ひぽぽたます

日常とか非日常とか思ったこととかごちゃまぜ     

新年度初日

2007-04-16 | 日常
見慣れた光景のはずなのに、落ち着かない。
知っている人が3人。
知らない人が2人。
うち一人は、自分も「スタッフチェンジ」されるかもしれないと不安になっていると聞いていた。そりゃそうだよね。私もこわいもん。
そして私は、学生に見えるらしい・・・。スーツ着ているのに。
事務室に入った途端、知らない人からは不思議な目で見られた。
上司に応接室へ案内された。
始めて来た人のように色々と説明を受けた。
聴きながらテーブルの上の大きくて平たいお菓子の缶が目に付いた。ここにお菓子を置きっぱなしにする人はいないだろう。どうしたのかなこれ。
ぼんやり思っていると(人の話はきちんと聴きましょう)上司がおもむろに蓋を開けた。
中には、私が辞める時に返したマニュアルとネームプレートが入っていた。
なるほど。これに入れておくと私がいない間とっておいても中身が見えないから怪しまれる(?)こともない。
マニュアルは印刷し直せばいいけれど色々書き込んであるしネームプレートも写真付きだから、もう一度撮るのも面倒だもんね。さすが。
歓迎されているようだ。嬉しかった。

面接、そして決定

2007-04-14 | 日常
週末の午後、机の前でウトウトとしていたら電話が鳴った。
癖で、まずメガネを探した。かけっぱなしで寝ていたようだ。フレームが曲がっていないか気になるけど、まあいい。
着信音が鳴り続けている。携帯を探した。ベッドの上にあった。
出たら、待ちに待った(ねていたけど)会社からだった。
「今日か明日、お会いしたいのですが。」
時計を見たら夕方五時半。
私は、早く決着をつけたかった。
「今からお会いしましょう」ということになり、場所と時間はこちらから指定した。
私は車が使えないけれど、相手は車。
自宅近くのホテルのロビーなら、待たせる時間も短く済むし、静かな場所だから改まった話ができるだろう。
そう判断し了解を得て電話を切った後で、気がついた。
急いで着替えないと・・・!
焦った。
自分が指定した時間に遅れるわけにはいかない。阿呆だ。
シャツを選んでスーツに腕を通して、確認事項や質問事項を整理。
五分経過した。
携帯が鳴った。
夫だった。
普段、私の行動には一切干渉しない夫がこの日に限って
「今なにしているの?ご飯は?」と訊いてきた。
「ごめん!今から面接行ってくる!」
夫は納得いかないようだった。
「はあ?なにそれ。聞いてないよ。」
「うん言ってないよ。今決まったんだから。」
「なにそれどういうこと?そんな急に!?どういう会社なのさ!」
「いや、私が今からって決めたんだからいいのっ!」
「あ、そう。」
「とにかく、、行ってくるね!」
電話をきった。夫は不満げだったけど、今はそれどころじゃない。
鏡を見るのを忘れていた。危ない危ない。
顔にくっきりと線が付いていた。寝ていて、服のしわか何かの跡がついたようだった。
もう、どうしてくれよう。早く消えてほしいと願った。
鞄の中を確認した。書類はどのみち後回しになるだろう。一応、履歴書は用意してあるけれど、写真を貼るのを忘れた!
必要だとは言われていないから、履歴書も後回しになるのかな。急な話だから用意が良すぎるのも不自然だからいいか。メモ用紙は持っていったほうがいいな。
と、アレコレ考えてさらに5分経過。
また夫から電話がかかってきた。
「何時に終わりそう?もし7時頃に終わるんだったら俺も仕事終わるからさ。何か食べに行こう?」
「すみませんが!今は余裕無いですとりあえず面接行かせてください!!」(←パニック状態)
「ふぅん。そっか。いってらっしゃーい。」
コートを羽織ってもういちど顔をチェックした。
線は薄れてきている。良かった。着くころには消えているだろう。
携帯を鞄に入れて、家の鍵をかけて、走った。
約束の時間の15分前についた。
やれやれ。と、思ったらホテルのフロント前のソファーには、サラリーマンが4人ほどいた。
・・・・誰かわからない。
一人は携帯で話をしている。一人は、電話の声よりは若そうだ。後の二人は、立ち上がり歩き始めた。
声を掛けて人違いというのは結構恥ずかしい。
もしかしたら相手が来ていないのかもしれない。
電話をかけた。通じない。移動中かもしれない・・・。
自動ドアからスーツの男性が入ってきた。もしかして?と思ったらフロントへ直行。違ったかぁ。
もう一度携帯へ掛けてみた。今度は、出た。
「到着しましたが、今どちらですか?」
言いながら、緊張感が高まってきた。
「私も、着いてますが・・・」
振り返ったら、携帯を左耳に当てた男性がいた。

