人生は上々だ

釧路のアイスホッケーチーム「ノーススターズ」の14番、「kin」のブログ。ホッケーや趣味、日常に関するよもやま話。

イタリアvsドイツ

2006-07-06 00:35:06 | その他スポーツ
いやあ、あまりに面白い試合だったので、
つい書いてしまいますよ。
試合を観ていない人には、
なんのこっちゃ分からん内容だと思いますが。

結果は延長終了間際の立て続けの得点で、
イタリアが劇的な勝利を収めたのはみなさんご存知のことですが、
たとえ0-0で終わっていたとしても、
『面白かった!』とはっきり言える、
非常に中身の濃いゲームだったと思いますよ。
きのう無理やり夜8時に寝た甲斐があったよ。


イタリアびいきだから言うわけじゃないですが、
全体的にほぼイタリアが支配したゲームだと思います。
後半はやや押し込まれてましたが、
ボールを支配させてもゲームは支配させないのがイタリアサッカー。
そういう意味では、
前半よりむしろ後半の方がイタリアペースといえるのかもしれません。
決定的なチャンスはほとんど与えていなかったし、
バラック、クローゼに仕事をさせていなかった。

ドイツも守備に関してはメッツェルダー、メルテザッカーのセンターバックが、
予選リーグのときと比べると遥かに安定して守っていました。
この辺は大会を通じて、
チームが日々成長していることを感じさせます。
ただ攻撃に関しては、
一枚も二枚も上手のイタリアの守備相手に、
いい形はあまり作れていなかったように感じました。
あとトッティへの対応はそれなりにしていたけど、
ピルロをかなりフリーにさせていたかな、
という印象はあります。

そんななかでやはり光ったのが、
イタリアのリッピ監督の采配。
選手交代に関しては今回もズバリと当たりました。
最初ジラルディーノをアップさせていたとき、
僕はてっきりトニとの2トップにして1点を取りに行くのかと思いましたが、
システムはいじらずにトニとの交代でした。
90分で終了ならおそらくそうしたと思いますが、
このときリッピ監督の頭の中では、
既に120分間戦う覚悟が出来ていたのかもしれません。
んでそのあとのイアキンタの投入時期もベスト。
カモラネージは明らかに疲れが目立っていたし、
普通ならもう少し早く、
後半途中から交代してしまうと思いますが、
延長開始まで待ったことにより、
相手の守備陣のスピードへの対応を遅らせる結果となりましたよね。
そもそもイアキンタの右サイドでの起用自体、
リッピ監督が用意したオプションなんだろうし。
恐れ入ります。

ドイツのクリンスマン監督も、
采配は良かったと思います。
フリングスを使えないことを考えると、
バランス的にシュバインシュタイガーを先発させないのは妥当な選択だったと思うし、
その後の交代も概ね良かったと思う。
ただノイビルの投入だけはもう少し早くても良かったのでは、
という気がするけど、
まあこれは結果論ですかね。


しかしイタリアの守備は堅いです。
まだ予選リーグを通じてオウンゴールの1失点しかしていない、
つまり得点をとられていない!
攻撃陣も状態はいいし、
これは優勝してしまう可能性も十分かな?
ネスタが負傷している以外、
ベストメンバーで決勝に臨めそうなのもいい材料ですね。


準決勝もう一試合、
ポルトガルvsフランスの試合は、
放送がテレビ東京系なので、
釧路ではなんと見れません。
BSとか持ってないし、
しょうがないからふて寝します。