たどりついて@古都

アメリカに長期滞在していた研究者が、日本に戻って逆カルチャーショックに奮闘する様を記すブログ

仕事復帰

2007-06-26 14:25:38 | 
今日から久しぶりに研究室に復帰です。
一週間以上空くと、研究室にいてもいろいろと違和感を感じるので、リハビリをしなくてはいけません。
とりあえず、今日はひたすらディスカッションをこなしました。
新規プロジェクトを立ち上げることになるので、今日はボスとのディスカッションにも力が入りました。
これまでの仕事も形にしなくてはなりません。
これからの一ヶ月間は濃密な時期になりそうです。


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Cairns 3日目

2007-06-19 21:27:48 | 
Cairnsに滞在して、もう3日経ちました。
ここ最近は、学会の会場にほぼ缶詰なので、なかなか写真が撮れないのですが。
それにしても、今回の学会では、ある日本人の先生が最も注目されていますね。
去年、とても大きな仕事をなされて、さらについ最近もすごい論文を出されているのですが。
世界各国から、注目をされているようです。
同じ日本人で、これだけ注目されるというのは励みになりますね。
見習わないと。

ところで、この学会でふと気づいたのが(というか思い出させられたのが)、女性の割合が他の国に比べて極端に少ないこと。
この学会はかなり大きい学会なので、かなり日本人も見かけるのですが、それでもほとんど男ばかりですね。
他の国ならだいたい40~50%ぐらいは女性研究者なのですが、日本の場合はやはり10%ぐらいなんじゃないでしょうか。
これはとても、というか異常に少ないですね。
日本では「女性は文系」という様な固定観念がありますが、これはとても間違っていると思います。
まあ、他にも複合的な理由で女性が少ないのだとは思いますが、これは日本のこれからにとってもマイナスだと思われます。
それだけ、有能な素質を持った人材が、最初から理系にはこない、というわけですから。
もっと、日本は女性でも研究者になれる環境を創りだした方がいいですね。

話は変わりますが、今日ショッキングな話を聞きました。
というのは、以前の記事で、日本でもテニュアトラックという制度ができ、若手研究者でも自分の研究室を持つことが出来るようになる、ということを書いたのですが、このシステム、かなり中途半端らしいですね。
というか、かなり重大な欠陥があるというらしいです。
というのも、このシスデムで得られる任期が5年間で最初の2年間はサポートの研究費が出てそれで研究をしたり、人材を補給したりするのですが、3年目からは自分で競争的研究資金を獲得しなくてはいけないんです。
日本でこの「競争的研究資金」で最も有名で最も額が大きいのが「科学研究費補助金」、いわゆる科研費です。
ところが、このテニュアトラック中の若手研究者はこの科研費に応募することができないようなのです。
ちょっと立ち聞きした話なので、確認はしていないのですが、このページを見ている方で誰か、この情報について詳しく知っている方はいないでしょうか?

さて、まじめ話はここまでにしておいて、今日夕食でたまたま見つけた博多ラーメン屋さんに入ったのですが、ここがうまかった!!
かなり日本のものに近い味。
LAでも博多ラーメンを謳っているラーメン屋さんはあるのですが、とても食えたものではなく、二度と行かないお店なのですが、ここで食べたのは本当においしかった。
もちろん、この店をそのまま日本で開店して通用するかと聞かれたら、「まあまあかな」という程度のものなのですが、それでもLAで全然博多ラーメンを食べることができなかった僕にしてみれば上出来です。
ここを出る前にもう一回行くことになると思います。

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Sydney to Cairns

2007-06-18 00:20:18 | 
さて昨日、シドニーからケアンズに移動してまいりました。
相変わらず、雨が降っている中、ひたすら歩きまくって、いけるところまで行ってきました。

泊まっていたところから随分と近いところで発見したのがこれ。

ルナパークと呼ばれる遊園地。
とても入り口が恐ろしくて近寄ることができません。
ですが、地元の高校生らしき女の子たちは嬉々として入っていっていました。
どうも、楽しいようです。

僕が泊まっていたところはオペラハウスと対岸だったので、ハーバーブリッジを歩いてわたり(強風で歩くのも大変だった)、オペラハウス見物に行きました。
ハーバーブリッジをわたりきったところにあるのが、「The Rock」と呼ばれるシドニーの古い石で造られた町並み。
こじんまりとしているのですが、それがなかなか良い雰囲気でした。


