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ブラステルのコーリングカード発信で携帯料金を節約(その2)

前回から続く

さて、前回に引き続きブラステルの格安通話サービスを紹介します。
前回はスマートフォンに050IPフォンの通話アプリを設定・登録してIP電話(インターネット電話)で格安通話する方法を書きました。

今回はIP電話ではなく通常の(携帯)電話回線を利用して通常の携帯料金よりも安く利用する方法です。
発信電話番号が新たに取得した050番号ではなく(一応)普段使っている電話番号が通知されること。またネット回線の品質に依存するIPフォンよりも音質よく利用の幅は広いです。

電話をかける際もアプリの設定などは不要なのでIPフォンよりも使いやすく、ガラケータイプの携帯電話機でも使えるのも特徴です。


まずは最初に肝心の料金を見てみると・・

左側が前回紹介した050IPフォン
右側が今回紹介する0091発信の料金



月額料金の類は不要。
一度チャージすれば最低でも1年に1回は発信もしくはチャージすれば有効期限は延長されます。
国内通話では1分20円(6秒2円)なのが特徴。
ブラステルサイトで料金を確認する際は、「左側メニュー>国際電話>料金表」から。国内通話の際は、発信元・発信先共に「Japan」を選択。

概ね、050IPフォンよりも高いけど、携帯電話からの普通に電話をする際の通話料金よりも安い。
という感じカナ??と。

普段の使っている携帯電話の料金プランによりますが、
ドコモ・auのSSプラン・SBMのホワイトプランやLTEプランで多い1分42円(30秒21円)に較べると半額。
重要なのが「6秒課金」な点、20秒や40秒程度の通話で30秒・60秒分の通話料金を徴収されてしまう携帯会社のプランに較べると、無駄に徴収される金額が少ないのも特徴です。

携帯電話の料金を安く抑える為にはまず「いま自分がどういうプランを使っているのか」「通話料はいくらなのか?」「無料通話付プランなら使い切ってるのか余っているのか」
などをしっかり把握するのが携帯電話料金節約の第一歩です。


この方法での利用方法の手順
前回紹介した「ブラステルカード」を用意して金額をコンビニで現金・もしくはクレジットカードにチャージ。(ここは前回の記事を参照)

前回紹介したブラステルIPフォンを既に使っている人は、同じカード番号・チャージで利用できます。(IPフォンアプリを設定したのとは別の端末でもOK)


発信者番号の登録
まず発信元になる自分の電話番号を登録します。
登録なしでも利用できるものの、毎回カード番号の入力が必要になります。また携帯の他に固定電話の番号も登録できます。登録は電話機もしくはweb好きな方で・・

A)電話機からの登録
00912020+電話したい相手先の電話番号を入力
音声案内に従いガイダンス言語を選択(日本語は3#)
ブラステルカード裏面の12桁のカード番号(アクセスコード)を入力+***#を入力

B)web上での登録
マイページ→各種設定→「発信者番号・ガイダンス言語」にて入力。

一度登録すれば「00912020+相手先電話番号」で発信すればブラステル経由になり、カード番号の入力等は不要です。

発信者番号の登録は複数の番号を登録できますが、自分以外の人が使う電話(会社の電話とか)を登録すると他の人に自分のチャージを使われてしまう可能性があるので要注意。
このような場合での利用方法(登録せず都度カード番号入力する仕方)や、またNTT以外の固定電話からの利用方法の詳細など、ブラスサイトに掲載されているので、必要ならば詳細の確認をお勧めします。


相手への番号通知
相手先に通知される電話番号は
頭に81(日本の国際電話国番号)が付いた番号で通知。。
要するに端末上では「日本から」国際電話がかかってきたような挙動になります。

例えば携帯番号が「090 4444 1417」なら「81 090 4444 1417」で通知されます。

アドレス帳に「090 4444 1417」で登録している場合に名前が表示されるかどうかは、手持ちの端末や友達にかけて試してみましたがケースバイケースのよう。
携帯やスマホにかけた場合は名前が出ることが多い感触ですが・・・アドレス帳に登録されていない相手端末で「81 090・・・」の方が表示されるか「090・・・」で表示されるかも相手側の機種や端末次第のよう。
場合によっては「表示圏外」で表示される事もあるみたいですね。

この辺りは親しい相手や「知らない番号からの着信は出ない」という相手には事前に趣旨を説明して確認してもらうなどした方がいいかもですね。


実際に友達の携帯電話にかけてみると・・

これまた前回050IPフォンの実験の際にかけた友達に電話してみます。
050IPフォンに較べると音質もよく、ほぼ普通に電話をかけた際と同じように通話できました
ただ時々一瞬無音(ブツブツ切れる感に)なったり、たまに微妙に声が遅れるようなことも。
発信者番号通知が「日本からの国際電話」のような挙動になる点からして、一度海外の何処かの国(米国か?)に送って、そこから日本に戻していると思うので、その分の時間差などがあるのかもですね。

とはいえIPフォンよりも明らかに話しやすいので、親しい相手との長電話などにも耐えうる品質かなとは思います。
今は同じ携帯会社同士なら通話定額や家族間無料などあるので、親しい相手との長電話はそういうのを利用することが多いと思いますが、「お互いの携帯会社が違う」とか「通話定額にならない相手とたまたま長電話をする」ことになった、という場合の為に、前回紹介したIPフォン共々に次善の策として覚えておいて損はないと思います。

