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茶臼山古墳は,北の琴石山からのびる丘陵の先端に造られた前方後円墳です
明治25年地元の2人の少年により、不思議な穴を発見し
そこを発掘した所、鏡や埴輪などがみつかりました。
昭和23年1月14日に国史跡に指定されました。平成2年から平成10年にかけて
古墳復元等を行い、古墳公園として整備されました。
古墳の全長は90m、後円部60m、後円部高さ8m、前方部幅55m
4世紀末~5世紀初めの築造です。
平成3年から発掘調査を行った結果、後円部が3段、前方部が2段に築かれて
いたこと、古墳全体が葺石で覆われていたこと、東側くびれ部に造りだしを
もつこと、死者を埋葬する施設が2基造られていたことが分かりました。
古墳上の平坦面には145基の埴輪が並べられていた事も確認されました。
平成5年には東京国立博物館により西側埋葬施設が調査され、あらたに
鉄剣、鉄刀、刀子、勾玉、管玉などが発見されました。
現在の柳井、平生、田布施の低地一帯は、かつて海峡(古柳井水道)であったと
されています。
茶臼山古墳をはじめとして、この海に臨んだ地域には4世紀~6世紀にかけて
古墳の被葬者に関係する王達「熊毛王」の古墳が造られました。
古墳頂上から、柳井市内の風景を撮影しました。
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