この時は外観の見学でしたが、ようやく乗車することができました。
見学した際の説明では「(2006年)秋頃には営業運転をしたい」
という話でしたが、それから少し遅れて2007年3月待望の営業運転開始。しかし数日走っただけで中止。
その後、改修の為に製造メーカーに戻されるなど紆余曲折があったものの、2008年12月23日(火曜・天皇誕生日)に、1年9ヶ月ぶりに営業運転が再開されました。
営業運転再開初日の23日、東京駅から乗車して蘇我まで往復してきました。
最初の営業運転の際は乗車・目撃ともにしていないので、京葉電車区での見学から実に2年8ヶ月ぶりの再会です。
この日、実は他の用事で都心に出たので、そのついでに・・という感じ。
「12月23日に営業運転再開」という情報は事前に知っていたのですが、当日はすっかり忘れていました。
家を出る前、「小田急経由で行くか」それとも「18きっぷを使いJRで行くか・・・」と迷ったのですが、18きっぷを温存しすぎて結局余らす・・という嫌な展開になるのを恐れたのと、都心で何箇所か回る予定だったので18きっぷで行く事に・・・。
東海道線に乗っている途中で「今日はE331系運転再開日だ」と思い出したのでした。
18きっぷじゃなかったら、思い出しても「また今度でいいや」と思って結局行かなかったような気が・・

乗車した列車は、
東京15:46→蘇我16:28(1595A)
蘇我16:42→東京17:26(1694A)
ともに快速です。

東京駅にて。ホームの可変電光掲示板
「14両」と案内されています。
14両編成なのは紛れもない事実ですが、1両の長さが短いので14両といっても一般の車両の10両編成と同じ長さ。
最大10両編成(一般車両で)の京葉線内では、大きな混乱はないかもしれませんが、将来最大15両編成の走る内房・外房線で運用された場合、また現時点でも蘇我駅では混乱や戸惑う人がでる可能性もあります。

ホームの「14両編成3ドア」の表記

蘇我駅にて。14号車先頭部

ドア上のLCD表示機
中央線などのE223系と同じように片方は広告。片方は各種案内が表示されています。
広告の方は「おいでよ房総!春さきどり」の案内が、動画ではなく静止画が紙芝居のような感じで表示されていました。
車内放送は自動放送でした。

停車駅到着前に表示される階段位置などの案内画面。
特筆するべき点は実車に合わせて、1・7・8・14号車は他の車両より長めに描かれています。
ちなみに「2007年3月現在」とのこと

先頭車(14号車)の車内
両先頭車ともに運転台よりに左右1ボックスずつ4人ボックス席が設置されています。
ただしロングシート状態にも転換可能なタイプのため、座面は見るからに薄そうで、2人がけロング席も含め座り心地はあまりよくなさそうです。
運転室前に乗っている人が多かったですが、珍しくもありE331系最大の特徴でもある連接車。
連結面近くに乗ればいいのに・・。と余計お世話ながらに思います。
もっとも私は運転席を見ていないので、もしかしたら運転台にも珍しい装備などがあるのかもしれませんが・・。

中間車両の車内
長さを除けば雰囲気的にはE233系と大差は感じませんが・・・

連接部分の連結面。
通常タイプの車両より車両同士の間隔は短いはずですが、見た感じではよく分からないです。
長さを測ってみれば良かったのですが、残念なことにメジャーなど測る道具を持っていなかったので無理


通常タイプの連結部分となっている、8号車の7号車側

車内に掲出している「消毒済票」
1回目が19年3月16日
2回目が20年12月21日
実際乗車した感想ですが、往復ともに連結面近くに乗車しましたが、「揺れが少ない」といえばそんな気もしましたが、普段京葉線にはあまり乗らないこともあり目立った違いは感じませんでした。
同道者によれば、7・8号車の通常の連結部分は揺れが大きかった。
という話だったので、やはり揺れは少ないのかもですね。
という事で、「JRの営業車両としては唯一の連接車」であるE331系
今後の増備予定など詳細は今時点では全く不明です。
また現時点は土休日のみの限られた運転ですが、今後の活躍に期待したいと思います。
私はE331系にはとても感謝していますので

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今回はE331系営業運転再開を記念して


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E331系を見学してきました
08/12/28 2:48UP