フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

今日も萌えてるかーい?!

2010年03月14日 | オタクな日々

 オレ、今日も・・・いや、昨日は萌えてたよ!
 皆さま、見ていただけましたか、左○探偵最終回。
 おにーちゃん、弟の腕の中で死んで、萌え萌えでしたともさあ!
 そんな萌えトークの前に、まずは突っ込み処から。
 ビルのドミノ倒しするのは相当技術いるぜ?ビルの1箇所に爆弾しかけたくらいじゃコントロールできないなんて、言わずもがなの突っ込みはおいといて。(角膜移植した左目に過去見た映像が見えるというくらいSF設定と同じレベルだからさー)
 そもそも9年前の誘拐事件で、見張り役の犯人弟が行方不明になったことが、捜査上あいまいなままされてたっつーのが・・・おいおい!にーちゃん返り血浴びまくりだったじゃん!調べなかったのかよ?!それともちゃっかり死体を埋めて着替えてから警察に「自力で逃げ出しました」って行ったのかな?それにしたって監禁場所も血塗れだったしさー。どんだけ綺麗にぬぐったか知らんけど、白ペンキもぶちまけまくりだったしさー、完璧に掃除できたとは思えんが・・・。
 あと、にーちゃんはお金どうでもよかったようですが、むしろ東京を壊滅させることが目的だったみたいな。むしろテロリストと言ったほうがいいような?(魔弾の射手さんたち※と仲良くすればあ?笑)それだけが目的だったらわけわからん・・・ので、勝手に設定捏造。 ※ブラッ○ィ・マンディ参照
 実はここで東京を機能不全に陥らせて、さらにそれを材料として外国のもっとお金持ちの国家を脅して金を手に入れる予定だった。実は彼は海外留学時にテロリストたちと知り合い、彼らと何度か小さい犯罪を犯し(もちろん、プランは彼が立てた。その過程でハッカーの黒晶が邪魔だったことがあったので陥れ、警察に逮捕させ、黒晶は日本に強制送還されていた)、その資金をもとに日本へ戻って今回のプランを実行に移した。某国を脅すのはテロリストたちが彼のプランをもとに担当する予定だった。そして最終的に金を手に入れたあかつきには、テロリストたちはその金を活動資金にて革命を起こし、夢人は日本とはこんどこそおさらばするつもりだった。(そのあとテロリストたちの参謀となるのか、悠々自適の生活をおくるつもりだったのかはどーでもいいや)
 ・・・こんなんでどうッスかー?夢人は弟に角膜をやったのは、自分の気持ち(肉親愛などというものがあるのかどうか)を確認するための実験だみたいなこと言ってたけど、ありゃー偽悪者ぶってるだけで、やっぱ愛憎半ばの弟に対する「愛」の方が動機じゃないのーとか思ってますけど。せめて自分が残してやれるもの、みたいな。
 それに、記憶を失っている弟に思い出させることがこのプランの鍵だったわけだけど、ここまでまだるっこしい計画立てなくても、目的のビル自体に爆弾をしかけるのは無理だとしたって、どこか近くの空き地とか買い取って、工事みたいなふりして地下掘り進んでいって、もっと手前のビルからドミノ倒ししりゃいいじゃん。なのにネチネチとまわりくどい計画たてて愛之介の記憶を取り戻させたのは、やっぱ「自分はお前のために人殺しまでしたというのに、お前は思い出さないで、単純に「兄ちゃん、兄ちゃん」となつきやがって!人の気も知らないで!」という気持ちじゃないのかしらん。・・・もちろん、「人の気」というのは、「ずっと単に弟だから大事だと思っていたけど、どんどん可愛くなっていく(←この辺、にーちゃんってば恋に目がくらんでる・・・つーかお前の妄想が変だよ、とセルフツッコミ)お前への気持ちは肉親の愛なんかじゃなかった。愛してるのに報われないし告白もできない。そんなお前が愛しくて憎い!」だというのは、ワタクシの妄想ですが!
 ・・・はっ。いけねえ、いつの間にか突っ込みすっ飛ばして萌えトークに突入してしまった。その前にもうひとつ突っ込ませてくれ。
 夢人の計画では、誘拐犯の、弟への並々ならぬ愛情があってこそ成立するものだったと思うのですが、・・・ねえ。あの弟相手に、そんな愛情抱く兄っているの?いやいや、ばかな子ほどかわいいというけどね・・・。あのコワモテ兄貴が、あの顔がよくもなく(←ひど・・・)頭がよくもなく性格もおよそよさそうでもない弟が9年前「自分を裏切って逃げた」ことを信じず、「弟をどうした!」と夢人兄弟がどうかしたに違いないと信じていた理由がわからんつーか、納得できる説明がなかったのよ・・・。
