オペンの更新情報を見た(参照)。
オリジナルに青色マーカーを付けたように、興文小が「いじめ防止基本方針」を更新したらしい。
『え? 興文小? いじめ? …何だかヤダな』と思った。
なぜならば、歴史をさかのぼること91年前、1930年4月2日(水)、始業式の訓示で当時の学校長がこんなことを言ったと思い出したからだ。
「この学校に神社参拝せぬようなバカ者が居る。神社参拝せぬ者はこの学校に一分も一時間もおいとけぬ」
信仰上の理由で神社参拝しなかった児童たちがいた。時代背景もあって、その児童たちを学校長は「バカ者」と詰り、「学校に来るな」と言ったわけだ。その児童たちは一週間ほど不登校を強いられた。第一次美濃ミッション事件は、このように言い伝えられている(参照)。91年前、興文小(当時の名称は大垣中尋常高等小学校か?―参照―)の学校長が率先して児童を「いじめた」、と見ていい事件だ。
というわけで『何だかヤダな』と思いながら興文小の「いじめ防止基本方針」改定ファイル(※)を開いてみた。
最初のページに間違いが2つあった。『ヤダな』とは思わなかった。間違いは訂正すればいいのだから。
▼黄色マーカー箇所が間違い▼
「通して」は「通じて」が正しい。
「該当児童」は「当該児童」が正しい。
(また「に対した個への指導」は「に対する個への指導」とするのがベターかもしれない)
そのうち、誰かが担当者に知らせるかなんかして間違いは訂正されるだろう。
なお、「日本人ならば神社に参拝するのがあたりまえだ」という不快きわまりない強制風潮は現代にも残っている。たとえば、
「大垣市の教員ならば大垣市文教協会の会員になるのがあたりまえだ」
「保護者ならばピィーティーエーの会員になるのがあたりまえだ」
なんかがそうだ。
したがって、美濃ミッション事件の貴重な教訓は今も大いに生かさなければならない。
ちなみに、このエントリはエントリ『MMM管見イ』にほんのちょっとだけ関係があります。