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(新)八草きよぴ(kiyop)非公式モリゾー愛ブログだトン

06年7月大阪旅行その5(近鉄奈良線の旅)

<前回から続く>

あんまりベンチで休んでいても時間が勿体ないので移動することに。
今夜の宿は淀屋橋のホテルを予約しているので荷物を預けて身軽になる為にまずは地下鉄の御堂筋線に乗車します。


淀屋橋駅にて。大阪の地下鉄らしい?壮麗な構造のホームです。
初期開業区間の梅田・淀屋橋・心斎橋(本町は構造が違うのはなぜ?)はこの構造でしかも開業当初1両編成だった時から10両編成対応だった。というのは驚きます。

残念ながら混雑対策の為に中階が増設されていて、この壮大なアーチ構造が残っているのは10両分のホームのうち数両分なのは残念なところですが、増設された中階も元々の構造を生かすような造りになっているのは興味深いし設計時の先見の明を感じます。
先見の明とはいえ東京の銀座線の貧弱な設備と較べて、ここまでお金をかけられたのは東京は一私鉄だったのに対しこちらは公営交通だということと後発だからでしょうか?


中階からホームを撮影しました。
横浜のみなとみらい線の元町中華街を思い出しますが、こちらは架線がないのですっきりとしていますね。
非常口表示灯や案内掲示を天井から吊っているのは特徴的です。

ここで一旦駅構内のロッカーに荷物を預けて身軽になります。
宿泊先のホテルまで行けばチェックイン時刻前でも荷物を預かってくれるとは思いますが、なんか色々手続きが面倒に感じたのと駅から徒歩5分といえども、ヒールのあるサンダルを履いているのであまり歩くのは控えたいのです。

この時点で12時50分ごろ。昼食を食べたいところですが適当な店がないので再び御堂筋線に乗って梅田に。淀屋橋と梅田の一区間、歩くには少々あるとはえ200円払うのは割高感を感じますがここはフリーキップの威力。気兼ねなく乗ることが出来ます。

さて梅田についてJRの大阪駅あたりを適当な昼食場所をさがしつつウロウロとするのですが、慣れない場所ゆえに勝手も分らずぜんぜん見つからず・・・しかも寝不足で蒸し暑い上くてもうぐったりという感じ。しかもすれ違う他の人は全然暑そうにしていないので「暑いのは自分だけなのかぁ~・・・」と本気で納得いかない気分です。
以前なにかで「大阪は世界の主要都市の中で一番蒸し暑くて過ごしにくい」と読んだのを思い出します。夏の香港もここまで暑かったどうか・・・
服を売っている一角とはあって見た感じ結構安くて良さそうなのもあるものの、じっくり選ぶほどの元気もなしで残念な。

とりあえずカフェ兼パスタ屋のような店があったので入るとセルフサービス式で、「席の確保をしてから注文してください。貴重品には注意」みたいな事が書いてあって「おいおい。一人で来てる私はどうすればいいんじゃい」という感じ。
よく「貴重品に注意しましょう」とか言いますがそもそも、貴重じゃない盗られてもいい(=不要)なものを持ち歩いてる訳ないんだから矛盾と言うか逃げを感じますね。まぁ、敢えて貴重じゃないものといえば、ゴミ箱あったら捨てるつもりのゴミとか、無料でいくつでももらえるフリーペーパーとかですかね。

ともかく別の店を探すと立ち食いそば屋があったのでそこに入ることに。
本当は少し座ってゆっくりしたいのですが仕方がありません


確か350円~400円ぐらいの冷やしうどん。大阪らしい食べ物かな?
食べるとようやく元気になった感じが・・・。やはり大阪の暑さは大阪の食べ物を食べないと凌げないということでしょうか。以前に読んだ本で「その土地に慣れるには土地の食べ物を食べるのがよい」と書いてあったのを思い出します(少々大げさか・・?)

