心の学問塾 誠心館 秋田塾のブログ

「日の本の 国に生まれし 誉れをば 散るとも残す 志花」
日本人としての心を取り戻しましょう!

過疎集落の再生からお知らせ

2012-08-29 | 過疎集落の再生

日頃より誠心館ブログにお越しいただき有難う御座います。

 

秋田塾で過疎集落の再生の記事を書いております山口です。

 

秋田県地方は、お盆明けから涼しくなるはずなのですが、お盆明けから猛暑が続いており、

平均気温が平年よりも高く、私が作業をしている畑などは連日35度を超える暑さが続いております。

 

早朝から休有畑の作業を行い、

研修も日中の重作業が困難な為に、涼しくなってから重作業を実施している関係で、

研修先での作業時間が長くなってきております。

 

現在、休有畑には秋冬にむけての白菜の種を植えております。

種の数が多いのと、朝から気温が上昇している関係で、作業が予定よりも大幅に遅れております。

 

その為、日中の研修と、早朝からの休有畑の作業で体力的に精一杯の状況が続き、

油断をすると熱中症にかかる寸前の状況が毎日続いております。

 

9月初旬まで暑さが続くと予報されていますが、

暑さに負けないように引き続き作業を進めております。

 

暑さと作業が落ち着くまでの間、連載をお休みさせて頂きます。

 

引き続き、誠心館ブログを

宜しく御願い申し上げます。

 

 


薬を撒く

2012-08-24 | 過疎集落の再生

8月22日の研修内容を飛ばしてしまいました。


この日は、終日、薬を撒く作業です。


研修先では「有機栽培減農薬」「有機栽培無農薬」の農法を中心に作物を生産しています。
しかし、最低減の薬をまかなければ、品質の良い作物を育てる事ができません。

今回は、最低減の薬を撒く作業をしました。

いつもの動噴を使います。

3人で作業を進めていますので、比較的身体に負担をかけなくて済みました。

動噴を使う作業は、日頃は2人での作業となっています。

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先日種を植えた大根畑に、雑草の発芽抑制剤を撒きます。
この薬は、大根には影響のないものです。

この作業で午前中は終了しました。


午後からは、出荷予定の長ネギ畑に、最後の殺虫剤を撒きます。


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濃度はかなり薄くしてあり、表面についているダニ類の虫を殺虫する効果があります。

この薬は、表面だけに効果があるものですので、長ネギ本体には影響はありません。

実際、出荷する際にはかならず長ネギは皮を剥いてしまいます。


この日も残暑が残る暑さです。


午後は暫く活動は出来ませんでした。


水の調整

2012-08-24 | 過疎集落の再生

私の畑の準備が進んでおります。


8月23日、研修の終了後再び灌水設備を元に戻す作業を行いました。

全日の作業で熱中症になりかけましたので、この日は身体をいたわりながらの作業となりました。


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水は出るのですが、以前に比べると思うような方向に水が飛んで行きません。

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均等に濡れていなければならないのですが、散水向きの調整が必要です。

後日、改めて修正作業を行う予定です。



さて、同じ日の研修作業です。

朝から、露地メロンとスイカ、カボチャ畑のトンネル撤去作業と株切り進めます。

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師匠が磨いできた稲刈り鎌です。
気持ちよい位によく切れるのですが、あまりにも草が多いので始めは刈払機で作業を行い、最後に稲刈り鎌で株を切り取りました。

これだけで午前中の作業が終了。


午後からは、長ネギ畑の灌水設備の調整を行いました。

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この長ネギ畑は、もともと放棄されたいた畑ですので、灌水設備の配管内に泥などが溜まってしまっています。
その為、灌水チューブにも泥が入り込み、適切な水撒きをする事ができなくなっていました。

画像で見てわかる通り、チューブの中を通る水が透明に近くなければいけないのですが、緑色になってしまっています。
これが配管内の汚れです。

この日も暑く、作業を進める事が困難でした。


私の畑でも同じ現象が起きていましたので、同じように調整を行っています。


大根の種植え

2012-08-23 | 過疎集落の再生

8月16日から帰省をしており、8月21日より研修を再開しています。

お盆明けから猛暑となりこの日は暑さの洗礼を受ける事になりました。



大根の種です。

大体2ミリくらいの大きさです。

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干し理想という品種と青首を植えます。

帰省中に大根の種植えの一部を行っておりました。

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芽が出てきてまもないです。



元肥を追加してから、一旦、トラクターで撹拌させます。


その後に便利な農業用具を使って種植えを行います。

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ローラースルーゴーゴー?
のような出で立ちのこの用具は、これだけでも9万円近くもする農業産業用具です。

