goo blog サービス終了のお知らせ 

(新)八草きよぴ(kiyop)非公式モリゾー愛ブログだトン

2017年9月香港の旅(その18・トラム調査とミッドレベルエスカレーター)

前回から続く

さてマカオに行くことを諦めて時間が出来たところで・・・、この機会に香港島トラムの運行状況調査をしようと思います。香港島トラムはひっきりなしにやってきて2台・3台の続行運転も当たり前。なのも名物の一つ。
といっても実際にはどのくらいの本数や間隔で運転されているのか??昨日見た感じでは特に堅尼地城方面は以前に較べてだいぶ本数が減便されているように見えます。

香港島トラムの路線として西側から
堅尼地城~屈地街車廠・石塘咀~上環~(中環)~跑馬地<支線>~銅鑼湾~北角~西湾河車廠~筲箕湾
のような駅配置になっていて、恒常的に折返しに使われる駅には折返しループ線が設置されています(他に数か所に非常用片渡線があり)
ここ上環は路線内でも随一のターミナル。両方向に折返しできる配線になっている上に、西行ホームに隣接して折返し東行専用のホームも設置されています。



今回、上環ターミナルの一つ中環よりの「21E・禧利街」の停留所で1時間運行状況を調査してみるとします。香港の随一のオフィス街・中環を含むこの区間、一番本数が多い場所のはず。

接近情報はスマートフォンアプリやWebで接近情報も見れますが、100%信用できるのかわからない(昨日、18分待ちのところが0分で来たり)なのと、やはり実物を前にすると写真も撮れたり迫力を感じて楽しいですね。
ここで、東行・西行それぞれの来た電車の時刻・番号と行先をノートに控えていきます。



CIのようなものをおこなったようで、チンチン電車ならぬDINGDING電車をアピール



2階建てバスを先頭にトラムの続行運転。バスの方が早いので電車の邪魔にはならない感ですね。

こちらでは自動車の軌道敷内進入禁止にはなっていないものの電車の運行が意外にスムーズに感じるのは、マイカー保有規制が厳しくて、バス・タクシー・トラックなど商用車以外の一般車が日本に較べて非常に少ないのが理由にあるのかな??と思います。
日本ではサンデードライバーという揶揄言葉ありますが、香港では一日中運転してるプロドライバーの比率が非常に高そうというか・・・。

意外なのはミニバスを全然見かけないことですね。通り道が違うのかもですが、聞くところによれば香港島トラムに並行していた西環~銅鑼湾~筲箕湾の赤ミニバスが廃止されたという話が。以前にも「赤ミニバスは既得権益的要素で運行されている部分が多く、香港政府はよく思っていない」という話なども聞きましたが、赤ミニバスは香港の景色を彩るアグレッシブな乗り物なので寂しさが・・・。



ホームに入るのは3両がギリギリのよう。4台続行になると最後の1両はホームからはみ出てしまい西行の線路がよく見えなくて運行調査には至難が・・

乗車率は車両によってバラバラ。2階席が満席近い乗車率になっている車両もあればガラガラの車両もあり。東行は運転間隔が開いた後にくる車両は乗客が多めですが、西行は車両によりけり。といった感じですね。
2台・3台続行で来る車両も途中の駅停車、信号待ちなどで前車と離されたりくっついたり・・・

北角行きが2台続行で来たり運転整理がどうなっているのかは正直よくわからない感が・・・。
銅鑼湾行きをあまり見かけない感がしますね。

こういった調査や撮影を長時間していると怒られたりしそうな気がして・・。といっても香港名物にもなっている2階建てトラム。撮影する人は珍しくないのか、翌日のLRT撮影などに較べても不審がられている感はなかったですね。

日本と同じ感覚で撮影できますが、特に一眼など豪華な機材を使う際は盗難などには注意。また過密都市ゆえ歩道は人通りが多いので場所取りには注意した方がいいかと思います。

16時14分に観光用のオープントップトラムが中環方面からやってきます。
Webで見たら上環16時25分発の便があるようで・・・。乗りたいけど、60分調査するなら+10分の70分として平均を取りたいところで。16時25分発はちょっと厳しい。10分早く始めてればよかった



見てると上環の折返し線に入ったと思ったら一度バックして引き上げに入って待機。ポール集電の電車がバックするなんて・・・近くで見てれば面白そうなんだけど
20分過ぎに上環始発ホームに入って、少し遅れて発車していき一回りして方向を変えて私が見ている前を通過・・・。

観光用オープントップトラムは日中に1日3往復、上環~銅鑼湾間をハッピーバレー経由で片道1時間のコースで運行。95HKドル(約1430円)かかるものの、音声ガイドで日本語の案内も聞けるそうで。
あと15分ぐらい早めに調査を始めてればよかった



昨日乗った120号車は今日は貸切運行にはいっているよう。


ということで15時20分~16時30分まで70分間調査したわけですが、本数が多いように見えて5~6分間隔が開くところがあったのが改めて意外感がありますね。中環近辺で5分待ちとなると結構待たされる感がありそう・・・。
全体の本数としては東行は70分で41台、西行は37台でした。

西行は屈地街車庫行きが結構あったような感ですね。バス会社の運転手募集サイトを見ると、15時台頃が一つの早番と遅番の交代時間になっているようなので、ちょうどこの16時前後の時間は運転手の交代時間なのかも??

