「08年東名集中工事（4年？ぶりに左ルート閉鎖） 」
の記事で紹介した、東名高速集中工事期間中の珍しい体験。
集中工事後半戦の今週20～24日
今度は大井松田IC～御殿場IC間にて、「上り線閉鎖・下り右ルートを上り線として使用」というパターンが実行されています。
（正確には20日朝9時～24日朝6時）
前回の記事で下り右ルート上にある仮設バス停を紹介しましたが、今回は上り方向。ここを使う事は出来ません。
その為、途中の東名小山・東名山北・東名松田のバス停に停車する高速バスは、特別に閉鎖中のはずの上り線を走行します。
さて後半戦2日目の21日火曜日
「工事閉鎖中の高速道路を走る高速バス」を体験すべく、東名山北バス停（上り）に向かいます。
本当は御殿場から乗りたいところですが、時間的な都合と交通費節約の都合で、山北からでお茶を濁します。
ここ4年ほど集中工事の後半戦でこのパターンが行われているのですが、実際に体験するのは今回が初めてです。
予定時刻の10分ほど前にバス停に到着してバスを待ちます。
普段はびゅんびゅんと車が通り過ぎる上り線本線ですが、閉鎖中のため車の姿はなく静かなものです。
「バスは閉鎖中の上り線を走行する」という事を事前に知らないと「本当にバスが来るのか」と不安になりそうですね。
こう空いていれば、待ち時間に車のいない本線上に出て写真を撮ったり出来るかも・・・という気もしますが、それは早計。危険な行為といえます。
時折赤色の回転灯をつけたダンプカーが通り過ぎます。
速度規制は厳守されているようで、高速道路にしてはゆっくり目なスピードです。
単独1台で走っているものもあれば、2～3台で隊列を組んで走ってるものも。
工事車両の通過は結構あるようで、私がバス停にいた20分ほどの間に十数台は見かけました。
一般車の姿が全くない中、時折通過するダンプカー。まるで貨物列車の通過を見ているかのようです。
話に聞く、山口県の宇部興産の専用道はこんな雰囲気なのでしょうか？
予定時刻より12分ほど遅れて、予定の高速バスがやって来ました。
小田急箱根高速バスの新宿駅行きです。
なんと青色の回転灯をつけた先導車がいます。
先導車の後をゆっくりと進みます。
先導車は常にハザードランプを点滅されています。
正確な速度は分かりませんが、かなりゆっくり。時速40～50キロぐらい？？？で走ります。
中央の車線のアスファルトが剥されている為、走っている左車線の幅員が狭いです。
路肩も使ってようやく幅を確保しているような感じ。
舗装が剥された車線を横目に普段よりだいぶゆっくり目に進みます。
折角の貴重な光景なので動画でも紹介します。
http://kiyop.com/blogdata/1059-tomeikouji.mp4（mp4（quicktime）形式 約30秒 1.31M）
「6」や「8」といった数字の大きな看板が立っているのを発見。
何を意味しているのでしょうか？
東名松田バス停を出て少ししたところで、先導車が脇によけて待避。
右側には上り方面へ向かう一般車の流れが見えてきつつ、川音側を越える橋の上で合流します。
6～7分の間の短い体験でしたが、期待にたがわない珍しい光景に遭遇する事が出来ました。
ちなみに東名集中工事期間中はJRのハィウェイバスは、大幅に運休した特別ダイヤで運行されています。
小田急箱根高速バスの便に関しては、羽田空港発着便も含めて通常通りのダイヤで運行されているようですが、慢性的に遅延が発生しているようなので、注意が必要です。
という事で前回の記事に引き続き、東名集中工事の裏側でした。
普段何気なく通過している高速道路の裏側のメンテナンス工事の一面を見ることが出来ました。
高速上の途中バス停は普段から利用客がそう多いわけではありません。
また集中工事期間中はダイヤの乱れが予想される為に、普段よりも利用者が少ないでしょう。
その中で特別な対応を行い、運行を確保しているバス会社と（株）中日本道路社には敬意を評します。
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08年東名集中工事（4年？ぶりに左ルート閉鎖） 08/10/23 22：56UP