アクリルの箱の中に種を入れて、押すだけです。
種を蒔く間隔も自動的にやってくれます。


これがあれば種植えも楽々?なのですが・・・

暑い・・・

炎天下・・・

風もない・・・


これを押す作業で、畑の中を約1.2kmメートルを押した事になります。


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午前中いっぱいかけ、種植えを終了しました。

この日は午前中で体力を使い果たし、午後は更に暑くなってきましたので作業はあまりできません。


15時近くになり、露地メロンの撤去作業を開始。
しかし、暑さの為に全く作業が進まず・・・


30分動いて、休憩。


畑で作業をしている農家は殆どいません。
それだけ暑さが厳しくなっています。


研修終了後、

自分の畑に行き、灌水チューブの設置作業を行います。

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ここまで作業を続けていましたが、

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とうとう身体をこわしてしまい

・頭痛
・吐き気
・けだるさ

過去に熱中症の先の神経障害に至った時の初期症状になり、作業を断念。

速やかに帰宅をして身体を休めました。


しかし、野菜は待ってくれませんので、翌朝も作業を進める事になります。


白菜の種植え

2012-08-22 | 過疎集落の再生

お盆を過ぎ、秋田県地方は猛暑が続いています。
昨日は、炎天下で作業を続けた影響で、吐き気や身体に熱が溜まる等の症状があり、熱中症に近い症状となりました。

本日も同じような気温ですが、何とか熱中症に近い症状にはなりませんでした。


暫く、作業記録を貯めてしまいましたので、少しずつ記事を書きたいと思います。



8月15日

朝から白菜の種植え作業が始まりました。

メロン畑の撤去と、秋冬野菜の準備を同時に行っています。
メロン畑の撤去は、猛暑が続いているので作業がなかなかはかりどりません。


白菜の種は、128シートを使います。

種まきの穴を開けるアクリルを使います。
高価なものですが、作業効率が大幅に向上する便利道具です。

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穴を開けた後

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そこに白菜の種を入れて行きます。

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私のごっつい手です。
汚れ仕事の際は、いつも作業軍手をしていますので手は全く荒れていません。

白菜の種は直径1ミリにも満たない小さなものです。
これを指でつまんで一つ一つ穴に入れて行きます。

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種はわかりますか?


一粒を掴むのは難しく、何度も二粒以上穴に入れてしまいます。


2種類の白菜の種植えをしました。

断面が黄色い白菜
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断面が白い白菜
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水をたっぷり掛けて新聞紙でトレーを覆って、種まきは終了です。

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この後は、ハウスメロンの収穫後の撤去作業を進めました。

ハウスの中は45度位有りました。
なかなか作業は進まず、20分作業をして長い休憩をする、これをずっと繰り返してこの日の研修は終了です。


只今、秋冬野菜の種植え準備を進めております。
やっと種植えまで辿りつきますが、作業時間が限られており少し時間がかかると予測しております。
その影響で、更新頻度が少し空いてしまう事があります。

気長にお付き合いの程、御願い致します。


休有農地の作業

2012-08-20 | 過疎集落の再生

本日より、ブログを再開致します。

まずは、休有農地の作業内容から少しずつUPして行きます。


秋冬野菜に向けての準備を進めて行きます。

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水のバルブありかが分からなかったので土地改良区の方に探して頂きました。
バルブも何とか生きており、そのまま使用できます。

このアルミ製のパイプとホースは土地改良区から提供して頂いたものです。


土地改良区の皆さん、有り難う御座います。


さて、灌水設備を設置する前に、元肥を入れる作業を行います。
8月11日の研修作業終了後、肥料を撒く所からはじまります。

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苦土石灰:20kg×3袋
過燐酸石灰:20kg×2袋
A929:20kg×5袋

合計200kgの元肥を入れます。

この作業に約90分。

 

一袋20kgを背負って、人力で肥料を撒きます。

奥行き50メートル、幅20メートル

何度も足跡の所を往復して肥料を撒きます。

汗だくです。

 

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トラクターを取りに行くときには日が暮れています。

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副変速機:1速

前進:2速

PTO:2速

深耕深度:5~4

ゆっくりと時間をかけて肥料を撒いた土壌をトラクターで撹拌させて行きます。

この時には汗は引いていました。

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もう真っ暗になっていますが、まだまだ作業は終わりません。
トラクターを収納し終わったのは20時30分を過ぎていました。


