してます。 (^○^)
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tahara_t2さんへ (こまち)
2012-11-22 15:21:25
近場の鈴鹿山系で久々にまったり楽しみました♪
日帰りのときはいつも30Lザックを使っています。
中身ですか~(^^)よく分かりましたね~!
夢と希望がいっぱ~い詰まってます♪今にも溢れてきそうです(笑)
でもザイルとカラビナは入っていません(^^;)

そうですね~美ヶ原からまだ半年ですか。
もっと長い時間が経過しているように感じます(^^)

これからは低山が良い季節ですね♪
ブログもご期待に沿えるよう頑張ります(^^)/でもあんまり期待されると…(^^;)
返信する
期待 (tahara_t2)
2012-11-22 21:25:34
え~ 期待してますよ。 (^.^)
私の行けそうもない所へ気軽に行ってしまうこまちさんの記事、いつも楽しく読ませてもらっています。
お礼にできる事はランキングボタン押すだけ。

こまちさんに紹介できる所が無いのが残念です。

代わりに根羽村の豆腐を、ネバーランドで試食できます。
もし行く事が有れば、牛乳も美味しかったです。

また何か気に入った物が有れば報告します。 (#^.^#)
返信する
tahara_t2さんへ (こまち)
2012-11-26 12:33:57
お返事遅くなりましてスミマセンm( _ _ )m

いつも応援ありがとうございます(^^)
なかなか行った山すべての記録をアップできていないのが悔やまれますが、
こうして楽しみにしてくださってるので、ボチボチ頑張って続けていこうと思っています。

ネバーランドというところがあるのですね~(??)
お豆腐は好きなので調べてみます(^^)
返信する
慶尚南道より韓国100名山をめざして (金海のおじさん)
2012-11-30 23:34:30
アメリカから韓国へお引越しをした老夫婦です。
日本では<お山>登りも<トレッキング>もしたことのない夫婦。韓国で山にかこまれたアパート暮らしで初めて<裏山>の頂上をめざして、心臓ばくばく、汗はだくだく、足はがくがく、膝は笑うは。。大変な思いを・・。これではいかんなぁーと、一年発起で身体を鍛えなおして再度挑戦してから、低山のぼりにはまりました。
貴女のブログを発見して、写真がきれいで・・思わず手がコメント覧に。
はからずも韓国で還暦をむかえてしまった夫と、私より少しだけ若い妻、夫婦ではじめたブログです。
お時間あるときにでも、一度お立ち寄りください。
尚、ブログもビギナーですので、山同様にこれから腕をみがきます。
返信する
金海のおじさん様へ (こまち)
2012-12-03 12:57:33
はじめまして、コメントありがとうございます。
韓国からコメントとは驚きましたが(^^)海を隔てても身近に感じてしまうのは登山が共通の趣味だからでしょうか^^
韓国へは1度(しかも半日)だけしか行ったことがないので、観光地どころか山は全く知りません。
今後韓国へ旅行する際には参考にさせていただきます。

写真についてお褒めいただきありがとうございます。
お互い、これからも良い山旅を続けていきましょう!
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