師子王(ししおう)は百獣(ひゃくじゅう)にをぢず・師子の子(こ)又かくのごとし、彼等(かれら)は野干(やかん)のほ(吼)うるなり日蓮が一門(いちもん)は師子の吼(ほう)るなり
〔聖人御難事(しょうにんごなんじ)、1190㌻・編1209㌻〕
師子王は百獣を恐れない。師子の子もまた同じである。正法の人に迫害(はくがい)を加える人たちは、キツネの類(たぐい)が吼(ほ)えているようなものであり、日蓮の一門は師子が吼えているようなものである。
◎真実を勇敢に語り、師子吼(ししく)し、叫ぶ人こそが、真実の日蓮門下であるとの仰せです。
◆徹して悪を責め抜く師子吼を
池田先生は、この御文を通して、次のように指導されました。
「『創価の声』は『師子王の声』である。それは、正義の陣列の威光勢力を限りなく倍増し、そして、邪悪の陰謀をことごとく粉砕していく根本の力である。御聖訓の通り、いよいよ『声を惜しまず』『声を張り上げて』「大音声(おんじょう)を出して』、創価の声の勝利の金字塔を打ち立ててまいりたい」
今こそ悪を責め抜く時です。真実を語りに語り、しゃべり抜く、言論戦の総攻撃です。
魯迅(ろじん)は叫びました。「水に落ちた犬を打て」と。悪を責める時、中途半端な妥協は、絶対に許さなかった。根を断つまで、徹して責め抜かなくてはいけない。それが悪と戦い抜いた文豪の魂の叫びです。
正義は、悪と戦い抜かなければなりません。悪は放置するば増長し、ますます闇を深めていきます。
声も惜しまぬ堂々たる師子吼を轟かせ、「青年・拡大の年」を見事に勝ち進んでいきましょう。
〔理事長 青木 享〕
(きょうの発心 2005.01.01)〈10974〉