肥料を入れる事ができましたので、後は灌水設備の設置を行い、一旦水を入れる作業を行います。



毎日、畑の様子を見に行っていますが、
帰省前の大仕事を行ってきました。

カボチャの大規模芽欠きと実欠きです。

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水やりをしながら作業を進めて行きます。

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芽欠き実欠きをしてスッキリとしたカボチャです。
大量の蔦を欠いています。


収穫期と肥料について

2012-08-09 | 過疎集落の再生

朝から昨日の芽欠きの修正作業を行いました。

残っている不要な芽を欠く作業です。昨日の作業で見落としていた芽が残っていました。

この芽が残っていると、カボチャの実の発育に大きな影響を及ぼす事になります。

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本日、収穫した釣るしメロンです。
販売価格は、1個/1000円程度を予定しているとの事です。

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この品種で地域ブランドが付いていれば1個/3000円以上はするようになるとの事で、果物のブランド化というものは、大変重要な事だと学びました。

ちなみに、夕張メロンと同じ品種を露地メロンで栽培しています。これは販売用ではなく、実験生産ですので、私達現場の人達で消費してしまいました。

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午前中に、収穫と事務所のピストン輸送を2回行いお昼となりました。


午後からは、タヒチスイカ(紅)から収穫を行いました。

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タヒチというと分かりづらいかもしれませんが「でんすけスイカ」と同じ品種と言えばわかると思います。
「でんすけスイカ」は北海道の高級品種のスイカです。これもメロンと同様にブランド化されています。

秋田県内ですと、1個/3000円の値段がついているそうですが、安値で販売すると聞きました。

一かご35キロ位の重さがあります。


スイカ農家は収穫作業が重労働の為に、高齢化を迎える農家からスイカから別の作物に作替えする農家が増えて来ています。

今年は7月が猛暑でしたので、スイカの生育が早く、お盆でスイカを出せる農家は限れらています。


タヒチスイカの2回目の輸送の時に、夕立のようなスコールが降ってきました。
その為に、収穫作業が中断となりました。

雨があがり、紅こだまスイカの収穫も行い、最後のピストン輸送を行いました。


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その後、畑に残った人で明日以降に植える予定の二度イモ(馬齢しょ)を植える準備を行います。

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種芋を芽が極力均等になるように半分に切り、一晩陰干しをします。

明日に定植作業をする予定です。



さて、本日は更にトマトの芽欠き作業を行いました。
私は、釣るしメロンのハウスに入っているので、メロンからの病原菌飛散防止の為に、トマトハウスに入る事ができません。

残肥が多く残っており、尿素が多く出てしまっている発育障害が起きています。
師匠も、残留肥料がこれ程まで多く残っているとは予想しなかったので、明日以降は水の調整などで対応してみるとの方針を打ち出しました。


ちなみにトマトハウスには、高価な有機肥料を入れており、無農薬です。
地中深く根を張らせる為の細工を土壌に行っています。

トマトの前には大根を入れていたのですが、それよりも前に栽培したメロンの肥料も残っていた可能性が高いと言っていました。

今日は、師匠とも様々な話をしましたが、肥料の良さと悪さや怖さ等、適量を見極めるのは経験しかない事を教わりました。

師匠をもってしても、残留肥料までは予想がつかなかったとの事です。


私の畑も師匠の指導をうけながらこれからも進めて行く事になります。


カボチャのピン打ちと芽欠き実欠き

2012-08-08 | 過疎集落の再生

本日は、早朝よりカボチャのピン打ち作業を行いました。

ピン打ち前はカボチャはあちらこちらの方向へ好き勝手に伸びています。
その方向修正と、芽欠き実欠きを同時に行いました。

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90分ほどかけて何とか左半分が終了。

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奥は夕方以降に作業をする予定ですが、手前と比べるとごちゃごちゃしているのがわかります。

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夕方、研修が終わり続きを行います。

こちらも日没前になんとかピン打ち、芽欠き実欠きを行いました。

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左右共に内側に弦を伸ばしたいので、それぞれの方向へ誘導します。

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今月下旬にまた芽欠きと実欠きを予定しています。

カボチャは暫く、水やりなど行いながら成長を見守ります。



今回から、カボチャに直接、しかも多く話しかける事を行いました。

「おいしいカボチャになってもらいたいので芽欠き実欠きをするよ~」と話しかけると、その作業がスムーズに進みます。

夕方、作業をしていると、カボチャの株の一つから「水がほしい」と言ってきましたので、水やりを行いました。

夜に水分と肥料を吸収して延びますので、明日は更に延びているかもしれません。





本日の研修は、秋冬野菜の準備として、昨日に続き灌水設備の設置作業を行いました。

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昨日は、スプリンクラーの設置をしましたが、本日はスミサンスイを設置して水が行き渡るかを確認しました。

