大地はささばはづ(外)るるとも虚空(おおぞら)をつなぐ者はありとも・潮のみ(満)ちひ(干)ぬ事はありとも日は西より出(い)づるとも・法華経の行者(ぎょうじゃ)の祈りのかな(叶)はぬ事はあるべからず
〔祈禱抄(きとうしょう)、1351㌻・編519㌻〕
大地をさして外れることがあっても、大空をつないで結ぶ者があっても、潮の満ち干(ひ)がなくなっても、日が西から出ることがあっても、法華経の行者の祈りの叶(かな)わないことは絶対にない。
◎たとえ自然界のリズムに逆らうことが起きたとしても、法華経の行者の祈りが叶わないことは断じてない、祈りは必ず叶う、と仰せです。
◆確信の祈りで苦難乗り越え
1976年(昭和51年)5月、大阪で開催された未来部の勤行会に参加。池田先生の温かい励ましを受け、「師に応えられる人材に!」と固く誓ったのです。以来、常勝関西の地で薫陶を受けました。
結婚後、夫が交通事故、また病に、祖母が認知症にと苦難が競いましたが、この御文を胸に、「今こそ宿命転換のチャンス!」と、夫婦でひたすら祈りました。夫はやがて社会復帰を果たすことができたのです。祖母は3年前、他界しましたが、その成仏の相を見るにつけ、介護を通して、苦しい現実を喜びに変えることを教わりました。5年前、夫の転勤で本陣・東京に。先生との“縁”の深い江東区で、広布の道を歩めることに、感謝でいっぱいです。
青春の“誓い”を胸に、青年部を応援しつつ、友好拡大に挑戦し、師弟共戦の歴史を築いてまいります。
〔東京・江東池田区婦人部長〕
(きょうの発心 2006.08.02)〈11289〉