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「絵本原画展 きかんしゃトーマスとなかまたち」に行ってきたよ(横浜そごう)

さて5月9日の金曜日に横浜そごうの6階にある「そごう美術館」で開催されている「絵本原画展 きかんしゃトーマスとなかまたち」という展示会に行ってきました。

ちょっとあるところで招待券を手に入れたので・・・・。



こちらがエントランスの様子。連休後の平日だからかガラガラ・・・



こちらは展覧会のチラシ
開催期間は4月12日(土曜)~5月18日(日曜)
入館料は大人800円

会場内はごく一部を除き撮影禁止なのが残念。

日本では「機関車トーマス」としてテレビ番組や映画などで知られているのですが、そもそもの「機関車トーマス」の原作は「汽車のえほん」として1970~80年頃に出版されたのが元々。その絵本の原画の展示会という感じですね。

子供の頃によく行っていた川崎の図書館にはこの汽車の絵本の1~26巻が揃っていて、当時はよく借りて読んだりしたもので、私としては「トーマス」というとテレビシリーズよりもこの絵本の本の印象が強いです。

絵本の方は確か見開きで左側がイラスト、右側が文章のような構成だったと思いますが、この展示会では各巻の主要なストーリーから3~4枚程度抜粋したイラストの原画を展示しています。
私は知らなかったのですが、1~26巻の中でも絵を書いている画家は3~4人ぐらい交代しているそうで。そう言われてみると、画家によって絵のタッチや機関車の表情が違うのが分かって面白いですね。

子供の頃に読んだ以来ですが、見ていると思い出す場面やストーリーがあったりで懐かしいですね。

「汽車のえほん」の原作のストーリーが作られたのは1940年代前半辺り。展示解説などによれば、物語もその時代をベースとしているようで、蒸気機関車が輸送の主役で活躍して、ディーゼル機関車もたまに登場するもののまだ補助的で・・。という牧歌的な雰囲気の中で、人格を持った機関車(と一部客車・貨車)や機関士など乗務員・係員の間で物語が展開されています。

絵本の本文中で真空ブレーキを使っているような描写があって、当時絵本でそれを見てうちのパパが「随分と古い時代の話だ」と言っていたのを覚えているような・・・。
1940年代が舞台だとするとイギリスでは日本よりも結構後年まで真空ブレーキを使っていたんですかね??


展示中にストーリーの舞台となるソドー島の地図もパネル展示されていて、東西約100キロ、南北約80キロの島(どのくらいの大きさか今ひとつ想像できない・・
島の中に本線用の大型機関車が活躍する本線から、特色ある支線、ナローゲージの高山鉄道やラックレール式の登山鉄道など、鉄道ファンの夢を詰め込んだかのような色々な鉄道のシーンが配置されていますね。

絵本の絵では3線区間の描写が結構出てきますが、私が子供の頃は「ヨーロッパや北米では複線+単線のような形態の3線で中央の単線で追越など柔軟に運用している」という話を知らなかったので、結構不思議に思ったような・・。
私はこの日本ではかなりレアな3線区間の風景が結構好きなんですが、(趣旨はちょっと違うけど小田急線の向ヶ丘遊園~登戸とか)、この絵本が私にとっての鉄道の原風景の一つになっているんでしょうね・・・。


全く知らなかったのですが、「汽車のえほん」が26巻で完結した後に、1983年から原作者ウィルバード・オードリー氏の息子のクリストファー氏が27巻~40巻を執筆・出版。2011年に出版された40巻で完結としているそう。
こちらの27~40巻は残念ながら日本語未翻訳。



展覧会チラシ裏面から・・「HST(Inter city125)」も登場しています。40巻頃のもののよう。
HSTが登場しているのはビックりですが・・・、27~40巻は出版された時代に併せて、蒸気機関車は一線から退き保存鉄道で・・という設定になっているそう。ちょっと切なさそうですね。

27巻以降は日本では未翻訳・未出版なのは残念・・・。
27巻以降もミュージアムショップコーナーで洋書の形で売られていました(1冊1300円ぐらい)が・・・、買って自分で頑張って訳して読むのも手??


展示では原画の他にテレビシリーズの撮影で使われた模型の機関車も展示されましたが、よく見ると意外に細かい部分が省略されていたり、超精密というほどでは無かったです。撮影でガンガン走らせるのが前提だから、精密にすると破損するからなのカナ??



ブロックで作られたトーマスと客車。子供なら乗って写真が撮れるみたい


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2014/5/10 20:07(JST)
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