オペラハウスを見て回ってから空港に行き、ケアンズへと旅立ちました。
まあ、ここでもまた雨男の本領を発揮し、飛行機の出発時間が随分と遅れたわけなのですが・・・

ケアンズはシドニーと比べ赤道に比較的近いこともあり、わりと暖かいのですが、如何せん湿度が高いですね。
ロサンゼルスの乾燥した気候に慣れてしまっていたので、この感じは懐かしさを覚えました。
ちなみに、ここでも雨が降っているのですがここは熱帯雨林気候なので、僕のせいではないと思っています。

とりあえず、今日からは学会が始まりました。
ちょっと腰を据えていろいろと情報収集をしてきたいと思います。
明日は自分の発表もあるので、ちゃんとやっておかないと。

ちなみに、本当にポスターに顔写真を載せている人がいました。
いるもんなんですねぇ。

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Sydney Day 1

2007-06-16 05:32:02 | 
なんとか無事にシドニーに着くことができました!
飛行機で約15時間の旅はやはり長いですね。
飛行機の中で3時間ぐらい寝れたのが今回はよかったのですが。

Welcome to Sydney!



さて、初日はかなり無理なスケジュールを組んでしまっていました。
シドニーの空港に6時到着で、その後、アメリカに帰るためのビサ申請をしなくては行けなく、9時にインタビューの予定を入れてしまっていたのです。
空港から市内までは近いのですが、とりあえず荷物を預けるためいったんホテルへ。
これが泊まったロッジ。

外見はそこそこなのですが、中身はあまりにひどいものでした・・・
まあ、少ししか滞在しないので、我慢しましょう。

荷物をいたらすぐさま、在豪アメリカ領事館(シドニー)へ。
この領事館はシドニーの中心部「シティー」と呼ばれる場所のど真ん中にあります。
この建物。

まあ、ここでいろいろと問題がありました。
まず、申請費はクレジットカードで払えると思っていたので、直接領事館に行ってみたのですが、どうも違うらしい。
話を聞くと郵便局で払わなくては行けないとのこと。
ちなみに、申請費とSEVIS費を勘違いしていたということが後になってわかりました。
しかもここ最近システムが変わって、SEVIS費もその場でクレジットカードで払えるわけではなく、事前にインターネットを通して払わなくてはいけないとのことでした。
ともかく、郵便局が領事館と同じビルにあったので、そこに出向いたのですが、開店が9時から。
僕は早めに行っていたので、まだ開店していなく、時間をつぶそうとコーヒーを飲んでいたのですが、これが間違いでした。
申請費はオーストラリア$130だったのですが、これは現金で払わなくてはいけなかったのです。
しかもそのときの手持ちの現金が$127ドル。
$3のコーヒーを飲んでしまっていたために現金が少し足りないはめに。
近くにATMがあるという話だったので、行ってみたのですが、今度はクレジットカードの暗証番号をど忘れ。
いや、クレジットカードの暗証番号なんて普段使わないので・・・
ちょっと途方に暮れていたのですが(通り行く人から$3せがもうかと本当に考えた)、よくよくそのATMを見てみると僕がアメリカで使っている銀行のカードが使えるとのこと!
いや、本当に助かりました・・・
ともかく申請費を払い、早速、領事館へ。
ちなみに、僕は自分のパスポートを領事館でピックアップしたかったのですが、今ではそれをやっていないとのこと。
必ず郵送で返すようになっているという話です。
僕の場合はホテルに送り返してもらうようにしました。
領事館に戻ってからは、ただひたすら待つのみ・・・
ただ、きつかったのが領事館に入る人をチェックする監視のおじさんのオージー訛の英語が全くわからなかったこと。
本当に一つの文章の中で聞き取れた単語が1~2個ぐらいしかありませんでした。
まあ、なんとか無事(?)に申請が終わって(結局11時半になりました)、町を散策することに。