さて昼食も食べ終わったところで、私のサイトに参加して頂いている大阪在住の万博キング氏(以下キング氏と略)と合流します。

午後の予定ですが、これまた私のサイトに参加されているある方のお勧めでもある生駒のケーブルカーに乗りたいので、再び御堂筋線に乗車して近鉄難波に戻ります。


丁度快速急行が先発でしたがここは途中駅の様子や近鉄奈良線の特徴でもある勾配区間の様子を観察していきたいので次の区間準急に乗ることに。
区間準急というネーミングが小田急風味を感じると同時に全然早くない各停とほぼ一緒。という雰囲気も漂わしています。
さて先頭車両に乗車して線路の様子や配線などをみながら進みます。じっくりと様子を観察しながら乗るのは今回が初めてです。

区間準急といえども小田急の区間準急よりも快調に走りあっという間に東花園に。
ここから各駅停車ですがなんと先行の西大寺行普通を抜かすのはビックリ。抜かされる各駅停車の「チェッ、所詮は区間準急のくせに・・」というぼやきが聞こえてきそうです。


額田駅の先で発見した勾配標。35.7‰(約3.5%)
鉄道線路としては急勾配といえるレベルですし、電車じゃなかったら上るのに難儀しそうなレベルですが、周囲は住宅開発も進んでいて「勾配区間だ」と意識していなければここまでの勾配区間とわかるかどうか・・・
とはいえ(後述しますが)終戦直後、生駒トンネルでブレーキが故障した電車が止まれなくなり下り勾配でぐんぐん加速して最後先行の電車に衝突して大事故に。という話も読んだことがあるので、あるのでやはり大変な区間なのでしょう。

奈良線自体は数年以上前に快速急行で西大寺→鶴橋で乗ったことがありますが、この時はL/Cカーのクロス席に座って普通に乗るだけであまり詳しく見ていなかったのですが、偶然車窓にこの3?‰の勾配標を発見して驚いたのを覚えています。


石切駅にて。ここまで乗ってきた区間準急
ここで急行に抜かされるので乗り換えました。


石切駅を出るとすぐに(新)生駒トンネルです。3494Mもの長いトンネルですがこれを抜けると奈良県です。
このトンネルは奈良線の輸送力強化の為に1964年に開通。線路切り替えを行いそれ以前の旧トンネルは放棄(生駒方の一部分は1987年開業の東大阪線に流用)
という書物等で予備知識は得ているもの、当時とは様子がだいぶ変わっているようで旧線がどこから分かれていてどうつながっていたのかはよく分りませんでした。

<次回に続く>

06/12/12 1:25UP

コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

みさき
?1「けっ、いいよなぁ、おまえらばっかさぁ・・・有名で」
淀「まぁ、風格が違うってものよ」
心「まぁな、大丸があるかぎり安泰だな」
梅「なー♪」
元中「訳わかんねーよ、おめーら。歴史は浅くても俺っち有名だもんね。」
?1「なんで俺達だけ脚光を浴びないんだ?日本土木学会技術賞もとったのにさ。」
?2「そうだよなぁー。俺たちのドーム型屋根も美しいのになぁ・・・」
?1「ヤツらと違って相対式ホームなのがいけないのかなぁ・・」
 
 
さて、この二人は誰でしょう???
 
相対式でドーム型てのは
ヨーロッパぽくてよいと思うのは私だけかや??
 
きよぴ
{汗}詳しくありがとうございます~
このときのケースは少々イレギュラーだったんですね。

>追い抜かれた西大寺行き普通はこのあと瓢箪山・・・

ふむふむ。停車駅が同じでも到着時間はそれなりに違うんですね。
しかし、「西大寺行普通」が東花園で区間準急を退避しないで石切まで先行。「区間準急」が瓢箪山で急行・特急退避

ではなくあくまで区間準急が先行するのは、やはり区間準急といえども優等列車ということなのかな・{なんで}{汗}
DK-Kawachi
http://dkkawachi.blog58.fc2.com/
近鉄奈良線のデータイムのパターンだと・・・。

東花園で区間準急と東花園止め(または始発)が接続。
石切で区間準急が快速急行に追い抜かれるか、西大寺行き普通と急行が接続がデフォルトなのです。

ただ、13時ごろから奈良行きの特急が毎時1本設定されていることから、その影響による東花園以東の各駅の間隔のバラツキを出来るだけ押さえるために、東花園の西大寺行き普通と同じく行先の区間準急の接続という奇妙な光景が見られるわけです。

ちなみに、追い抜かれた西大寺行き普通はこのあと瓢箪山で急行と特急にも抜かれますので瓢箪山から先は区間準急との間隔を適度なものにしています。

気になったので手元にある時刻表で調べて見ました。
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