またお店や事務所などへのちょっとした連絡や問い合わせなどには十分問題なく使えると思います。

それにしても、国内で100kmも離れていない友達への通話で、音声が一度何処かの海外にいって、そこから戻ってくるというのは凄いというか本当にグローバルですね
地球規模というか、もしや衛星を使っているかもなので宇宙規模

発信すると、ガイダンスで通話可能時間が案内→たまにCM→その後に接続で、遠回りする分相手先を呼ぶまで多少時間はかかっているよう。



毎回電話をする際に頭に00912020を付けるのが大変

事前によく電話する相手には、アドレス帳に通常の番号に加えて00912020付の番号の方も登録しておくのも手ですが・・・。
スマートフォンの場合、前回の050IPフォンで紹介したアプリ(Cloud softphone)を入れていれば、下部の黄色の「mobile 0091」ボタンから発信すればOK

普通の携帯電話機の場合は、例えば私の通話用のau携帯電話では



「メニュー→機能→ユーザー補助→番号付加設定→プレフィックス設定→」
で事前に「ブラステル発信:00912020」のように設定。



電話をかける際は(アドレス帳・手打ち共に)
「番号入力もしくはアドレス帳から選択→発信→特番付加→プレフィックス付加→ブラステル発信」
で自動で頭に「00912020」を付けて電話をかけてくれます。



画面写真は2011年1月発売のauのK007
2013年9月発売のauのGRATINAでも同じような機能があるので、近年のガラケータイプの携帯電話ならば、似たような機能があるかもなので一度、確認してみる事をお勧めです。

スマートフォンに関しては手持ちの端末(iphone・android・BlackBerry)で確認してみましたが、このような設定項目は発見できず。
機種によっては・・・また「Cloud softphone」アプリもしくは他のアプリで対応できる可能性もあるので、こちらは今後の調査課題ですね。


ということで、通常の携帯回線を利用してブラステル経由で発信して通話料金を安く抑える方法でした。
私は通話用のガラケーの他に手持ちのスマートフォンの回線も全部発信者登録しておいて、どの番号からも使えるようにしようカナ?と。
複数台を発信者登録した場合、同時に別々の端末から発信するのは不可能です。まぁ1人で何台も携帯電話を持っていても一度に使えるのは1台ですが、友達にちょっと貸した場合などは注意かも。


裏技としてはフリーダイアル番号へは無料(チャージなし)で発信出来るタイプのプリペイド回線で使って有効に活用する方法もありますね。


******************

今回紹介した、通常の電話回線から、一度アクセス番号にダイヤルして・・の割安な電話のかけ方。
一見目新しそうですが、格安国際電話の世界では「コーリングカード」などと呼ばれ私が知る限り15年以上前から一般的でした。

フリーダイヤル(今回は0091-20・・)もしくは通常の固定電話のアクセス番号(主に東京03)に発信
ガイダンスに従って、カード番号や暗証番号、(国際電話の場合は+国番号)相手先電話番号を入力。
少し待って相手先に接続されるというシステム

通常の国際電話に較べて一手間かかる代わりに、相手先によるもののこれだけで半額やそれ以上に安くかけられるので、海外によく電話する人には役立つサービス。
またサービス提供会社によるものの、日本から海外の他に海外現地から日本や第3国への国際通話も格安で通話できるので、海外に知人友人がいる以外に海外旅行に行く人にも便利です。

私も海外で現地プリペイドSIMの携帯電話を使うようになる前の旅行では事前に国内で「KDD」などのコーリングカードを買って、現地から日本への国際電話などで活用したものです。


このシステムは最初に電話をかけるアクセス番号から先の部分を、コーリングカード会社が大口契約している海外の回線卸会社の格安国際海底ケーブルなどを利用することで成立っているサービス。

ブラステルはこのシステムで日本国内同士の通話でも割安な通話サービスを提供しているわけですが、音声データを「日本国内→海外のどこか→日本」と遠回りさせているのにも関わらず、普通に携帯電話で発信するよりも安い。
しかも日本の国内通話と米国や香港宛でも通話料金が殆ど同じ。というのは・・・やっぱり日本の携帯会社の通話料(接続料)のボッタくりぶりは目に余りますね。


今回紹介したブラステル社のサービスを使うのに必須な「ブラステルカード」はもちろん、コーリングカードのサービスは、カードそのものよりも、カード裏面に記載されている「カード番号や暗証番号(PINコード)」に意味があります。
なのでカードの紛失・番号の盗用には要注意。番号をどこかにメモっておいて、カード自体は現金チャージをするとき以外は家などで大事に保管しておくのも手かもですね。


ということで、前回の記事と今回で2種類の「携帯電話の通話料」を安く抑える方法を紹介しました。
携帯電話から普通に電話をかける方法も含めて、それぞれ長所・短所があります。

消費増税で実質的に物価が上がる中で、それぞれの長所短所と料金などを比較しながら、自分にあった方法をうまく使って「自分なりの適正な携帯料金の支出」をしていきたいものですね。


ブラステル社のオフィシャルサイト
http://www.brastel.com/Pages/jpn/home/

ブラステル社サイトの今回紹介したタイプの利用方法案内
http://www.brastel.com/Pages/jpn/garake/

ガラケーと書いてありますが、スマホでも一緒です。


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2014/3/30 1:15(JST)
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