後輩の自死

不肖、私は高校時代ラグビーをしておりました。

学園に入学当時、残念ながらラグビー部はなく

水戸市にある長田病院というお医者様のチームでお世話になっていました。

この病院にお世話になった（急アルや事故など）学園生は
たくさんいたのではないでしょうか。

それでも鯉渕学園ラグビー部創設は悲願でした。

「自分たちでチームは組めないだろうか」

なにしろ、ラグビー経験者が少なく、対外試合を組むのは難しいとされておりました。

時が経ち・・・

私が3年生の時、花園出場したことがあるという後輩が入学しました。

それから、チーム創設構想が再燃。

経験したことのない人も無理やり引っ張りこんで練習に励み、

ついに念願の試合をすることができました。

スコアは忘れてしまいましたが
結果は負けてしましました。

これは私の学園生活の中でも貴重な思い出です。

学園ラグビー部はその後も活動していたと聞いております。
（現在は解りませんが…）

もし彼が入学していなければ…
彼と出会っていなければ…

その夢は叶うことがなかったでしょう。

卒業後も東京の私のアパートに転がり込んだり
彼の地元に遊びに行った時ももてなしてもらったと記憶しております。

なぜ、彼が命を絶ったのかは知る由もありませんが
２こ下のかわいい後輩のことは決して忘れません。

ありがとう。
そして、さようなら。