伊達なKOB公式ブログ

宮城県警察OBで結成されたシニアアイドルユニット「伊達なKOB」の今後のスケジュールや活動報告などを公開しております。

ゲーム機にKOBが登場!?

2013-12-24 17:23:07 | 日記
いよいよ明日はクリスマス。

ブログを拝見頂いている皆様は、どのようなご予定になっているのでしょう?

今日はクリスマスにまつわるお話です(^^♪


≪あわてんぼうのサンタクロース≫

ある日サンタクロースのおじいさんは、日本の流行のおもちゃをリサーチする為
日本人の老人に変装して、仙台市内のおもちゃ屋さんへ行きました。

店舗の中はぬいぐるみや人形、ロボットなど様々なおもちゃで溢れていました。

「やっぱりおもちゃ屋はこうでなくっちゃ。」

サンタクロースはおもちゃに囲まれているだけで嬉しくなってしまいました。


ウキウキしながら、しばらく歩いているとレジの近くにゲーム機コーナーが見えました。

そこには子供だけでなく、高校生ぐらいの人や大人で溢れていて、皆どのソフトを
買おうか悩んでいるようでした。

「最近の子供たちはやっぱりゲームが好きなんだなあ・・・」

彼は心の中でふと、つぶやきました。

「しかしながら、ゲーム機なんてどこが面白いのだろうか?」

彼は何度もクリスマスにゲーム機やソフトを子供たちへ届けたことがありましたが、
実際にゲーム機を操作したことがありませんでした。

「・・・一度やってみるかな。」

サンタクロースは、人生で初めて自分の為にゲーム機を購入することにしました。


「さて、どれにしようか・・・」

彼はゲーム機を1つ1つ入念にチェックしました。

『3DS』、『Wii u』、『Xbox 360』、『PlayStation Vita』、『PlayStation 3』
日本生まれ(?)のサンタクロースには横文字ばかりでさっぱりわかりません。

「とりあえず画面が大きいものがいいなあ。小さいものは見えにくいし。」

そういう訳で、彼は大きな箱のものを購入することにしました。

大きな箱を見ていくと、商品の近くにマイクが置いてありました。

「ゲーム機の棚に、なぜマイクがあるんだ?」

彼はすぐにマイクを手に取りました。

「何と!ゲーム機でカラオケができるのか!」

サンタクロースは迷わず『Wii u』と専用マイクを購入することにしました。

実は彼、月に何度もカラオケボックスに通う位、歌が大好きだったのです。

少々値段はしましたが、大好きなカラオケには代えられません!

彼は商品をレジへ持って行きました。


「いらっしゃいませ。」

レジの女性は笑顔で応対し、サンタクロースは財布から日本円を出して
代金を支払いました。

「こちらの商品はクリスマスプレゼント用ですね?ラッピングいたしますので少々
お待ちください。」

レジの女性はこちらがまだ何も言葉を発していないにも関わらず、奥のテーブルへ
商品を持って行き、ラッピングを始めました。

彼女は手際よく作業を終えると、サンタクロースに品物を渡しながらこう言った。

「お孫さん喜びますね。」

「えっ、ええ・・・」

彼は恥ずかしさの余り、自分の為に購入したとは言えませんでした。

でもこれから家に帰れば楽しいカラオケが毎日出来るぞと、心の中で意気込んで
いました。


家に到着すると彼はすぐにゲーム機の包みを開き、コードをテレビにつないで
ゲームを始めました。

機械の設定はiPadを購入して以来だったので、少々時間がかかりましたが
無事に終えることができました。

特にMiiの設定では、キャラクターを自分そっくりの顔に編集できるので
楽しくなりました。

(ついでに自分の代わりにプレゼントも配布してくれないかな、そんなことも
考えてしまいました。)