ー30分後ー

「では。よろしくお願いいたします。」
「こちらこそ、よろしくお願いいたします。」
決まった。。。
背中を見送りながら、安堵感でいっぱいになってきた。
無事に済んで良かった。
上司にはすぐに連絡が行くだろう。私からも後で電話しよう。結果を気にしているに違いない。今はきっと、忙しくて出られないだろうから後で。
まずは(全く心配していないだろう)夫へ電話をかけた。
「あ、終わったの?そこのパスタ食べに行こうか?」
気が抜けた。
「・・・うん。」
パスタ屋は午後4時で閉まっていた。
「どうする?」
夫は酷く残念そうな顔をしている。私の仕事うんぬんよりも新しくできたパスタ屋のパスタが食べたかったのかい、そうかい。
「私は、ご飯作る気力ないよ・・。ちょっと、疲れた。」
「俺も作る気は無いよ。」
「コンビニ行こう。」
私が所属する事になった派遣会社の方の一言を思い出した。
(今日はご主人と祝杯挙げてくださいね)
祝杯・・・コンビニで、済ませました・・・。

これから、忙しくなるのは目に見えているけれど。
来週が楽しみだ。

弱肉強食

2007-04-10 | 日常
どうやら、私の出番が近づいてきている。
元の職場に戻れる可能性が高い。
半分諦めていたから驚いた。
私の方の準備は大体、終わった。
上司に報告すればまた話が進むだろう。

派遣の世界も厳しいなあ。
明日は我が身。

まさかの展開

2007-04-04 | 日常
私の覚悟はあっけなく打ち砕かれた。
さかのぼる事三月二十九日の事。
送別会の日だった。
午前中までは、お世話になった職員さんを見送る気満々で
作業をしていた。
午後になった。
派遣会社が別の派遣会社に変わった。
私と雇用関係が結ばれている派遣会社が、入札で手を引いた(のだと思う)。
慌てる事は無かった。
新しい派遣会社は人材は確保できていないはず・・・なのに。
すでに人は決まっていた。
その派遣会社は入札の前に、ハローワークで募集をかけていた事が後に発覚。
釈然としないものがある。
でも、それが社会の仕組みの一部で、派遣の運命といえばそれまでなんだろうな。
せっかく仕事にも慣れてきて楽しくなってきて
人間関係も楽しめるようになった矢先だったから残念だ。
その入札が終わった午後から私も主賓ってことになってしまった。変な気分だった。
飲み会は楽しかったけど・・・
落胆した私を見て、上司が動き始めた。おおっぴらに動くのは周囲に怪しまれる恐れがある。私が上司の立場だったら、新しい人を受け入れる。しかし、三人も人が変わる。できれば以前からいる人に残ってもらうのがいい、と思う。おそらく上司は正当な方法で私が戻るなんらかの切り札を持っている。それを確信したのは三月末。
どうにもならないかもしれないけれど、どうにかなるかもしれない。
来週中に決着がつく。
もちろん、私も別の職場を探せばいい話しだけれど、できることなら慣れた方を続けたい。無理だったならそのときはそのときで。今は待つときだ。
昨日、用事があって職場まで行った。
新しい派遣さんは良い人そうだった、、、。
空いている机の席に座って職員さんたちと談笑していたら(仕事の邪魔してごめんなさい)
挨拶回りということでスーツの団体がぞろぞろやってきた。
休憩室に逃げる事や机の下に隠れる(!)事を考えたけれど
まあ、私の顔見ても覚えている人はいまい、と開き直って挨拶を聞いて、会釈した。