2019年4月、赤坂中PTAは日本のPTAの暗黒史を塗り替えた。明るく良い方向に激変させた。
きっかけは、その前年つまり2018年に「平成30年度優良PTA文部科学大臣表彰被表彰団体」に選出されてしまったことだった。
赤坂中PTAを含む表彰予定PTA一覧が文部科学省サイトで公表(2018年10月12日)されるやいなや、瞬く間に「赤坂中PTAの表彰だけは許せない!」「赤坂中PTAのどこが優良なんだ?!」「赤坂中PTA表彰、断固反対!」「絶対反対!」の声が日本国中から沸き起った。何と「恥を知ってるなら表彰をとっとと辞退しなさい! ジンギスカン踊ったり歌ったりばっかりしてないで!!」という声は赤坂中PTA会員の中からも上がった(注参照)。
もちろん赤坂中PTAは表彰を辞退しなかった。辞退などした日には再び話題沸騰するからである。
▼表彰状の日付は平成30(2018)年11月21日▼
「人の皮をまとった真善美」と絶賛される全国的に名高い女性がエレガントな声で佳曲を歌唱したのは今年2月である(エントリ『も・も・こ・の・うっ・せぇ・わ - 古知丸さんちのブログだよ (goo.ne.jp)』参照)。同じ女性が、やはりエレガントに「PTA加入は任意です。PTA加入は義務ではありません」的なスピーチをしたのは2016年3月、政府主催の会合の席上においてなのであった。その様子は同年4月、顔写真入りの新聞記事で大きく報じられた(エントリ『大P学ヘ - 古知丸さんちのブログだよ (goo.ne.jp)』参照)。
この菊池桃子のPTAに関する正々堂々スピーチを知ってか知らずか、2018年当時の赤坂中PTAは「強制加入のPTA」だった。そういう事実をひた隠しにして、素知らぬ顔で表彰式典に赤坂中PTA関係者は出席した。記念写真も撮った。
▲記念写真(アイマスク加工済)▲
関係者の中には「人の皮をかむった偽悪醜」と唾棄される人物複数が混じっていたという風説もあるが、本当なのか噓なのか定かではない。
ともあれ、赤坂中PTAの「優良PTA文部科学大臣表彰2018」は非難囂囂だった。全国から文部科学省に抗議の電話やメールが殺到した。表彰式典の前も後も非難囂囂の嵐は決して止まなかった。真摯の府である文部科学省は事態を深刻に受け止めた。
そして話はエントリ『岐阜県教委学校安全課の回答2019 - 古知丸さんちのブログだよ (goo.ne.jp)』に繋がる。2019年4月、文部科学省は「(優良PTA文部科学大臣表彰の)被表彰団体として一般国民から疑念を持たれることがないよう留意願います」と留意事項を具体的に強調する文書を関係各方面に発出した、というわけだ。
そう。2018年の赤坂中PTAは、はからずも反面教師として、また日本全国に現在に至るも多数ある「強制加入PTA」「自動加入PTA」「当然加入PTA」の一つとして、一般国民の疑念の矢の的となった。それが文部科学省の「健全で適正な留意事項2019」を誘導したのである。
こうして日本PTAの歴史は塗り替えられた。良い方向に激変した。赤坂中PTAの貢献は甚大である。この史実はOKI-社会教育スポーツ課のPTA担当者に代々引き継がれている、といって過言ではない。
なお、文科省は「健全で適正な事務連絡2010」を出している。この史実をOKI-社会教育スポーツ課のPTA担当者は知らないかもしれない。
▲参照▲
▼注:2017年11月撮影画像(※)の色調を反転させた(参照)▼
▲歌詞の「アハハハ」が「アカサカ」と聞こえる『ジンギスカン(1979) 歌詞付き - YouTube』参照。「アサハカ」と聞こえるも可▲