少し曲がっているのは、暑さでチューブが曲がってしまうのであそび(ゆとり)を兼ねて曲げています。
掛ける水圧が高いので、水圧に負けて塩ビパイプ等が外れてしまう恐れがあるからです。


この畑は、春までキャベツを栽培していましたが、暫く休ませていました。
その為、畑自体に水分が全く含まれていないので、早急な水対策が必要となり、昨日からの作業に至りました。




午後からは、大豆畑に水を撒く作業です。
人力です。

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本来であれば、水を撒かなくてもよいのですが、降水量が少なく土壌が乾燥してきており、土壌の含有水分が著しく減少、このままでは枯れてしまう恐れが出てきたので、急遽、焼け石に水を覚悟で水を撒きました。


明日の朝、師匠が様子を見て、その後を判断する予定です。


今日は、日の出から日没までずっと作業をしておりました。


研修先の畑には暫く雨が降っていません。
雨が待ち遠しいです。


秋冬野菜の準備

2012-08-08 | 過疎集落の再生

暫く更新が遅れました。

作業が溜まってしまっておりますので、少しずつ記事を書きたいと思います。


研修先では秋冬野菜の準備と、メロンの栽培設備の撤去作業を同時に行っています。

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始めに撤去したトンネル跡は、既にメロンと雑草が枯れていますが、数日かけて残りの4列の撤去を進めています。


様々な作業と暑さの影響で、2日間かけてやっと2列の撤去が終わり、画像はありませんが本日は3列目(画像で言うと左から2列目)の途中まで撤去が進んでおります。


その後、秋冬野菜向けの畑の整備を行いました。


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この畑では、キャベツや白菜の栽培を予定しています。長さ80メートルで約5反歩ある広い畑です。

降水量が極端に少ないので、スプリンクラー等の灌水設備を設置して、水分が極端に少なくなった土壌に水分補給すると共に、事前に撒いてある肥料などの効果を発揮させる役目も持たせます。

この畑は、今後2回以上、トラクターでの撹拌を予定しています。


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塩ビパイプを利用して、スプリンクラーの設置準備を行います。
均等に円を描くように水が撒けるようにします。

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スプリンクラー本体です。


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無事に放水試験が完了し、暫く散水を続けました。


ここまでは本日の作業内容です。


これからは、お休み前の作業内容です。


最終のタカミメロンの収穫です。

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何度も、畑と事務所を往復しました。


トマトは元肥以前の残留肥料の影響をうけ、茎が太くなってしまっています。
その為、極力水をあげずにおり、やっと茎が細くなってきました。

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ここでは第4花(下から4段目の花)に、人工授粉ようの液体を霧吹きでかけます。



私が作業を休んでいる間に、秋冬収穫用のキャベツの種植えを行いました。

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約1万株以上のキャベツになります。


8月の2週目に入り、例年通りの気温に戻ってきましたが、北西からの風が吹き気温はあまり上がりません。

しかし、日差しは強いので作業は思うように進みません。


物に心有り

2012-08-05 | 日記

今の世の中を見ると「大量消費」の「使い捨て」時代が少しずつ修正がかかってきました。


自然環境を破壊する影響から、一度使用した物を再利用する「リサイクル」が進められ、
行政によっては事細かな「資源ゴミ」として再利用される物が多くなりました。

しかし、まだまだこのような時代ですので物を粗末にする人が少なくありません。

小さい頃から物を大切にしなさいと言われてきました世代です。
自分がその物を大切にするとその物は長持ちするものだと言うことも分かりました。
わかりやすくいうと「愛着」です。

物には心があると私は祖母から教わっておりました。

大切に使用していると長持ちをして愛着が沸いてくるというものです。
江戸時代や戦前の日本人が用いていた物は、非常に長持ちをする物が多く
それは職人が丹誠込めて作成し、その物の精度が非常に高い事も挙げられます。
その職人の心と用いる人の心が、その物を長持ちさせる物だと思います。

物には心があり、愛着を持ち大切に使用することで、その対象となる物が長く使えるように頑張って長持ちしてくれる。
日本にはそんな伝統的な物が多くあります。

 

このように身近なところに心があります。


長持ちするものはやはりいいですね。