ところで、今回の旅で自分の特性について説に思い知らされたことがあります。
かなり強めの雨男なんです。
今回もシドニーに着いた時点で雨が降っていたわけなのですが、ホテルに向かうタクシーの中で運転手に話を聞いてみたところ、「この時期の雨は珍しい」らしいです。
ちなみに僕が旅先で聞く台詞のNo. 1なのですが。
さらには「Stormが来るらしいよ」とのことです。
はい、これを書いているシドニー二日目の朝は、かなり強めのストームです。
僕の雨男ぶりについては、別の機会に文章で残しておこうかなと思います。
そんな雨男のぼくがまず最初にしなくてはいけないのが、傘を買うこと。
適当にショッピングセンターをうろついて買ってきました。

領事館からすぐ近くにシドニータワーがあるので、登って最上部にある展望台に行ってみました。
雨が降っていても、なかなかいい景色でした。
タワーから。


これもタワーから。


さらに散策に。
これはシドニーで最大のショッピングセンター。


そこからもう少し行ったところに、中国庭園が。
入り口。


中はそれほど広くなく、とても静かでいい庭園でした。


庭園と、ビル街のコントラスト


これは、ちゅうか庭園尾すぐ近くにある、ショッピングセンター。
バーなどもいろいろあるようです。


ふと出くわした、日本人がやっているコンビニ。
シドニーには日本人が多そうでした。


カテドラル大聖堂


かの有名なオペラハウス
泊まったホテルが、ちょうどオペラハウスとは対岸で写真を撮るには絶好のポジションでした。


ハーバーブリッジ


夜のオペラハウス


夜の「シティー」


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今、LAXです

2007-06-14 13:11:43 | 
今、LAXにいます。
とりあえず、チェックインや荷物の検査などをすませ、ほっと一息ついています。
どうも飛行機が遅れているようです。
まあ、よくあることですね。
さて、これから約15時間の飛行機の旅が待っています!
僕は飛行機の中ではほとんど寝れないのですが、今回は夜出発ということもあるので、多少寝れるのではないか、と少し期待しております。

次にアップする時はおそらくシドニーからです。


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今日、オーストラリアに向けて出発です!

2007-06-13 17:55:59 | 
今日、ついにオーストラリアに向けて出発いたします!
飛行機も含めて、計10日間家を空けるのですが、子供が生まれてからそんなに家を空けたことがないので、ちょっと心配です。
僕も、娘に忘れられてしまうのではないかと、少し不安・・・

ところで、今回のオーストラリアへの旅は結構いろいろとやらなくてはいけないことがあって、もちろん一番の目的の学会発表もそうなのですが、アメリカに戻るためのH-1のビザも取らなくてはいけません。
第三国でビザを取るのが初めてなので、ちょっと不安なのですが、おそらく何とかなるでしょう(多分)。

オーストラリアに行っている間も、インターネットにつながなくてはいけないので(研究室と連絡を取り合わないといけないらしい)、ちょこちょこアップするかもしれません。

それでは、行ってまいります!

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ポスター発表

2007-06-06 15:03:35 | 
そろそろ来週からの学会に向けてポスターを仕上げなくてはいけないのですが、いいタイミングでいい記事を見つけたので紹介したいと思います。
PLoS Computational Biologyで、"The Rules for a Good Poster Presentation"というタイトルで,簡潔ですが的確なポスター発表に関するルールが挙げられています。
「自分の顔写真をポスターに載せていい」というのは聞いたことがありませんでした。
今度のポスターに入れてみようかな。
「5号館のつぶやき」さんのブログでこの記事の和訳が載せてあります。
ポスターを用意される方はぜひ参考にしてみてください。

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Grant 提出 続き・・・

2007-06-05 15:59:30 | 
さて、先日書いた「Grant 提出」の続きなのですが、実は・・・

締め切りが先延ばしされました・・・
しかも一ヶ月以上も・・・

僕が知っていた日程だとそろそろ「結果発表」だったので、久しぶりにその提出先のホームページをチェックしてみたわけですが、「締め切り日」すらもう一ヶ月先になっていました。
発表はさらにもっと先の話で・・・
こういった締め切り日が「一週間」延びるというのはこちらではよく聞く話なのですが、なかなか「一ヶ月以上」延びるというのは聞かないですね。
ひょっとしたら、もう一回延びたりして。

それにしても、あの締め切り直前の苦労は何だったんだろうか?

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