その晩は大好きなお酒を飲みながらカラオケ三昧でした。


数日が経ったある日、いつもより遅く起床したサンタクロースは、
カラオケ以外の機能も気になり出しました。

「そうだ、YouTube(ユーチューブ)を観てみよう!」

彼は付属のタッチペンで画面をタッチしました。

さて何を観ようかと考えていると、ふと最近気になる男性グループの名前が
頭の中に浮かびました。

「だ・て・な・K・O・B」

決定ボタンをタッチするとすぐに彼らのPVが画面に現れました。


彼が伊達なKOBを初めて知ったのは、いつも観ているテレビ番組でした。

自分の年齢に近い人たちが歌って、被災地を元気づけていることを知ると
なお一層感心して、すぐにファンになりました。

テーブルの上に置いてある愛用のiPadで、彼らのグループ名を検索すると
公式ブログなるものを発見しました!

それ以来、彼らのブログをチェックするのが毎日の日課になっていきました。


サンタクロースは『伊達なKOB(公式PV)』をタッチしました。

「やっぱり大画面で観るKOBは良いなあ。」

彼は何度もPVをタッチしました。

今まで小さな画面で観ていたので、自宅のテレビで彼らの姿を見られ大満足でした。

その時、部屋の戸が勢いよく開きました。

「じいちゃん、来たよ。えっ、Wii u がある!僕ずっと欲しかったんだ。
じいちゃん僕に頂戴!」

男の子は部屋に入るなり大興奮でこう言った。

「これじいちゃんがカラオケをする為に買ったんだよ。だから、あげられないな。」

サンタクロースがこう言うと、その男の子はがっかりした様子でゲーム機を見つめていた。

「ふーん、そうなんだ。じゃあ今日はプレゼント何くれるの?」

「あっ。」

今日はクリスマス当日。

サンタクロースは毎日カラオケ三昧で、今日が12月25日であることをすっかり
忘れていました!

思えばあの日おもちゃ屋へ行ったのは自分のゲーム機を買うためではなく、孫の冬樹の
プレゼントを買いに行ったのです。

ゲーム機を購入して以来、冬樹のプレゼントのことなんてすっかり頭になかったのです。

「ひょっとして何も買っていないなんてことはないよね?」

サンタクロースは言葉に詰まりました。

彼が冬樹にプレゼントできるものは、もうこれしかありませんでした。

「そんな、まさか。冬樹のプレゼントはこのゲーム機だよ。冬樹はまだ小学生だろ?
いろいろ設定は難しいから、すぐに遊べるように今設定していたところだったんだ。」

「それ本当?これじいちゃんがカラオケする為に買ったんじゃないの?」

「違うよ。確かに少しカラオケはしてみたけど、それは壊れていないか確認する為だったんだ。
全部箱から中身を出してしまったが、プレゼントとして受け取ってもらえるかな?」

「全然いいよ!じいちゃんありがとう!」

サンタクロースはゲーム機やコードをテレビから外し、名残惜しい様子で1つ1つの付属品を
箱の中へ閉まい、冬樹へ手渡しました。

「じいちゃん本当にありがとう。カラオケしたくなったら、いつでも家に来てね!」

冬樹は軽くお辞儀をし、サンタクロースの部屋の戸を閉めました。

急に静かになったサンタクロースの部屋の中に、冷たい風が戸の隙間から入り込んできました。

「今晩は雪だな。」

 ※以上のお話はフィクションです。登場人物は実在のものと一切関係ありません。


最近のゲーム機はカラオケやYouTubeが出来るなど驚くばかりです。

テレビで観る伊達なKOBはなかなか良いですよ!

皆様もゲーム機をお持ちであればぜひ、『この世を花に/伊達なKOB(公式PV)』を
テレビ画面で観てみて下さい(*^▽^*)


≪公式PV(プロモーションビデオ)好評配信中≫
【この世を花に/伊達なKOB(公式PV)】
YouTube:http://www.youtube.com/watch?v=R7nc9xZ2OwE