 あそこの誘拐犯兄弟はですねー、ある意味夢人兄弟のネガ像にすべきだったですよ。だから弟の設定は、ちょっとオツムが弱くて、兄貴の金魚のフン状態で兄の言うことは善悪判断できず何でも従っちゃう、他人から見ればチンピラだけど、兄から見たらかわいい弟。兄は乱暴もので頭も良くなくて顔も怖いから友人もいなくてひとりぼっちで、まとわりつく弟をうっとおしいと思いつつ根は優しいので、弟を不憫にも自分が守ってやらないと、とも思っていた。家庭は貧しく、両親もすでにない。弟の障害も本当は お金があれば手術でなんとかなるとわかったのにやくざの下っ端みたいなことで食っている自分にはなんともしようがない。そこでちょっとしたことで知りあった裕福そうで仲のいい兄弟に激しく嫉妬し、弟の方を誘拐して金を手に入れ、自分は捕まってもいいから弟の病気を治してやろうと単純に思いつく。
 もちろん兄は、誘拐した兄弟を殺す気などなかったが、ちゃんと脅して逃げ出さないようにと弟に言いつけておいた。しかしそれがあだとなり、両親が死んだと知らされた上、弟をさんざん殺すと脅され続けていた夢人は、怒りと憎しみに目がくらみ、犯罪者弟(しつこいようだが、どうでもいいキャラは徹底的に名前覚えないなー)を殺してしまう。両親が死んだ上に、自分までが(正当防衛を主張できるとしても)犯罪者となって弟が白い目で見られたり、或いは弟と引き離されたりするのを怖れた夢人は、殺人を隠蔽することを決意する。そして愛之介に「忘れるんだ」と言うが、愛之介は度重なるショックのためか、本当に記憶を失ってしまったのだった・・・。
 ・・・これくらいの設定しておかんと、納得できんっつーの!
 まあいい。ほんとはそういうような設定だったので、犯罪者兄が9年も弟の行方を気にかけていたことにしておこう。 
 あとひとつ、どうしても突っ込みたいというか、愛之介の判断ミスは怒りもんだぞ!撃たれた夢人のもとへ行くとき、なんで先生の車で行かなかったの?だって兄を病院へ運ばなきゃいかないことはわかってるじゃん。走ってじゃあ行くのに時間かかるし、運ぶのにおんぶじゃ朝になっても病院に着かんでしょ!(着かなかったし!)
 はーっ、しかし先生の車で運んで助かって、そのあと服役する兄ちゃんなんて、終わりがよろしくないわな・・・というわけで、必然的に死んじゃう終わり方になったことに異存はない。
 兄ちゃんは最後まで意地っ張りでしたねー。「お前、ほんとにばかだな」というのが彼なりの愛の言葉なんですよねー
 兄ちゃんは愛之介に銃を向けても、撃つ気全くなしだし。裏切った共犯の女に指摘される以前に、視聴者のこっちから見ててもモロバレだっつーの!(決して演技力がないせいではありません・・・)しかも自分が撃たれたからって、そこで愛之介を殺さないでおいたら爆発を止められてしまうかもしれないのに、放っておいて行かせちゃうしさー。
「兄ちゃんのくれた左目に、兄ちゃんの見たものが見えてたんだ。でなけりゃオレなんかに兄ちゃんの計画わかるわけないだろ。兄ちゃんは、きっと本当はオレに止めて欲しかったんだよ」(セリフうろ覚え・・・)
 この話のコンセプトっつーか結論(?)は、きっと愛之介が言ったこの通りなんですよねー。
 お前のために人殺しになったおかげで、毎晩殺したやつが枕元に立つんだよ、と言う兄に、
「だったら何でオレを殺さないんだよ。オレは兄ちゃんになら(←これは幻聴かもしれない・・・)殺されてもいいのに」
 などとのたまう愛之介。なんだよ、お前らラブラブなんじゃんよー。ちょっと愛之介のラブはまだまだ「たったひとりの家族だから」レベルなんだけど、殺されてもいいって・・・。いやー、私だったら家族にでも殺されるのはごめんですけどね!愛之介・・・それはもう、家族の域を超えてるよ。自覚しようぜ!
 結局、兄ちゃんは愛之介に背負われて(身長体重に差があるせいか、おんぶキツそー。こうしてみると、さらに身長体重差があったのにゴーシュを背負って何キロも歩いたラグは根性あるぜ。やっぱ愛だろっ)、病院へ向かう途中の空き地で息絶える(道路歩いたほうが早かったんじゃないの・・・と突っ込み)わけで、背中からずり落ちた兄を抱き起こし、抱きしめて泣く愛之介を見ていたワタクシは、一応山場の場面だというのに・・・「でへへ・・・」とニヤニヤ笑っておりました。ああ、わずかな期待を捨てずに見続けてよかった・・・!!