アメリカの高校生はプロムと言う学校主催のパーティーへ年に一度出席します。これはとても大事なできごとです。なぜならこの日には全員が男女一組として参加するので相手がいなければ参加できないからです。二人とも正装しなければならないのです。（写真はプロムに行く時の正装した２人です）女の子にとってこの日が来るのを負担に感じるか楽しみと感じるかは誘ってくれる男の子がいるかいないかにかかります。男の子はどの子を誘うかがまず問題です。そして誘ったからといって好きな女の子が一緒に参加してくれるかはわかりません。アメリカの高校生が男女関係に本格的に興味を持つのは当然なのがこの年一回のイベントがあるだけでも想像がつきます。「もし誘ってくれる男の子がいなかったらどうしよう」とか「もし僕と一緒に行ってくれる子が見つからなかったらかっこつかないな」とかしょっちゅう考えてるのはとてもしんどいけれどもそれが高校生活の大事なひとこまなのです。日本では受験で頭が一杯になる高校生が普通なのに比べると大きな違いです。友達関係が大事なのは日本もアメリカも同じですが年に一度誰と学校のイベントに参加するかをせまられるアメリカの高校は留学生にとっては「ちょっと私ダメ」と言う場合が多いようです。これは強制参加ではないのでそうむきにならずに軽く考えて「無所属派」でとうしてもいいのです。