堅尼地城行きは平均すると7~8分に1本ですが、実際には20分近く間隔があくタイミングがあったり、ちょっといま一つ。香港島トラムの利便性が「またずにすぐ乗れる。都市内横移動エレベーター需要」にあると思うので、この運転間隔はちょっとまずそう。やはり以前に較べて堅尼地城方面は減便されてそうで・・
調査結果の詳細は他で紹介します。

ちなみに以前には堅尼地城~上環の折返し運転を見たことがありましたが、現在では運転されているのでしょうかね?見た感じ運転されてる様子はなかったですが・・

さて70分間の調査を完了。やってみると意外にあっという間なので90分やっても良かったかもだんだんキリがなくなりそう・・・。

禧利街からトラムに乗って次はミッドレベルエスカレーターに行ってみるとします。
googlemapの位置情報で下車地を見つつ、2つ目の租庇利街で下車。500mですが乗ってしまえば歩くよりも早くて楽なので香港は交通が便利なので歩く気がしないです



これがミッドレベルエスカレーターの入口のビル。これはこれでなかなかの迫力が・・・
ミッドレベルエスカレーターは・中央に山がある香港島の繁華街は島の外縁(ビクトリア湾側)に発展した街。内陸に行くにつれてどんどん山になっていくのですが、その内陸部住民の移動の足として作られたエスカレーター+動く歩道。
なんでも「恋する惑星」という映画で有名になったそうで、98年に初めて香港に行った時からガイドブックなどで存在は知ってましたが、実のところ来たのは初めてで・・



これが入口。映画で話題になったとかというお洒落そうな雰囲気とはだいぶ違いますが・・・階段の踊り場にホームレスがマットレスを置いて寝床にしていたり、夜なら通りたくない雰囲気でしたね



ゆるやかな上り坂の動く歩道と連絡歩道が併設されているような構造で、エスカレーター類は朝は通勤客の便を図って下り。それ以外は上り運行になっているそう。



横浜の動く歩道のように一定区間ごとに乗り継いでいくシステム
メンテナンス中で利用できない動く歩道の区間も・・・



旧中区警察署とビクトリア監獄

この辺りで今回の旅行で数少ない日本人観光客な家族ずれ風な人達に遭遇。
ここで「来港歴6回目の私が案内をしてしんぜ・・・」とやりたくなりますが、大体こういう時想定外の質問をされて恥をかくのがあるあるパターンなので止めておきます



途中で「港鉄特恵站」を発見。これまた話に聞いていたものの実物は初めて。
ここでICカード(オクトパス)をタッチして、同日中に香港駅か中環駅からMTRに乗車すると1~2HKドル(15~30円・ここはどっちだったかな??)割引になる。というもの。
駅から少し離れた(徒歩10分弱とか)ショッピングモールの中とかによくあるそう。路線バスとの競合対策で設置されているそうで・・。
日本のように「駅まで10分歩いて電車に乗る」というスタイルが一般的でない、交通が発達した香港ならでは??なマシンですね。

私もタッチしてみましたが、香港駅や中環駅からMTRに乗らなかったので意味がないですね



先の方に進むと通路も細くなり動く歩道からエスカレーターに。
道沿いにはお洒落そうなオープンテラスなカフェとかバーのようなお店があったりで「この辺りがガイドブックでよく見るSOHOエリアなのか」といった感で・・・。
私がイメージする香港の街とはちょっと違うお洒落な雰囲気な街になってますね。



段々と先に進むにつれて上りの傾斜が付いてきて、香港島が島の外縁~中腹に発展した街というのがよくわかりますね。都市構造に興味がある人には一見の価値があるかも??

このミッドレベルエスカレーターの辺りではマンションなど不動産屋のチラシを配ってる人が結構多かったですね。香港では家を探している人はこの辺りに来る習性があるのか、この辺りは空き家がおおいのか??



古着の回収ボックスも発見



そして終点に到着途中で写真を撮りながら来たといえここまで20分強。意外に乗り出があります。
この距離片方向しかエスカレーターがないのは厳しそう・・・。

帰りはこの距離を歩いて帰るのは大変・・・まぁ香港のことだから都合よくミニバスがあったり・・・・
と思ったら目の前にミニバスバス停を発見



ミニバスのバス停は2つあって、香港駅行きと西営盤行きの2路線。
バス停名は、干徳道行人電梯、ミニバス番号は3/3A/45A/45S

丁度お腹が空いてきたので何か食べたいところ(考えてみると朝食以降何も食べてないぞ??)
香港駅周辺は安い食堂とかなさそうなので下町の西営盤行きに乗るとします。

ミッドレベルエスカレーターで終点まで来た人にはこのミニバスを是非お勧めですね。
ガイドブックなどでもミッドレベルエスカレーター自体は紹介されていてもミニバスに関しては言及されていたいので・・・。帰りはバスで楽々戻りましょう
気合がある人はピークトラムのマクドネルロード駅まで歩く手もありそう・・地図で見る感じでは
ミニバスのバス停はやはり旅行者にはあるとありがたい??



カーブに坂道な山道をかっ飛ばして15分ぐらいでMTR西営盤駅近くに到着

次回に続く

【PR】楽天市場で「香港トラム」を検索

2017/11/27 5:00(JST)
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「香港・シンガポール(旅行)関連の話(hongkong/singapore)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事