(加工というほどではありませんが)
昨年末から使い始めた肩当ての「HOMARE」。これまで使っていた肩当てとは、コンセプトがちょっと違います。おかげで、姿勢や構え方を見直す契機となりました。
さて、外れにくいという評判のHAMAREですが、肩甲骨に当たる部分(パッド)の角度が調整できないためか、パッドの端(首に近い方)に圧力がかかると、反対側の足が外れてしまいます。
そもそも、この足の凹部は、楽器のエッジ(裏板の縁)を完全に囲い込むようにはなっておらず、いわば摩擦だけで保持しているような感じです。(写真)
特に、ハイポジション(ヴィオラではあまり出てこないような5th以上のハイポジ)を弾くと、鎖骨が前方に移動する影響なのか、すぐに足が浮いてきます。(写真)
そこで、思い切って、この外れやすい足のゴム部分をカッターで削り落として、楽器の縁に多少なりとも食い込ませるようにしました。おそらく金属か何かの堅い部材にシリコンゴムをコーティングしたものと思われます。なので、削り落として堅い部材が露出しては楽器を傷つけてしまいますので、慎重にすこしずつ削り落としていきました。
結果、こんな感じ(写真)
もう少し大胆にカットしても良かったかもしれません。
試奏してみると、たしかに外れにくくはなりました。が、完璧ではありません。やはりハイポジでグイっと左腕を内側に入れたり、顎で強く楽器を保持したりすると足が浮きぎみになります。
でも、偶然でしょうが、そういう状態になっても、楽器を構え直すと自然にもとの状態に戻ってくれます。その時カタッとちょっと音が出てしまうのが難点ですが。考えようによっては〝(肩当ての)足が浮くくらい力が入ってはダメだよ〟という忠告の代わりになるかなと思っています。
肩当てのパッドの部分にすこし傾斜をつけるように、新たにパッドを貼ったり巻いたりすると、さらに改善するのかもしれません。
ともあれ、しばらくはこれで使ってみましょう。
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