さて3分遅れで水上に到着です。
ここで越後湯沢方面の長岡行に乗り換えです
乗り換え時間は3分しかありませんが、車内の放送では「長岡行きはこの電車からの乗換えを待って発車するので・・・」というような案内があります。
到着してドアが開くと、押すな押すなの大混雑で、荷物を持ちながらなのでドアの前から外に出るのが一苦労という感じ。しかも車両とホームの間には隙間があるので危ない・・。
さらに前方の跨線橋に向けて狭いホーム埋め尽くす大移動。
更に狭い跨線橋を通り隣の1番線に・・・。
という感じで、人ごみのなかをようやく115系3両の長岡行に乗り換え。
先頭車両のボックス席の通路側に空席を見つけて座れます。
ホームでは放送で
「まだ大勢の人が階段を上っています」
「最後の人が階段を上りました」
「足の悪い方が跨線橋にいます」
と乗り換え状況を実況中。
ちなみに普通列車の場合、基本的に水上で高崎方面からの列車と新潟方面からの列車が双方向に折り返すので必ず乗り換えになります。
東北線の黒磯(上野からの距離も同じぐらいの約160キロ)と似ていますが、黒磯は直流と交流の切替点という一応の理由があるのに較べ、こちらはなんで水上なのか謎な面も・・。
高崎からの列車は越後湯沢辺りまで直通しても・・・と思いますが、客車列車時代は水上は上越越えの機関車の基地だったそうなので、その頃の名残かも?
立川や八王子でも信州色の115系に乗れることに較べると対照的ですね。
さて、結局のところ約4分遅れで水上を発車。
115系4両から3両への乗換えなので、座れない人も結構います。
しばらく走りトンネルに入ってすぐに湯檜曽駅に到着。
去年乗った上り線はループ線がある開業当初から線路・清水トンネル経由ですが、今回の下り線は後年に完成した新清水トンネルを経由します。
湯檜曽を出て少ししたところで車掌さんが回ってきて車内検札が。
18きっぷで乗っている人がほとんどなので見るだけ・・・かと思いきや、スイカで乗り越している人が結構いて時間がかかっているよう。
先頭部から初めてボックス席の部分まで来る前に時間切れで検札は中断。
というところで次の土合駅に到着。
下り(新潟方面)の土合駅は新清水トンネル内の地下深くにあり地上までは400段以上の階段を上り・・と有名な駅です。
見た感じ、防雪シェルターの中にある奥羽線の峠駅(今の駅)に似てる雰囲気のような・・・。ただこっちの方が暗いです。
土合を出てようやく私のところに検札が回ってきました。
新清水トンネルを15分ほどかけて走りようやく外に。水上近くの群馬県に比べ明らかに雪が深いのが分かります。
旧型客車を並べているスキー場などを眺めて越後湯沢に到着です。
水上を結構な混雑で出たものの、次の湯檜曽や更に土合も含め各駅で少しずつ降りる人がいて、徐々に空いてきたものの、ここで多くの人が下車。
すっかり車内は閑散とした雰囲気になります。
私は更に20分ほど乗って六日町に向かいます。

写真上・六日町駅に停車中の水上から乗ってきた長岡行
写真下・隣のホームに停車していた、除雪車両のようなもの。側面には「東鉄工業」の社名入り。
ちなみに反対側はロータリーになっていました。

ホーム中央からは水が出ていました。
プールか何かのよう・・・ですが、冷たそう(><)

ここで北越急行・ほくほく線に乗り換えです。
(この写真は十日町駅で撮影)
正面の窓に金網のようなものがついているので、いかつい感じがしますね
「オレはその辺の軟弱な電車とは違うんだぜ」と言っているかのような・・・。
金網はトンネルの出入口などでツララに当ってガラスが割れる事故を防止する為だとか・・。

車内は今風の新型車。という雰囲気ですが、209系などとは違う方向のコストダウンの跡も感じるような・・・。
飯山線に乗るには先ほどの長岡行に越後川口まで乗って、そこで乗り換える事ができますが、それだと乗継が悪く長野に着くのもだいぶ遅くなってしまうので、十日町までほくほく線に乗って時間を稼ぐのです。
ちなみにほくほく線自体は以前に直江津→越後湯沢で暗くなってから特急で乗ったことがありましたが、速度を出しているのは分かったもの、外も見えずよく分からない状態でした。
さて発車すると、一挙に加速して軽やかに走ります。
160キロで走る特急列車から逃げ切る為に高性能な電車を投入しているそうで、今まで乗ってきた電車に較べ明らかに早いです。
さきほどまでのノンビリとした走りとは比較になりません。
まさに新時代の明るいローカル線という雰囲気ですが、ほくほく線自体は将来の北陸新幹線の延伸で、東京~金沢・富山が新幹線で結ばれると、現状北陸連絡を担い稼ぎ頭の特急「はくたか」号の役目は消え、廃止になることが濃厚であるなど、決して前途は明るくないのが気がかりです。
ほくほく線といえば、トンネル内の信号所に停車して行き違いや特急の通過待ちをする。という話で、是非体験してみたいものですが、残念ながら私の乗る列車は信号所での停車はなし。
途中にはまたまたトンネル内駅の美佐島駅に停車。
通過列車の風圧を防ぐ為に列車到着までホームには入れず待合室で待機するという、ホームドアならぬ待合室ドアな駅と聞きますが、車内から見ている確かにその通りなようで列車が停車してから乗車するお客さんがホームに出て乗車位置まで歩いて乗っていました。
それにしてもさっきの土合駅といいホームが暗いです。列車の発着時ぐらい普通の地下鉄駅みたいに、照明を明るくすればいいのに・・と思います。
新座じゃなくて「しんざ」駅を出て街中な景色の中を高架線で走り十日町駅に到着。
ここで下車します。

次に乗る長野方面の飯山線まで30分ほどあるので、駅中の立食そば店で昼食を・・。
てんぶらそばで380円ぐらい。
かき揚げには舞茸が入っていました。CM等で聞く「雪国まいたけ」のイメージで、さすが雪国のかき揚げ・・・・と思ってしまいますが、マイタケ自体は「丹沢まいたけ」として、丹沢湖(山北町)の名産でもあるんですよね

ちなみに家庭用ぽいテーブルが置かれていて、座っても食べれるようになっていました。

十日町の駅前
歩道に屋根がかかっているのが雪の多い地域の雰囲気というか、豪雪地帯独特な構造だと学校で習ったような・・・。
この辺りは日本でも有数な豪雪地帯なんだそうで。
<次回に続く>
09/2/7 0:40UP