別館 兄弟仁義

超常現象ドラマの兄弟愛と家族愛をうっとおしくつつくブログ

スーパーナチュラル シーズン8 雑感感想その6

2014-10-25 00:11:37 | シーズン8
第10話、ピザ配達天使を救え!の巻。

気の毒すぎるシーンしかなかったキャラその3、天使のサマンドリエルの拷問は続いてる。もう、このシーンは止めて欲しかった。
ナオミに命じられ、彼の救出に兄弟の助けを求めるキャス。

しかしブラザーズは絶賛もめ中(^_^;) ベニーとアメリアの件で言い合い、別れて距離を置いている。
そこへサムを見かけて追ってきたアメリア。そのままベットイン。
ここでキーっとなった女子もいたろうが、彼女、悪くないよね? もともと夫と憎みあって別れたわけじゃなく死別だと思ってた。
その傷を癒してくれたサムを本気で好きになった。夫といるならベッドインは駄目という考え方もあるけどさ。
サムが去ったからドンと生きることに決めてた、それがまた現れた。側にいてくれるなら大事な夫を傷つけても、サムを選ぶと言った彼女は、痛みを伴う選択を自分でしてる。ただ、サムという男の一部分しか知らされていなかった。
兄のベニー対策は、弟の恋の焼けぼっくりに火をつけたことに。

悩めるサムを置いて、ディーンとキャスは通称アルフィー君を捜しに。助手席に乗れましたね。ベニーも乗ったけど(笑) デコボココンビぶりは相変わらず可笑しい。だがキャスの方が兄弟の揉め事とその対処法を会得してきて、アンニュイな弟をさっさと拉致。
「しゃんとしろ。兄弟げんかなどしている場合ではない」
キャスに言われちゃったよvv それを見させられるケビンの心境は(^_^;)

毎度のこと、仕事を優先させるとツーカーの兄弟。アルフィーを救い出しますが、ぶっちゃけ石板とか扉とかのラインは後付の無理感が大きくて、どうしても乗れない。それに関わるナオミの意図も、さして知りたい気がしないんだよなぁ。
ナオミ、キャスを操作できるくらいなんだから位の高い天使だと思うんだが、それとも単に洗脳技術職?(笑) この女天使と姑息な地獄の王があれこれという設定(少し後で出てきます)も、似た者同士だからかしら。
ほとんどマッド・デンティストと泣きわめく子供のような、ナオミとキャスの記憶操作シーン。
地獄の王の方は、人間の兄弟が体当たりしてる扉にイライラしながらアルフィーから情報を得ようとしてる。
いつも思うんだが、預言者候補を指ぱっちんで爆発させられるクラウリーは、なんで兄弟からは消えて逃げたり、それどころか走って逃げたりするんですかね。毎度フィジカルな兄弟のアタックに、フィジカルで対抗すると決めてるとか。

そしてサマンドリエル、アルフィーは気の毒なまま終わるのであった…。

待ち合わせのモーテルに現れなかったサム。哀しく扉を閉めるアメリア。辛いけど、知らないまま別れた方が幸せだった二人の束の間の恋。
ディーンも心情を吐露し、サムを行かせようとする。自分を捜さなかったこと、ベニーのことは譲れなくても、弟が『普通の生活』を追い求める気持ちには、釘を刺せない。
それはかつて、幼い自分が知ってたものだから。一度も知らぬまま大人になった弟の渇望を、兄としては無下にできない。
ジェシカとの同棲学生生活とは違う、大人同士が共に選んだ日常の日々が、サムには本当にまぶしく感じられたろう。それをわからないディーンじゃない。彼もまたリサ親子と過ごした時がある。

兄弟が揃っていつも共にある。その基本こそがスパナチュで、兄を選んだサムは嬉しいけれど。
兄もまた、弟と共にあるために、得難い友人を捨てる。
狭いモーテルのソファに並び、簡単な食事とテレビを見る二人に、なんか泣けてきた。
もっと幸せにしてあげたいよ、二人を。
そして、やさぐれ始めたケビンと、兄貴に気を使ってお茶しながらでいいから苦境の相談に乗ってくれというベニー(涙)にも愛の手を!


オープニングの、折り返し地点これまでのスパナチュは~にかかった曲は、Bob SegerのKatmanduという歌。詳しくは知らないが、
「俺はカトマンドゥに行くぜ」から始まり、カカカカカ・カトマンドゥ~というフレーズが軽快。今シ-ズンの選曲はやはり良し。


第11話。ブレイブハートでオタク女王を救え!の巻。

ようやく、ひと山超えた兄弟。前回でアメリアさんの出番は終わり。今後は出てきません。ベニーはまだ出る(そして気の毒)
色々不満勃発した前半の流れが一息つき、後半の大きな試練に二人が立ち向かうまで、数話のインターバル。
その後半に繋がるポイントが出るこの後の2,3話と違い、この回は完全なお休みモードの一話。
女子にも支持されるチャーリーちゃんが再登場します。

アメリア擁護派の私でも、サムの脳内回想劇場はどうにかならんのかったと思いましたから(^_^;) 前回辛い別れを経ても、今回は全く追憶に浸らない弟に一安心。
弟を気遣う兄貴。で、パーッと遊ぼうぜ!というのがディーン(笑) でもさ、シーズン5最終話でもチャックが語ってた、二人がコンサに行ったりゲーム(野球だっけ)を見に行ったり、そうやって遊んでる姿を実際に見せてくれてもいいんじゃない、と思ってました。それが叶った今回!

