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小田急沿線観光ガイド時刻表

小田急線の時刻表というと3月15日の記事など、以前の記事でちょっとだけ紹介した、B5版の冊子状の500円程度で発売されている時刻表がありますが、その他にもう一つ「小田急沿線観光ガイド・時刻表」という縦長で260円程度のものもあります。

この「沿線観光ガイド」時刻表は後述しますが、掲載内容がなど中身が特殊で
携帯するのに良いサイズに、重要な内容がまとまっているので、バックに入れて持ち歩き用にしています。

通常駅売店や一部書店(今回は本厚木ミロード5階の書店で購入)で発売されているのですが、08年3月のダイヤ改正版がなかなか登場せず、以前の記事で
「いつも遅れる小田急は時刻表が役立たない」とか書いたので、ついに「時刻表を発売しない戦法に出たか・・」とか思ったのですが、先日ようやく発見して入手できました。

B5版の時刻表はダイヤが変った時にのみ発行されますが、こちらの「ミニ時刻表」の方は、季刊で年4回程度発行されているようです。
(B5版の方はダイヤが変ってから時間がたつと、店頭から姿を消すので興味がある方は今のうちにに買うことをお勧めします)



08年3月の改定内容が反映されている、2008年春号
定価は260円

ちなみにサイズは新書サイズより少し長め。
前にこの時刻表の為に新書サイズの布製ブックカバーを買ったら、長さがあわずに使えなかった事があります。

下のほうに「小田急沿線観光ガイド・時刻表は、小田急特急ロマンスカー・快速急行。・急行・多摩急行・準急用です」
と注釈が入っている通り、早朝深夜の一部を除き各停・区間準急は掲載されていないので要注意です。



時刻表ページは
「ロマンスカー」
「小田原線江ノ島線の快速急行・急行・多摩急行・準急」
「小田原線江ノ島線の早朝深夜の各停(主要駅)」
「多摩線の急行・多摩急行と早朝夜間の各停」
「箱根登山線(主要駅)」
に分かれて掲載されています。

各駅停車の掲載がカットされているのは難点ですが、「大体こんな感じで走っている」というのが把握出来るのと、新宿~町田間のように通常各駅停車を利用する必要がない区間であれば、利用価値が結構あるかと思います。

本厚木~新松田間に関しては04年12月のダイヤ改正で昼の各停が急行に格上げされたため、この時刻表の利用価値が高まりましたが、朝夜に多く走る各停が掲載されていないので、その点はイマイチです
(急行が15分以上空くところは、「間に各停があるかも?」と当りをつけたりしてます)

しかし、観光沿線ガイドを名乗るだけあって、小田急線電車以外のバスなどの時刻表も結構載っていて、
小田急箱根高速バス(新宿箱根線のみ)全便・全停留所
箱根周辺の箱根登山バス
主に小田急沿線からの羽田・成田空港連絡バス
乗り換え各線の接続駅の時刻表(世田谷線山下駅や井の頭線下北沢・大雄山線小田原などなど、JR線や私鉄線)
主に観光場所へアクセスする路線バス時刻

なども載っていて、使い方によってはかなり便利です。

ただバス時刻などは一部データが古いようなのが難で、2月末で廃止(休止)された、本厚木~新横浜線の時刻表も載っています。
さらに小田急箱根高速バスの羽田線時刻が載っていないのは妙・・・。


という事で、便利に使える人を選びそうな時刻表ですが、安いのと持ち歩けるサイズなので、興味がある方には是非お勧めしたいところです。


実は先日、家の中で1987年の観光沿線時刻表を発見しました。



この当時は150円だったようです。
時刻表付沿線ガイドと題されていますが、この頃は「B5サイズの全列車全駅掲載の時刻表」は発売されておらず、駅でもらえる「その駅発のポケット時刻表」を除くと、一般に入手できる小田急線の時刻表としては貴重な存在だったそうです。

奥付によると87年夏号とのこと。



ロマンスカーページの一部分を拡大
列車名が、「さがみ3号」ではなく「第3さがみ」のようになっていますが、「あさぎり」だけは「あさぎり1号」のように今と一緒です。



左が最新の08年春号・右は87年のもの。
ロマンスカーページは横方向で見開き1ページを使用しているのは同じですが、主に夜のホームウェイが増えたため、今の方が本数が多いです。

急行のページを見ると、当時は相武台前停車の急行があったり、「大野~小田原間各停」という注釈のついた列車がやたら多かったり、さらには一頃の小田急の特徴的存在だった「土曜急行」の記載。(この頃は新宿→相模大野2本・小田原3本/相模大野→新宿5本)
江ノ島線の夏季臨時列車もあります

準急は新宿発着・千代田線直通とも別ページにまとめて掲載されていますが、いわゆるスキップ準急を示す記載はありません。

全体的に一昔前の「小田急線」が偲ばれる、今となっては貴重なものです。

また乗り換え他社線の時刻表も、登戸・南武線は川崎方面が日中毎時6~7本に対し立川方面は5~6本(1本は稲城長沼止)であったり、更に大雄山線が今のような均等12分間隔でなく、12~15分間隔だったり、見ているだけで面白いです。

貴重なので、出来れば時刻表関係のページだけでも、スキャナ読み取りでPDF化して公開したいところですが・・・。

ちなみに発行箇所は現在のものが、江東区大島の「アルファサービス」なる会社。87年のは、新宿区の「観光沿線」社になっています。

余談ですが、観光案内部分で、当時のものと同じ図版を使っていたりするのが面白いです。

08/4/20 20:00UP

コメント一覧

きよぴ
実は今でも、土休ダイヤでは本厚木から湯本を目指そうとすると、朝の何本かと夕方以降しか使えるのがないんですよね。
そういう意味では「第3さがみ」時代と本質はあまり変らないのかも。

SSEの運用で、「あさぎり1往復→あしがら1往復→あさぎり1往復」のような運用もあったそうですね。

私の覚えている頃だと「さがみ」はNSEでしたが、新型LSEはなかなか「さがみ」に入らず・・・HiSEが出た頃にようやくLSEさがみが・・・と、これまた本質は変らないですね。
VSEの本厚木停車はいつになるのか・・・・現行ダイヤベースなら、後1本増えれば実現するはずなんですが。

スキップ準急こそ土曜急行の愛称にピッタリのような・・・
さぁて午後は遊ぶぞ~みたいな
漣みさき
以前もかきましたが、第3さがみは沿線の命綱でしたよね。
沿線から観光で湯本を目指すとなると事実上使えるのがコレしかなった。
 
SSEばかりのさがみでNSEさがみは輝いていました。

しかしスキップ準急ってあらためて気にすると、えらい楽しそうな種別ですね。
 
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