チャーリーが出るだけあって、ゲームが舞台のストーリー。私はゲームを全然やらないんですが、わからなくてもすっごく楽しめた。お気に入りの回。
メリケンのコスプレワールドは大々的だな。そこに調査に行った兄弟、いつものようにFBIしてますが、ラーパーにいちゃんに瞬時に見抜かれる(笑)
これまで本当の警察に見抜かれたことないのに。いかに警察が見てねえかってことだよな。
兄貴は何となくウキウキしてる。こういう遊び好きそう。
早速チャーリーに再会。仮想世界で女王様の彼女はモテモテです。改めて見ても可愛いよね。赤毛の女性好きなんだわ私。
でも本人は女の子にしか興味ない。あんなに女子にもモーションかけられてるのに(古)、彼女を慕う男どもは気付いてないのかね。
兄貴は従者の恰好を喜んでしてますが、あんなイケメン従者も見向きもされず(笑) でもディーン楽しそうv
吹替えでは“小間使い”だけど、字幕だと“侍女”。あの姿で侍女。チャーリーにはそう見えるのか(笑)
弟はまた逆ナンされてますが、別れたばかりとはいえ軽くいなす。サムの趣味はハッキリしてるからな。
一人だけスーツ姿で浮いてるのに、誰も突っ込まないのかと思ったけど、ジェリーも言ったように、『ムーンドアに迷い込んだ捜査官の役』ってみんな思ってるのかな。「侍女とタイムトラベラーに女王が見つけられるか」とも言ってたね。 

ディーンはチャーリーに優しいよね。S7で「あんな妹がいたらヤダな」と言ってたわりに、妹目線なのは継続している。確かにチャーリーはオタク視点だけど勇気がある。そして兄弟に恋心を抱かないので、逆にジョーの時のような責任を感じなくて済むんだろうな。
二人で“ベラドンナ”を「「ポルノ女優の?」」と返すとこは可笑しい。発想が似ているらしい。兄弟を見かけたチャーリーが唖然としてテントに去る際、ハリボテの剣をほっぽり出していくのを兄貴が拾い、「バランスがいい」とかおどけてる時に入るサムの「Dude!」。これ弟の口癖。兄貴の「Awesome」(やべえ)と同じくよく言ってる。
可笑しいのは兄貴役の東地さんが、「はい!」と返すとこ。ユーモラスなんだよね。ホビットのトーリンしてるとは思えない(笑)
チャーリーの「I know」も彼女の口癖。出て行こうとしたチャーリーが、自分の王冠をディーンにポンと乗せる。笑うとこなのに妙に似合ってしまう兄(笑)
サムはチャーリーに対しては妹よりも同志的。なぜか守ってあげる風がなく、頑張って一緒にやり抜こうみたいな扱い。彼女の“もう逃げない”姿勢と、夢の世界に逃避し続けたジェリーを見て、感じるところがあった弟。本人も回想に逃げるのをやめてよかった。

さらし台にあの姿勢でずっといたのか、影のオークの太っちょ君。オークの親玉役をしてる男は弁護士だとかで、オタク活動も隠さずやるのがメリケンらしい。
チャーリーをさらった妖精の女性、綺麗よねぇ。ほんと毎度の粒ぞろい。美味しいところは今回、みなチャーリーがもってきます。でも最後の兄弟のラーパーで充分です。おどけちゃいないが、サムも遊びに加わったしvv 
あそこは吹き替えの「兄貴の気を晴らしたい。やろうよ」も良いが、字幕で見た「一人では楽しめないけど、一緒なら」“both of us”が強烈だった。前回まであんな状態だった関係に、usですぜ弟!

あのヘンテコメイク&長髪ウィッグが兄、およびジェンに似合わない~!との声も聞きましたが、いやあれ笑うところだから! 王冠みたいに似合っちゃ台無しだから! 長髪はメルギブ自身が似合ってなかった(笑) サムの方がメイクはむしろ凝っている。チェック。そして髪を結わえてるのいいね!
フリスビーが飛んできちゃって、「待て」と誰かがストップかけるところ、日本語の「たんま」がこれほど使えることはない。ニホンゴスバラシイ。
そういや、あそこ公園だった。
ナレーションも、英語以上に吹替えが愉快だった。『来世も、ブレイブ・ハートで突き進め』って何度聞いても笑う。

兄弟は戦闘で手加減したんだろうか。






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